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白血病によい食事~『白血病』と診断されるまでの流れとは?~

 

急性白血病に慢性白血病、どちらも骨髄で血球の増殖がコントロールを失った状態です。抗がん剤治療も含め、長い治療になることも珍しくありません。

 

食事で抵抗できるもの、防げるものがあれば、防ぎたいですよね。

 

◆ 急性白血病と慢性白血病とは

血液中には、赤血球や白血球、血小板など様々な血球が存在します。これらはみな、骨髄において造血幹細胞といわれる肝細胞から分化・成熟して生まれてきます。

 

もちろん、この分化・成熟はコントロールされているのですが、遺伝子変異を起こした造血細胞が、コントロールを失い増殖してしまったものが「白血病」です。増殖した造血細胞(白血病細胞)は、正常な造血を阻害し、骨髄だけでなく、血液中にも溢れだしていきます。

 

この中で、未熟な状態のものが増殖するのが「急性白血病」、分化能を保っているものの、増殖の抑制が利かなくなっているのが「慢性白血病」です。

 

慢性白血病においては、分化能を保っているとはいっても、顕微鏡観察でそう見えるだけで、実際には正常な血球と同等の機能を果たせない血球が多くあります。

 

慢性白血病が、急性転化を起こして急性白血病のような症状になることはありますが、急性白血病が慢性化することはありません。

 

どちらも血液のがんといわれる白血病ですから、抗がん剤治療を含め、長い治療が必要となります。

 

◆ 白血病によい食事

がんは、最初何らかの原因が、細胞内のDNA=遺伝子を攻撃、変異させてしまい、無限増殖するがんの芽を形成します。例えば、活性酸素や煙草に含まれるニコチン、タール、そしてウイルスなどなど。

 

このように原因は多くありますが、通常は免疫の働きによって、変異したDNAは修正されます。また、最初のがん細胞も異物として認識され、破壊されます。ところが、免疫機能が低下していると、うまく芽をつぶせません。

 

そうするとその芽が成長し、大きな木=がんとなってしまうのです。つまり、がんを防ぐには、風邪を防ぐのと同様に免疫力を高めておく必要があるのです。

 

○ 免疫力を高める食品

にんにく、ねぎ、バナナ、キャベツ、とうがらし、きのこ類など

 

○ 抗酸化作用を持つ食品

赤ワイン、ムラサキイモ、赤シソ、お茶、クランベリー、スイカなど

 

○ 抗がん作用を持つ食品

 ブロッコリー、キャベツ、トマト、きのこ類、ネギ、大豆など

 

もちろん、栄養バランスの整った食事、というのも大前提ですね。

 

◆ アルコールに注意

アルコールは、食道管や胃腸、肝臓などに分解の負担をかけます。

 

1日日本酒で1合、ビールなら大瓶1本など、適量を飲むようにしましょう。飲み過ぎは、脂肪肝や肝硬変などのリスクだけでなく、がんの発症リスクも高めてしまいます。 

 

いつもの食事を、免疫力のある食材に置き換えつつ、風邪予防と同時にがん予防も行いましょう。

 

 

急性白血病と慢性白血病の違い

急性白血病と慢性白血病、その違いはなんでしょうか。 

急性白血病が慢性化したものが、慢性白血病?

いえ、違います。

 

◆急性白血病と慢性白血病の違い

血液中には、赤血球や白血球、血小板など様々な血球が存在します。

これらはみな、骨髄において造血幹細胞といわれる幹細胞から分化・成熟して生まれてきます。

 

もちろん、この分化・成熟はコントロールされているのですが、遺伝子変異を起こした造血細胞が、コントロールを失い増殖してしまったものが「白血病」です。

増殖した造血細胞(白血病細胞)は、正常な造血を阻害し、骨髄だけでなく、血液中にも溢れだしていきます。

 

この中で、未熟な状態のものが増殖するのが「急性白血病」、分化能を保っているものの、増殖の抑制が利かなくなっているのが「慢性白血病」です。

慢性白血病においては、分化能を保っているとはいっても、顕微鏡観察でそう見えるだけで、実際には正常な血球と同等の機能を果たせない血球が多くあります。

 

