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気になる病気・症状

若年者・長い経過が特徴のアカラシア

 

「若いからまだまだ病気とは関係ない!」なんて思いつつ、ついつい症状をほっておいてしまう人も少なくありません。

実は、若年者に起こりやすく、長い経過を特徴とする病気があるんです。

 

アカラシアとは?

食道の下の方にある平滑筋という筋肉の中に、アウエルバッハ神経叢という細胞があります。

この細胞が変性したりなくなることによって、食道が正しく動かなくなる病気です。

20~40歳代の人に多く、性別による差はありません。

症状は数~10年前くらいから続いており、長い経過があるのが特徴です。

 

アカラシアの症状

食道は食べ物を運ぶために波打つような動き(蠕動運動)をしますが、これがなくなります。

また、胃との境目(噴門部)の筋肉が緩まりづらくなるので、食べ物が通りにくくなります

また、胸の痛みが発生します。

特に冷たくて形のない食べ物(流動食)で飲み込みづらかったり、胸の痛みが強くなります。

また、ストレスなどの心理的要因で悪化することもあります。

 

アカラシアの治療

①薬物療法

まずは、薬物療法からはじめます。

ニフェジピンなどのカルシウム拮抗薬という薬を投与します。

心理的要因で症状が悪化することがあるため、精神安定剤を使うこともあります。

この方法で効果が出なかった場合には、②の治療へ移ります。

②非観血的拡張術

食道と胃の境目を、風船を使って膨らませることで、通過障害を改善します。

アカラシアが早期段階の方であれば、70~80%はこの治療が有効です。

この方法で改善されなかった場合は、いよいよ手術が必要です。

③手術

手術には、以下の方法があります。

○ヘーラーの下部食道筋層切開術

○ファンディック・パッチ法

○下部食道筋層切開・胃底部縫着術

最も主流となっているのは、1番目の術式です。

食道と胃の境目の部分を、筋肉まで切開し、そこに胃の一部を縫い付ける方法です。

 

この病気は長い経過が特徴なので、医療機関を受診した時には「結構前から気付いてて・・・」なんてことが多いです。

そのため、原因がつかみにくい病気でもあります。

少しでも症状が当てはまっている場合は、ぜひ医療機関に行くようにしましょう。

 

(photo by //www.ashinari.com/2013/02/22-376606.php?category=10)

著者: Calmenさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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