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気になる病気・症状

慢性感染症とは

○ 慢性感染症とは

いわゆる感染症というと、はしか、風疹、水ぼうそう、インフルエンザ、赤痢、コレラ、腸チフス…などなど。ざっと上がるものは発病や進行が急であり、数日から長くても数週間単位の病気がほとんどです。これらを、急性感染症といいます。

 

一方、感染から発病までが長かったり、発病後も症状の発現や経過に長い日数を必要とする感染症を、慢性感染症といいます。

 

明確に定義することは難しく、発症後の経過が緩やかな肺結核症、感染から発症までの潜伏期が長いエイズ、キャリアや発症の区別がつきにくいHBウイルスなども含まれます。

 

また、慢性気管支炎や汎発性細気管支炎のように、常に気道感染症を繰り返すような病気も含みます。

 

○ 慢性感染症とがん

慢性的に感染症を起こしていると、活性酸素や活性窒素、炎症性サイトカインやウイルス由来産物など、がんの発生・進展に影響を及ぼすといわれているものにさらされる時間が増えます。結果、細胞の修復能力が追い付かず、がん化する割合が高くなるとも言われています。

 

慢性気管支炎では肺がん、エイズでは悪性リンパ腫やカポジ肉腫などです。

 

○ 高齢者の感染

特に寝たきりの高齢者は、常に感染症の危険にさらされています。既に患っている疾病に加え体力も落ちているため、感染したら慢性化・重篤化しやすいのです。

 

尿路感染や肺炎、褥瘡感染などが一般的です。特に肺炎は命にかかわるものです。これらは、患者個人にかかわるだけではなく、施設内にまん延する場合も。いわゆる「慢性感染症」ではないのですが、注意が必要です。

 

慢性感染症は完治しないものも多く、完治する場合も長期の「お付き合い」が必要となります。

 

症状がなくなったからと抗菌薬の服薬を勝手にやめたりすると、薬剤耐性菌ができ治らなくなってしまうことがあるだけでなく、周囲に菌を撒き散らしていることになります。

 

信頼できる医師・医療スタッフと、立ち向かっていきましょう。

[Photo by //www.ac-illust.com/]

著者: rippleさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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