慢性白血病が、急性転化を起こして急性白血病のような症状になることはありますが、急性白血病が慢性化することはありません。 

 

◆白血病の症状

・急性白血病の症状

増殖した造血細胞が骨髄を占拠し、正常な血球を作ることができなくなります。

その結果

・赤血球が減少→貧血、全身のだるさ、軽い動作で動悸息切れなど

・白血球が減少→感染症を起こしやすくなり、発熱やのどの痛みなど風邪様の症状が長く続く

・血小板が減少→血が止まりにくくなり、あざができやすく、鼻血や歯茎から出血

 

などの症状が出やすくなります。

 

・慢性白血病の症状

進行がゆっくりであるため、初期はほとんど無症状です。

そのため、健康診断の血液検査で、診断が出ることが多くあります。

 

肝臓や脾臓が腫れたり、倦怠感などを伴うこともあります。

 

◆治療法

急性白血病、慢性白血病共に、基本的には化学療法(抗がん剤)が適用されます。

骨髄移植がよく知られていますが、体に負担を強いる治療法でもあり、寛解(白血病細胞が減少し症状がなくなった状態)でない非寛解期に移植しても失敗する可能性が高いため、まず抗がん剤治療、という流れが多くあります。

 

これまで、抗がん剤は、異常なものだけでなく、正常な血球細胞まで障害を与えるものが多くありましたが、近年、分子標的薬とよばれる異常なものを選択的に抑え込む薬の開発が進んでいます。

実際に、実用化されて効果が認められているものもあります。

 

白血病は、全体の比で見れば罹患者は少ない部類であるものの、高齢者が多く罹患する悪性腫瘍の中では小児から発症する珍しい部類のがんです。

しかし、研究が進み、治療成績は改善していますので、研究動向にも注目が必要です。

 

 

白血病の怖さ:慢性白血病と急性白血病

急性白血病に慢性白血病。

共に、造血細胞の異常増殖が原因である病気です。 

 

この異常な造血細胞の増殖(白血病細胞の増加)が、なぜ死に至るほどの症状を引き起こすのでしょうか。

 

◆ 血球が増えることによる、梗塞(こうそく)

白血病細胞が増えると、血液がうまく流れなくなってきます。

いわゆる、血液ドロドロ、の状態です。

 

そのため、酸素や栄養が必要な部分に行き届かなくなります。これが梗塞。

心臓でおこれば心筋梗塞、脳でおこれば脳梗塞です。

 

しかし、ある程度病院で治療を行うことで、白血病による梗塞が、重篤な症状を起こす前に治療できるそうです。

 

 

◆ 感染症

白血病の最も怖い症状は、正常な白血球の数が極めて減少してしまうことです。

白血球は、外からの病原菌から体を守る、免疫機能に極めて重要な役割を果たします。

そのため、普段であればなんでもない、いわゆる風邪程度の症状が、肺炎や敗血症など致命的になことも。

 

また、抗がん剤治療により、異常な白血球とともに、ただでさえ少なくなっている正常な白血球も減少してしまうのです。

 

そのため、白血病の患者は、基本的に無菌室に隔離されて治療を行うことになります。

 

◆ 出血

白血病になると、血小板も数が少なくなります。

血小板は、血液を固めるのに重要な役割を果たす因子。

 

そのため、一度出血を起こすと止血がなかなかできません。

軽くぶつけただけでも皮膚に内出血を起こし、知らぬ間にあざが増えていたりします。

このような症状が確認される場合は、注意しなければなりません。

 

白血病の中でも、特に慢性白血病は、患者自身に症状が感じられない事が多く、健康診断などで発覚することが多い病気です。

自覚症状がないといっても健康診断はおろそかにせず、年に一度はかかりましょう。

 

 

白血病とは血液の癌化

■白血病とは非常に危険な病名であることは誰もが知る常識でしょう。

血液中の白血球が異常に増殖してしまう病気ですが、それがどのような原因でどうしてそうなるのかご存じでしょうか。

白血病とは一口で言ってしまえば「血液の癌」です。

血液を作る造血細胞が癌化、つまりは遺伝子変異を起こしてしまうことによって白血病となります。

 

