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自信過剰と誇大思考…うつ病と真逆?意外と知られていない躁病とは?躁うつ病ってどんな病気?

うつ病はテレビやニュースなどでも取り上げられて良く知られていますが、躁病(そう病)についてはなんとなく知っているけど、詳しくは知らないという人が多いようです。

 

躁病について詳しく見ていきましょう。

 

躁病とは?

躁病とは、外部、内部とは無関係な状態での気分の高揚や、興奮、睡眠欲求の減退、多弁、楽天的思考など以前とは全く違った側面を見せる様になります。

 

一見、明るくなったように思わせられますが、気分高揚による感情的な側面もあり、何気ない事で怒り出したり、開放的になり見知らぬ人に話しかけたり、楽天的な思考に伴い軽率な行動をしたりと社会生活に支障をきたし対人トラブルにもなりかねない状態になります。

 

躁病の特徴

1、異常に高揚した気分が1週間以上持続的に継続し、高揚だけでなくイライラした気分もある

2、誇大思考、過多な自尊心

3、多弁、多幸(普段より気分が良く感じる)

4、頭に浮かんだ会話を次々と続ける

5、注意力散漫

6、無謀な行動

7、無謀な行為(異常なほど買い物をするなど)

8、自傷行為や他傷行為

 

うつ病と躁病を併せ持った疾患を「双極性障害(躁うつ病)」と言います。

 

昨日まで何もやる気が起こらなく、自分に自信がなく誰とも話しをしたくなかったのに、翌日には何でもやれる気がしたり、知らない人とも話したくなるなど「うつ病」と「躁病」を同時に患ってしまうのが双極性障害(躁うつ病)です。

両極性障害(躁うつ病)を患っている場合、うつが躁に変わると、一見病気が治ったようにも思いますが、そうではありません。患っている本人でさえもその変化に気づかないため、対人関係ではもちろん、大きな買い物や決断をしてしまったりと、でトラブルを起こしやすくなります。

 

うつ病とは違う!躁うつ病ってどんな病気?

躁うつ病とは、うつ病とは違い、気分障害という病気の一つです。

躁うつ病の意味は、気分が高まるハイの部分と、気分が沈むローを繰り返すことです。

別名、双極性障害と呼びます。

 

誰しもが、気分の浮き沈みと言うのを経験したことがあると思います。

しかし、躁うつ病の人は、私たちが経験したことある、気まぐれ程度の感情の揺れよりも、もっと感情の揺れ幅が大きいのです。

 

ハイの時は、調子がよいと錯覚してしまうため、自分を病気だと認められないという状態になります。気分が良いだけなら良いのですが、ハイの状態から、一気にうつになった時の心の変化が大変です。

ローの時は、自己嫌悪、悪い妄想、悲観的になったりします。

ハイから一気にローになることで、気分の振り幅が大きくなり、自殺願望が湧いてきたするため、とても怖い症状です。

 

この病気は、ストレスなどが主な原因ではありませんが、ストレスがきっかけとなり、脳内の神経異常によって引き起こされます。

 

そして、躁うつ病がうつ病と大きく違うところは治療法です。

うつ病は休暇や薬、生活環境で治療を行いますが、躁うつ病は薬物治療が一般的です。

 

脳内の神経異常は何故起こる?

脳内の神経異常には遺伝的要素が大きく関わっています。

この病気の親から生まれた子供がこの病気を発病する割合は、2~10%くらいです。

糖尿病の遺伝と同等レベルですので、比較的低い方だと思います。

しかし、ストレスなどの環境要因が加わると発症率はグンと上がります。

 

躁うつ病の完治

躁うつ病は、状態が安定していれば普通の人と変わりません。ひどい時は、薬を飲み安定を目指します。安定していれば、投薬なしで普通の生活を送ることが出来ます。

ただし再発する可能性が高い場合は予防薬を飲みます。

 

安定した期間を寛解といいますが、うつ病は再発する可能性が高く、完治することが難しいため、根気のいる治療となります。

 

うつ病とは異なる、躁うつ病(双極性障害)

■双極性障害とは

双極性障害は、「躁(そう)状態」と「うつ状態」をくりかえす病気です。

躁状態とうつ状態は両極端な状態です。その極端な状態をいったりきたりするのが双極性障害なのです。

かつて「躁うつ病」といわれ、そのこともあってうつ病の一種と誤解されがちでしたが、実はこの二つは異なる病気で治療も異なります。

 

気分の波は、誰にでもあります。

幸せな感じがする時もあれば悲しい気分の時もあるのは当たり前です。

嫌なことがあった時に落ち込んだり、楽しいことがあった時にウキウキしたりするのは、ごく自然なことで、病気ではありません。

 

でも、周りの人たちが「どうもいつものあの人とは違う」と気づき、「ちょっとおかしいのでは?」と思えるほどその気分が行き過ぎていて、そのために家族や周りの人が困ったり社会的信用を失うほどであったら、それは、双極性障害かもしれません。

