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自覚症状もない肝血管腫(かんけっかんしゅ)は良性の腫瘍??どんな検診で見つかるの?悪性との区別とは

健康診断

人間ドックの結果で肝血管腫と書かれていたら、聞きなれていない分、心配になりますよね。肝血管腫は検査をするまでは自覚することがほとんどないため、自覚することができません。

肝血管腫の原因や状態などをまとめました。

 

肝血管腫とは?

肝臓には血液が豊富に流れています。そのために、血管に腫瘍ができやすくなっています。肝血管腫は、肝臓にできる腫瘍の中でも、もっとも頻繁に見られる肝血管にできた良性の腫瘍です。 

 

肝血管腫の症状

肝血管腫は良性の腫瘍なので基本的に症状はありません。まれにですが、大きくなり過ぎて腹痛が出る、肝血管腫が破裂して腹痛や貧血になる、といった方がいます。 

 

肝血管腫の検査

人間ドックでは超音波検査などで見つかることが多いようです。ただし、肝血管腫なのか肝ガンのような悪性腫瘍なのかを鑑別しなければいけません。

 

特に、肝ガンになりやすい肝硬変やウイルス性肝炎の方は要注意です。超音波検査だけではハッキリとした鑑別が出来ないので、MRI検査や造影剤を使ってのCT検査を行います。

 

 

数ヶ月後に再検診の理由

肝血管腫は良性腫瘍なので大きさが急激に変わる事はありません。 

対して悪性腫瘍(肝癌など)の場合は、成長が早いので三ヶ月後に大きさに変化が見られます。 

 

肝血管腫は良性腫瘍でガンになる事はありませんので、見つかっても安心して大丈夫です。とは言え、肝血管腫とよく似た形の肝ガンもあるので、精密検査だけは受けておきましょう。

 

 

肝血管腫はどんな検診で見つかるの?超音波・CT・MRI…画像診断で見つかる肝血管腫

腫瘍というと、生きていく上で体の異変が生じてできてくるものというイメージがあります。しかし中には原因がよくわからず、生まれつき腫瘍が体の中にあるというケースもあります。

 

今回は肝臓にできる肝血管腫瘍というものについてです。

 

偶然見つかる肝血管腫

肝血管腫とは肝臓にできる良性の腫瘍です。そもそも肝臓に生じる多くの疾患は初期症状が少なく、ある程度進行しないと自覚症状が出てこないとされています。

 

肝血管腫は特に、これ自体がほぼ体に害をなさないこともあり自覚症状が出にくいようです。そのため、検診などで偶然腫瘍が見つかるパターンが、肝血管腫発見のきっかけの多くを占めます。

 

どんな検診で見つかるの?画像診断で見つかる肝血管腫

超音波検査

肝血管腫の多くは検診の中の超音波検査で見つかります。この検査では肝血管腫の部分が高エコー域(白く見える部分)として画像に出ますが、腫瘍自体が大きくなったものでは腫瘍の辺縁に高エコー域が認められ、一方で腫瘍の中心部分は低エコー域(黒く見える部分)が均一でない状態で認められます。

 

超音波検査で典型的な画像が認められればほぼ肝血管腫だと診断でき、その後3ヶ月後、6ヶ月後の定期検査で腫瘍の変化を確認していき、問題がないかどうか判断します。

 

しかし腫瘍が大きい場合や悪性腫瘍との区別が難しいような場合、あるいは患者さんの心配が大きい場合には以下の検査に進みます。

  

CT検査

造影剤を用いないCT検査では、肝血管腫は低吸収域(黒く見える部分)として確認されます。また造影剤を用いるCT検査では肝血管腫の辺縁から造影され、次第に肝血管腫の中心に向かって造影剤が充満して、ゆっくりと造影剤が白く写しだされていく画像が確認されます。

 

MRI検査

T1という条件の下では、肝血管腫は均一な低信号(黒く見える部分)として確認され、T2という条件の下では著しい高信号(白く見える部分)として確認されます。

 

※T1、T2とはT1強調画像、T2強調画像とも言うことがあり、これらは被写体の何を強調しているかで変わります。

 

おおざっぱに言えばT1では水分以外を強調する画像で、T2は水分を強調して撮った画像です。強調しているものが異なる為、見え方(白か黒か)が変わります。

  

ただしCT検査は放射線被ばくの問題や、造影剤の副作用の問題もありますので第一選択にはしないようです。こうした画像検査を行っても、肝血管腫は良性の腫瘍ですので、手術などは基本的には行いません。

 

しかし、悪性の可能性が残る場合や、あまりにも大きい場合には手術によって切除することも検討されます。

 

 

定期検査で腫瘍発見!でもほぼ害がなく、自覚症状もない肝血管腫

人の体は正常にコントロールされている中で、各場所の働きを発揮しています。

しかし、しばしばこの体のコントロール制御から外れる場所があり、そこに何らかの異変が見られるようになります。

しかし、この異変のすべてが病気のように体に害をなすものになるわけではありません。

  

肝血管腫はほぼ害がない?!