造血細胞が癌化してしまうことで白血病細胞となってしまい、それでも血液を作ることは生命活動が行われている限り自律的に行われてしまいます。

増血が行われるのが骨髄であり、白血病細胞はそこで増殖し、血液中にあふれ出て血液疾患となってしまいます。

 

■血液の癌化による白血病

1.造血細胞が遺伝子異常を起こし癌化

2.癌化した造血細胞は白血病細胞となり骨髄で増殖する

3.増殖した白血病細胞が骨髄から血液中にあふれ血液疾患を引き起す

●造血が阻害されてしまい、正常な血液細胞がへり、感染症や貧血、出血症状が出る。

 

■白血病は血液中の白血球の量が多くなるなどと言う説明では危険性が良く理解できない場合があり、「血液の癌」と聞くのよりその高い危険性が理解できるのではないでしょうか。

造血細胞とは言え、癌化してしまうことは生命に直結する病気であり、治療も非常に困難と言わざるを得ません。

 

白血病の治療は、やはり抗がん剤を中心とした化学療法が主となります。

また、造血が阻害されてしまうため、輸血や感染症対策など支持療法も必要となるのです。

 

 

白血病治療法の将来

■白血病を治療すると言うことは、現在、癌化によって発生した白血病細胞を全て排除するという方向性で一致しています。

 

白血病の原因は増殖した白血病細胞であり、これを駆逐すれば白血病を治すことができるという考え方です。

たしかにそれは正しいのですが、それ故に治療を難しいものにしている側面もあります。

 

白血病細胞と言っても、ただの白血病細胞と白血病幹細胞とがあり、白血病幹細胞があるから白血病細胞の増殖が行われていると言うことが最近の研究で判明しています。

 

つまり、この白血病幹細胞さえ殺せば、その他のただの白血病細胞は放っておいても白血病治療は完了すると言うことです。

 

■白血病治療法の推移

1.従来の白血病治療法「分化誘導療法」

●白血病細胞を白血病幹細胞も含めて強制的に分化し、白血病細胞としての性質を取り去り、無害化する。

 

2.白血病幹細胞に的を絞った治療法

●白血病幹細胞を取り除けば、残された白血病細胞は有限の増殖しかできません。

 

●しかし、現代の技術では白血病幹細胞を特定して取り除くことは難しいのです。

 

■現在の医療技術では難しい治療法ではありますが、白血病幹細胞に的を絞った治療法は、これまでの難治の白血病治療を革新的に変えることが期待されます。

 

ただの細胞も幹細胞もまとめて扱っている現在の療法が非常に手間がかかるものであり、抗がん剤なども大量に必要とすることが、治療を難しくしているのです。

白血病の新しい治療法が確立すれば、白血病で命を失う人が劇的に少なくなることが確かです。

 

 

『白血病』と診断されるまでの流れとは?

白血病とはどのような病気か?

皆さんは、白血病という病気をご存知でしょうか?白血病は良く「血液のがん」という言い方をされますが、実際どの組織に何が起こってがんが発生しているのか良く分からない、という場合も多いのではないかと思います。通常の血液が出来る仕組みとは、骨髄内にて造血幹細胞という全ての血球のおおもとの細胞が成熟していき、<赤血球、白血球、血小板>として一人前の血球となってから血液内へと移行していきます。しかし、その過程において血液細胞が「がん化」することで、異常な白血病細胞が次々に増殖していきます。その結果、

 

◆白血病細胞の増殖によって、正常な血球が成熟するスペースを奪われ、それぞれの<赤血球、白血球、血小板>産生数減少により、貧血症状、易感染症状、出血症状が出現。

 

◆血液内にがん化した細胞が入ることで、血流を通じ体内の様々な組織に浸潤して障害を起こす。

 

などの症状が現れます。

 

新薬の登場によって、治癒率は飛躍的に上昇している

白血病と聞くと「不治の病」というイメージが非常に強いと思われますが、現在では様々な治療法の改善や新薬(分子標的薬など)が開発されることなどにより、過去と比較すると飛躍的に治癒率も上昇したと言われています。

