カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 内分泌 >
  4. 褐色細胞腫 >
  5. 代謝が上がるのは良いことばかりではない!褐色細胞腫

気になる病気・症状

代謝が上がるのは良いことばかりではない!褐色細胞腫

 

ダイエットをする女性が増えている中、代謝を上げることが注目されています。

「代謝が上がって痩せた!」と喜ぶ女性も多いですが、実は病気によっておこることもあるんです。

 

褐色細胞腫とは

副腎の髄質細胞や傍神経節細胞などから発生する腫瘍です。

この腫瘍はカテコールアミン(アドレナリンなど)を多量に産生・分泌します。

そのため、カテコールアミンが分泌されている時の様な症状が出ます。

ほとんどは副腎髄質に起こりますが、約10%ほどは他の場所で起こることもあります。

 

症状

・高血圧、頭痛

血管が収縮し、心拍数が増加します。

心臓の収縮力も上がるため、細い血管に多量の血が流れるため、高血圧になります。

また、その影響で頭痛が起こります。

・痩せ、頻脈、便秘

肝臓でグリコーゲン(糖質)の分解が促進されるので、エネルギーが沢山使われます。

便秘になるのは意外と思われるかもしれません。

消化管は副交感神経が働いている時、つまり体が休まっている時によく働きます。

カテコールアミンは体を活動的にさせる交感神経を刺激するため、消化管は休みっぱなしになってしまい、便秘になります。

・高血糖

膵臓における、インスリンの分泌が抑制されます。

インスリンは血液中の血糖を下げる働きがありますから、そのインスリンが出されくなると、高血糖になります。

・多汗

カテコールアミンは体の熱を産生するとともに、汗腺にも働きかけます。

そのため、汗を沢山かくようになります。

 

10%

褐色細胞腫の調査統計では、以下のようになっています。

○副腎内90.1%、副腎外9.9%

○片側性84.4%、両側性8.2%

○良性77.7%、悪性11.3%

それぞれ10%前後イレギュラーなことが起こりうることから、医療者の中では「10%病」と呼ばれているんです。

 

治療

原則的には、腫瘍のある場所を手術で摘出します。

ただし、摘出できない場合には、カテコールアミンを受け取る作用を遮断するお薬を使って治療をしていきます。

 

カテコールアミンの量は、血液検査や尿検査で簡単に調べることができます。

また、部位はCTやMRIなどで特定することが可能です。

症状が思い当たる方は、是非一度医療機関を受診しましょう。

 

(photo by //www.ashinari.com/2009/05/10-019418.php

著者: Calmenさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

褐色細胞腫に関する記事

褐色細胞腫の発症率と生存率ってどのくらい?

                 ◆はじめに~褐色細胞腫とは~ 副腎髄質あ...

褐色細胞腫のうち悪性褐色細胞腫は全体の1割!悪性褐色細胞腫の予後は?

褐色細胞腫というのは副腎髄質などから出来る細胞腫のひとつで、カテコールアミンと...


アドレナリンが出過ぎてしまう、褐色細胞腫!

    褐色細胞腫とは副腎髄質や傍神経節などのクロム親和性細胞から発生する腫...

褐色細胞腫が疑われる場合どんな検査が行われるの?

           褐色細胞腫という病名を耳にしたことはありますか?おそら...

カラダノートひろば

褐色細胞腫の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る