体のコントロールを無視して異常があらわれるものの一つに血管腫があります。血管腫とは血管の一部が腫瘍のような形に発達して形成されるもので、血管がたくさん通っている場所であればあらゆる場所にできる可能性があります。

中でも肝臓にできる血管腫のことを肝血管腫と言い、肝臓にたくさんある毛細血管の一部が増殖してコブのようになるのです。これは血管がかたまりになっているだけなのでガンのように体に害をなすものではありません。

 

定期検査で見つかることが多いんです

上記の通り、肝血管腫は体に害のないもので、ほとんどの場合で自覚症状がありません。そのため「何だか腹部に違和感があるから病院で検査をしてみよう」と思って病院に行き、肝血管腫が見つかるということはほとんどないのです。

むしろ、定期検診や人間ドックをいつものように受けている中でたまたま肝血管腫が見つかるということが多いようです。

 

腹部超音波で発見されても、血液検査は異常なし

肝血管腫は良性腫瘍と言われる腫瘍の一種です。

肝臓の機能は様々な検査によって知ることができますが、血液検査などの検査で肝機能障害が認められない状態で、腹部の超音波検査で腫瘍が見つかった場合、そのほとんどが肝血管腫です。

 

もし肝機能障害が血液検査などで認められたら、腫瘍が悪性の可能性もありますし、腹部の超音波検査だけでは絶対に肝血管腫だと断定できるわけではありませんので、他の検査結果も併せて確定診断する必要があります。

 

無症状な肝血管種から考えられる症状

肝血管種はほとんどが肝臓の血管組織の拡張によってできた良性の腫瘍で、癌の心配も無く、症状もない無害な腫瘍です。しかし例外的に、大きくなった肝血管種が原因でいくつかの症状を引き越すケースが考えられます。

 

経過観察しないと断定できない

検査の段階では肝血管種も肝臓癌も同じ腫瘍であり、経過観察しなければ肝血管種かどうか断定できません。

また、無害とは言え血管種も腫瘍であり、血管種が何らかの原因で破裂すると、腹腔内での出血となり、様々な出血症状を引き起すことになります。

 

基本的に無症状な肝血管腫

●肝血管種自体に症状はない

肝血管種は基本的に症状はありません。

肝血管種で症状が現れるのは、肝血管種が稀に巨大に成長することによって他の疾患や症状を招く場合がわずかに存在するのみなのです。

 

1.肝血管種破裂

肝血管種は大きくなるほどに外部の衝撃や、自然に破裂するリスクが高まります。

肝血管種自体は無症状で無害でも、そこから出血すれば、腹痛、貧血、出血性ショック症状などの症状が現れるようになるのです。

 

2.血栓症

巨大になった肺血管種は血管内に血栓を形成するリスクを高め、血流を閉塞するリスクをわずかに高めます。

 

3.肝臓癌の可能性

肝血管種はその大きさや形状が様々なパターンがあり、悪性腫瘍である肝臓癌とすぐ見分けが付くものではありません。

その違いは、腫瘍の成長速度にあり、肝血管種はほとんど成長することは無いため、経過観察で肝血管種か肝臓癌化を見分けることができます。

 

※ほとんどの肝血管種は無症状であることから、症状のある場合は、肺血管種ではなく肝臓癌などが疑われることになるのです。

 

肝臓癌でなくても、肝血管種は稀に大きくなることで様々なリスクを伴うようになります。

そのため、一定以上の大きさの肝血管種は良性の腫瘍であっても外科的に切除する対応となっているのです。

もし肝血管種を切除することになっても、肝臓癌であると不安になる事無く、他の危険性を考慮してのことだと心得ておきましょう。

 

 

検査で知る肝血管腫と悪性の区別 肝臓に腫瘍があったとはいえ悪いものは限らない!?

人間ドックや健康診断を受けていたり、何か体の異変を感じて検査に行き、エコー検査を受けたときに映し出された画像を医師が見て「肝臓のここに腫瘍がありますね」なんて言われたら、誰でも最初は「え?腫瘍!?」と悪い想像を巡らせると思います。

しかし、肝臓に腫瘍があったからと言って必ずそれが悪いものということではありません。

  

肝臓の良性腫瘍…危険性は低い

人口の5%程に見られ、女性に多く、頻度が高いけれども、良性で体に害をなさない腫瘍に肝血管腫という疾患があります。

疾患と呼んでも正しいかどうか迷うくらいのもので、医師によっては患者と危険性の共有をはかるために「体の中におできができたようなもの」といったような説明をする場合もあるくらい、危険性のごく低い腫瘍です。

  

腹部エコー検査で発見!

肝血管腫の発見はほとんどの場合で、人間ドックなどのエコー検査でたまたま見つかるというケースです。

エコー検査で肝血管腫が発見される場合、認められた腫瘍の画像が、典型的肝血管腫の画像であると認められればそれで肝血管腫と診断がついてしまいますが、典型例でない場合にはその腫瘍が悪性かどうかを判断するためにCT検査やMRI検査をする必要があります。

  

肝血管腫と悪性腫瘍

肝血管腫は同じように腫瘍となって見られる肝がんなどの悪性腫瘍と同様に、周りの肝臓の組織よりも動脈血流が多いという特徴があります。

腫瘍の形や血流の速さ、血管の構造に差異があり、ほとんどの場合でこの特徴によって見分けることができます。

また、悪性腫瘍との鑑別ができたとしても、その人が肝硬変やウイルス性肝炎を発症しているのであれば注意深く観察してくことが必要になります。

 

良性腫瘍と言われても過度に安心したり、心配したりせず、正しく知ることが必要でしょう。

 

(Photo by: http://www.photo-ac.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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