 

国立がん研究センターの「がん統計」によると、日本国内において1年間のうち新たに白血病にかかる方は9,032人(2005年時点)、白血病で亡くなる方は7,896人(2009年時点)と報告されています。この数値は患者の方にとってはずいぶん低いと思われるかもしれませんが、過去の成績から見ていくと非常に上昇していることが分かります。

 

慢性骨髄性白血病などにおいては、慢性期言われる初期の状態で化学療法において治療すれば寛解率が高いと言われています。ですので、初期症状と言われる<貧血・易感染・長引く発熱・出血・あざ>などの症状が見られ、白血病の疑いが見られると思われた際には、内科にて血液検査をまずは受けてみることが高い治癒率に繋がります。

 

以下では、問診などの診察を受けてから白血病と診断されるまでの流れについてご説明したいと思います。

 

白血病と診断されるまでの流れとは?

上記のように、初期症状と言われる<貧血・易感染・長引く発熱・出血・あざ>などの症状が出現し、内科を受診すれば、問診や血液検査などから始められ、最終まで進むと全部で5段階の検査を受けることが必要になります。

 

<診断までの流れ>

1)問診・触診

2)血液検査

3)骨髄穿刺

4)染色体検査

5)遺伝子検査

 

 

1)問診・触診

「貧血や長引く発熱」など、気になる自覚症状があれば医師に伝えます。触診では、リンパ節や腹部(肝臓や脾臓の状態把握)を調べます。

 

2)血液検査

採血を行い、血液を顕微鏡で見て「赤血球、白血球、血小板」など血液細胞の数、大きさ、形などの状態を詳しく調べます。また、血液中の「LDH(乳酸脱水酵素)、尿酸値、血液型」などについても調べます。

白血病と疑える症状が見られれば、骨髄検査へと進みます。

 

3)骨髄穿刺(せんし)

腸骨(腰の骨)や胸骨(前胸部中心の骨)に局所麻酔を行い、針を骨に刺して中心部から骨髄液を採取し「骨髄液」を採取する、「骨髄穿刺」を行います。採取した骨髄液は顕微鏡で調べられ、細胞の形や数などに異常がないか調べます。未熟な白血球(芽球)の数が基準値以上に増えている場合、白血病であると診断されます。

 

4)染色体検査

骨髄穿刺によって採取した骨髄液を使用し、骨髄細胞に含まれる染色体に異常がないかを調べます。例で言えば、慢性骨髄性白血病ではほとんどの症例において、「フィラデルフィア染色体」という染色体異常が見られると言われています。今後の治療方針を決めるために、白血病のタイプと、どのような染色体異常があるかを調べることが必要になります。

 

<白血病の4つの種類について>

白血病には、「進行の速さ(急性または慢性)」と「がん化した細胞のタイプ(骨髄系細胞またはリンパ系細胞)」の種類によって、4種類の◇急性骨髄性白血病◇急性リンパ性白血病◇慢性骨髄性白血病◇慢性リンパ性白血病、に大きく分けることが出来ます。罹患率が最も高いのは「急性骨髄性白血病」で、全体の約60%を占めていると言われています。

 

5)遺伝子検査

遺伝子検査は上記で採取された血液や骨髄液を使って行われ、「RT-PCR法」や「FISH法」と言われる方法によって行われます。慢性骨髄性であるか急性骨髄性であるかと言った白血病の確定診断が行われ、予後の予測や治療方針(抗がん剤の種類、投与スケジュール)などが決められます。

 

最後に

白血病は適切な治療開始時期と治療法が受けられれば、高い治癒率を得られる場合も多くあります。白血病の発見は、別の病気で受診した際に思いがけず、という形での発見が多いとされていますが、普段から白血病の初期症状を頭に入れておくことで、いざと言うときに早期に対応することが出来ます。原因不明の長期の発熱症状や貧血症状などが出た際には、まずは血液検査を受診するという心構えが、知らずに重篤な段階に進行することを防ぐことに繋がります。

 

[Photo by http://www.ashinari.com/]

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-05掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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