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気になる病気・症状

多飲多尿に要注意!尿崩症

健康のために水分を沢山飲むのは、非常に大切です。みなさん、1日にどのくらいの量を飲んでいますか?もしかして、飲みすぎていませんか??

 

尿崩症とは?

脳の視床下部という場所から、「バソプレシン」というホルモンが分泌されることで、一度濾過された水分が腎臓で身体に必要な分だけ再吸収されます。

 

尿崩症は、何らかの原因により、腎臓での水の再吸収が障害されてしまう病気です。そのため、薄められた尿(希釈尿)が沢山出るようになります(多尿)。

 

尿崩症の病態と原因

<中枢性>

以下の原因によってバソプレシンがきちんと分泌されず、尿の濃縮機能が低下してしまいます。

 

①特発性

病気の原因が特定できないもの

 

②続発性

・脳腫瘍

・炎症(髄膜炎、脳炎など)

・肉芽腫性病変(サルコイドーシス、ランゲルハンス細胞組織球症など)

・外傷

・手術後

 

③家族性

多くはバソプレシンに関する遺伝子の変異

 

<腎性>

バソプレシンはきちんと分泌されているものの、以下の原因によって腎臓がバソプレシンに対して反応しづらくなり、尿の濃縮機能が低下します。

 

①遺伝性

バソプレシン受容体遺伝子の変異

 

②続発性

・腎疾患(アミロイド腎など)

・高カルシウム血症

・低カリウム血症

・薬剤性(リチウム製剤など)

 

尿崩症の症状

・口が渇く

・水を異常に沢山飲む

・尿が多い(1日3リットル以上)

・薄まっている尿

 

尿崩症の治療

中枢性尿崩症となった場合には点鼻薬を、腎性尿崩症では利尿薬の内服を行います。続発性の病気の場合は、まずは原因となっている病気の治療から行います。

 

尿崩症と間違えられやすい病気

口が渇き、水をたくさん飲み、尿の量が多いという尿崩症と同じ症状でも、違う病気があります。それは、「心因性多飲症」です。

 

この病気は、ストレスが原因で起こります。心因性のストレスが視床下部の口渇中枢を刺激するため、沢山飲みたくなります。その結果、血が薄まり、バソプレシンを出さないようにし、多尿になります。

 

尿崩症と症状が同じなので、鑑別するには病院での試験が必要となります。

 

水を沢山飲みすぎると、血液が薄まり、水中毒という病気を起こす可能性があります。体内の水分が多すぎるとむくみの原因になるだけでなく、脳浮腫という重篤な病気も引き起こしかねません。

 

1日に3リットル以上飲む方は特に注意し、しばらく続くようであれば1度医療機関の受診をおすすめします。

(photo by //www.photo-ac.com/

著者: Calmenさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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