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気になる病気・症状

肺結核以外の結核

 

もはや、過去の病気ではないといわれる結核

年間の発症者は3万人、罹患者は7万人を超えていると言います。

 

代表的な症状として著名なのは、血痰などを吐く肺の症状。

 

しかし、結核菌は全身に影響を及ぼし、症状を引き起こす場合もあるのです。

 

○ 結核

結核は、患者の結核菌が空気感染しておこります。

空気感染によるため、基本的に肺などの呼吸器系に症状が出やすく、肺結核が多いのです。

 

咳と痰、微熱が続く、息苦しい、食欲がないといった症状が現れます。

この初期症状は風邪によく似ているため、重症になってからはじめて受診し、結核と発覚することも多いといいます。

 

重症になると痰などに結核菌が含まれるようになり(排菌)、周囲の人を感染の危険にさらすことにもなります。

 

○ 肺結核以外の結核

結核菌は、呼吸器官以外にも中枢神経、リンパ組織、血流、泌尿生殖器、骨、関節などにも感染し、発症すると全身に影響を及ぼします。

結核菌が感染した細胞は、免疫系の攻撃対象となり細胞もろとも攻撃されます。

そのため、組織が広い範囲で壊されてしまいます。

 

◆ 粟粒結核(ぞくりゅうけっかく)

血管に侵入した結核菌が、複数の臓器に障害を与えます。若年層に多く見られるのに加え、近年では膠原病や悪性腫瘍など免疫抑制剤の使用者に発症することも。

 

◆ 結核性髄膜炎

結核菌が中枢神経を侵すことにより、発症します。無気力、頭痛、痙攣、昏睡などの状態になり、脳神経麻痺なども。

現在でも死亡率が高い、失明・難聴などの重い後遺症が残るなど、難治性疾患です。

 

◆ 結核性腹膜炎

微熱、腹痛、食欲不振、体重減少などが起こります。腹膜に結節や肉芽腫が認められます。

 

◆ 腸結核

慢性的な複数、閉塞、体重減少、下痢などが起こります。

また、結腸に潰瘍やポリープなど、大腸に肉芽腫なども認められます。

 

ここにあげたのは、代表的なものです。

全身症状という言葉通り、様々な部位に単独で、もしくは合併した症状が現れるのが結核です。

 

風邪様の症状が2週間以上続いたり、近くで結核発症者が出た場合は、医師にかかり相談しましょう。

 

[Photo by //www.ac-illust.com/main/detail.php?id=34707&word=%E7%97%85%E9%99%A2]

著者: rippleさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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