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気になる病気・症状

食道静脈瘤は、肝臓の病気からやってくる!

 

今、生活習慣病で脳卒中という言葉がよく聞かれます。

脳動脈瘤の破裂による出血など、命にかかわる大きな問題として取り上げられています。

しかし、血管にできる瘤は動脈だけでなく、実は静脈にもできるんです。

 

食道静脈瘤とは

肝硬変などの病気が原因となり、上大静脈系と門脈系という大きな血管の間に新しく血管が作られ(側副血行路)、胃底部や食道粘膜の血管が拡張・怒張した状態です。

静脈瘤自体に症状はありません。

しかし、その静脈瘤が破裂すると大量出血し、致命的になります。

食道の中でも胃に近い「下部食道」に多く発生します。

 

食道静脈瘤は、大出血による生命の危険を防ぐためにも、治療法が重要です。

 

治療法

①破裂してない静脈瘤

○内視鏡的硬化薬注入療法(EIS)

口から内視鏡を入れ、硬化薬を注入します。

この硬化薬によって静脈瘤が固められ、破裂を防ぎます。

○内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)

口から内視鏡を入れ、静脈瘤の根元を金属製の輪っかなどで結び、破裂を防ぎます。

○食道離断術

食道と胃の血管を一度縛り、食道をほとんど切り離します。

切り離した食道はまた縫い合わせます。

また、脾臓も摘出します。

 

②出血した時の治療

○出血量が少ない場合

出血によるショックを防ぐため、急速点滴や輸血をします。

状態が落ち着いたところで内視鏡検査を行いながら、EISやEVLを行います。

○出血量が多い場合

鼻からチューブを入れ、そのチューブについている風船を膨らませます。

風船の圧力によって、止血を試みます。

12時間~24時間後にバルーンを縮め、再出血がなければチューブを取り除きます。

 

出血時に手術はしない!?

瘤が破裂し、大量に出血してるともなれば、緊急手術になるというイメージがあります。

食道静脈瘤は、出血時の緊急手術を行うと、約25%の確率で術中死に至るという統計が出ています。

手術は体にかかる負担が大きく、また食道静脈瘤は他の場所の病気が原因となって起こりますから、出血時の手術選択は慎重に行われます。

 

新年会や忘年会、ストレス発散として現代は飲酒の機会が増えています。

適度なアルコールは寿命の延長につながりますが、飲みすぎると肝臓の負担がかかりすぎ、病気の原因となります。

肝臓の病気は食道静脈瘤と深い関係がありますから、は肝臓の病気にならないよう、日常生活から気をつけることが大切です。

 

(photo by //www.ashinari.com/2011/07/10-348331.php

著者: Calmenさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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