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気になる病気・症状

必要成分が流れていく、ファンコニー症候群

 

腎臓は、尿を作る大切な器官です。

ソラマメの様な形をしており。背中側に左右1対ずつあります。

その中でも、尿細管というのは1度濾過された様々な成分を体に必要な分だけ回収する、とても大切な役割があります。

その尿細管の異常が起こると、様々な病気に繋がるのです。

 

ファンコニー症候群

尿細管には、「近位尿細管」と「遠位尿細管」があります。

そのなかでも近位尿細管は、濾過された尿の半分以上が再吸収され、含まれる栄養分のほとんどが回収されます。

ファンコニー症候群は、この近位尿細管でのアミノ酸、ぶどう糖、リン酸、重炭酸等の再吸収が、全般的に障害される病気です。

小児に起こる場合は先天性の代謝異常が原因となりますが、成人の場合は薬剤や重金属中毒などの続発性のものが多いです。

 

症状

<小児>

○発育障害

○くる病性骨変化(O脚、鳩胸、肋骨のこぶ、低身長など)

<成人>

○骨軟化症(関節の痛み、骨を押すと痛い、筋力低下)
○代謝性骨障害(骨痛、骨粗鬆症など)

 

ファンコニー症候群はどうやって分かる?

ファンコニー症候群の患者は、乳幼児や成人がほとんどです。

乳幼児では産後の健診、成人では職場の健康診断によって発見されます。

検査は、尿検査や血液検査により、体に必要な成分が排出されていることを示す値が出ることで診断されます。

 

どうやって治す?

乳幼児に多い先天性は、残念ながら根本的な治療法がありません

それぞれの症状や検査結果に対する治療(対症療法)が、治療の主体となります。

後天性の場合には、原因となる物質によって引き起こされますから、その物質を特定し、取り除くことが最も重要です。

 

ファンコニー症候群は、あまりメジャーな病気ではありません。

しかし、骨は体を支える大切な柱ですから、かかると重大な病気とも言うことができます。

成人の場合は薬剤や重金蔵によって引き起こされますから、特に特殊な仕事をしている方は健康診断をしっかり受け、異常が指摘されたら医療機関を受診するようにしてください。

 

(photo by //www.ashinari.com/2008/08/24-006997.php

著者: Calmenさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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