カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 血液・血管 >
  4. ヘモクロマトーシス >
  5. 鉄分サプリメントの摂りすぎに注意!

気になる病気・症状

鉄分サプリメントの摂りすぎに注意!

赤血球の中でヘモグロビンとして、全身に酸素を供給する「鉄分」。生きて行く上で、なくてはならない重要なミネラルのひとつです。

 

足りなければ、鉄欠乏性貧血などの症状が現れます。病院に行くほどでなくとも、くらっとめまい程度なら、経験されたことがある方も多いのでは。

 

ところが、この鉄分。摂りすぎにも注意が必要ということ、ご存知でしたか?

 

◆ ヘモクロマトーシスとヘモジデローシス

摂りすぎた鉄は、基本的には腎臓の濾過機能で回収され、尿として排出されます。ところが、この機能のはたらきを超えて、多くの鉄を長い間摂りすぎると、体内の貯蔵鉄が増えてしまいます。

 

増えた鉄は、臓器などに沈着します。そうすると、遊離した状態の鉄がラジカルなど活性酸素分子の形成を促進します。これが、様々な臓器の細胞を攻撃。最終的には機能障害に陥るとされています。

 

この過剰鉄による障害、大きく2つの病名がついています。

 

○ ヘモクロマトーシス

肝臓や心臓、膵臓などの臓器に、鉄が過剰に沈着し、臓器の機能障害を生じる病気を、ヘモクロマトーシスといいます。

 

通常は3g前後の鉄が体内にあるとされますが、ヘモクロマトーシスの患者は最大50g程度にもなるとか。

 

沈着した臓器によって、肝硬変や心筋症、糖尿病などが起こります。

 

○ ヘモジデローシス

関連する組織の損傷を伴わない、局所的、もしくは全身的な鉄沈着をヘモジデローシスといいます。

罹患する臓器は肺が多く、肺出血などが症状として現れます。

 

また、それぞれ症状として、鉄欠乏性貧血になることがあります。

鉄過剰状態なのになぜ、と思われるかもしれませんが、これは赤血球内の鉄は回収・再利用されるのに対し、臓器に付着した鉄は再利用されないためです。

 

◆ サプリメントの摂取量に注意

現代の食生活は基本的に鉄分が不足しがちといいます。また、女性は特に月経などで鉄流出の機会が多い事も、鉄分の不足に拍車をかけています。

 

かといって、やみくもにサプリメントで飲み過ぎるのも注意が必要です。公的機関により、年齢や月経の有無などで、鉄分摂取の上限量は定められています。

 

食生活を補うサプリメントの活用は有効ですが、適量を守って飲みましょう。 

[Photo by //www.irasutoya.com/]

著者: rippleさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

ヘモクロマトーシスに関する記事

生後1カ月未満で発症する!?新生児ヘモクロマトーシスとは?

  生後1カ月未満、まだとても小さいころに発症してしまう血液系の病気が新生児ヘ...

薬を使った2種類のヘモクロマトーシス治療!鉄を除去する根本的な治療と臓器への治療

  女性は鉄不足だから鉄を摂取すべき、とよく言われるように人間の体にとって鉄は...


アルコール多飲の影響は数知れず……ヘモクロマトーシス

  [ヘモクロマトーシス]という病気をご存知でしょうか。 体内の鉄分が過...

ヘモクロマトーシスの症状

  鉄分の過剰量摂取や、アルコール多飲、大量輸血など様々な原因で体内の鉄分...

カラダノートひろば

ヘモクロマトーシスの関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る