 

■双極性障害のサイン・症状

躁状態の時は現実離れした行動をとりがちで、本人は気分がいいのですが周りの人を傷つけたり、無謀な買い物や計画などを実行してしまいます。

 

再発しやすい病気なので、こうした躁状態をくりかえすうちに、家庭崩壊や失業、破産などの社会的損失が大きくなっていきます。

 

また、うつ状態はうつ病と同じように死にたいほどの重苦しい気分におしつぶされそうになりますが、躁状態の時の自分に対する自己嫌悪も加わり、ますますつらい気持ちになってしまいます。

 

こうした躁とうつの繰り返しを治療せずに放置していると、だんだん再発の周期が短くなっていきます。

 

躁状態では本人は気分がいいので治療する気にならないことが多いのですが、周りの人が気づいて早めに治療を開始することが望まれます。

 

躁状態のサイン

・睡眠時間が2時間以上少なくても平気になる

・寝なくても元気で活動を続けられる

・人の意見に耳を貸さない

・話し続ける

・次々にアイデアが出てくるがそれらを組み立てて最後までやり遂げることができない

・根拠のない自信に満ちあふれる

・買い物やギャンブルに莫大な金額をつぎ込む

・初対面の人にやたらと声をかける

・性的に奔放になる

 

■2つのアプローチからなる治療法

双極性障害の治療には薬による治療と精神療法的アプローチがあります。

 

ストレスが原因となるような「こころ」の病気ではないので、心理療法やカウンセリングだけで回復が期待できるものではありません。

薬物療法を基本に治療法を組み立てていきます。

 

症状が多様な双極性障害は、とくに薬の使い分けが難しい疾患です。中には血中濃度を測りながら慎重に投与量を決める必要がある薬もあります。

正確なデータをとるためにも、処方された量と回数をきちんと守ることが大切です。

 

また、双極性障害のうつ状態に対して使う薬は、うつ病の時に使う薬とは違います。うつ病に効く薬は、双極性障害のうつ状態には効かないのです。

治療してもなかなか治らないうつ病が実は双極性障害だった、ということもしばしばあります。

 

精神療法だけでは双極性障害の治療は成り立ちませんが、薬物療法と併用しての精神療法は治療を順調に進めるうえで役立ちます。

といっても、双極性障害に必要な精神療法は、いわゆるカウンセリングではありません。本人が自分の病気を知り、それを受け入れ、自ら病気をコントロールすることを援助するものです。

 

精神療法によって自分の再発のきざしにすぐに気づいて、対応することができるようになれば、再発時に早期に治療を始めることもできます。再発を放置することは双極性障害を悪化させることにつながるので、これは重要なことです。

 

あなたの身近なあの人、躁うつ病ではありませんか?

躁うつ病とは、双極性障害と呼ばれます。

躁うつ病は、気分がいい(ハイ)の状態と気分が悪い・低い(ロー)の状態を交互に繰り返す病気です。

 

一般的には、常にこの症状が現れるという訳ではなく、突然症状が現れます。

この病気の一番怖いところは、ハイの状態があるために、自分はうつ病だと気付かないということです。

 

そのため病院へ行き、薬を飲むタイミングを逃してしまいます。

まずは、周囲の人たちが気付いてあげ、共に治療に挑んでほしいと思います。

 

気分がいい(ハイ)状態

1.気持ちが落ち着かず、そわそわする。

2.(突然)派手な化粧、洋服になる

3.お金の使い方が荒くなる

4.食欲が旺盛になった

5.寝れないまたは早朝に目が覚める

6.異性への関心が強い

7.よくしゃべる

8.すぐイライラし、よくけんかをする

9.人の注目を集めたくなり、人が関心を向けるような嘘が多くなる

10.表情からつ病を感じさせない

 

気分が悪い・低い(ロー)の状態

1.頭やお腹が痛い

2.息苦しい、胸が苦しい

3.めまい

4.疲れやすい

5.睡眠障害(眠れない・起きてこない)

6.手足のしびれ

7.意欲的でない

8.希望が持てない

9.死にたいと口にする

10.物忘れ

11.しゃべるスピード、動作が遅い

12.頭の回転が遅い

 

このような二つの症状が交互に現れます。

一日に数回も交互する人もいれば、数週間に1度程度の人もいます。

 

この病気は治療ができます。

まずは、家族や周囲の人たちが気付いてあげ、病院を受診するように勧めてみましょう。

 

躁うつ病の種類~双極Ⅰ型障害と双極Ⅱ型障害

うつ病と勘違いされがちですが、躁うつ病はうつ病とは違います。

躁…気分が高揚した状態(ハイの状態)

うつ…気分が落ち込むなどのうつの状態(ローの状態)

 

これらのハイとローを繰り返すのが特徴です。

実際ローの部分の方が、症状として目立ちやすいので、うつ病と勘違いされがちです。

具体的にハイの状態では、落ち着きがない・派手になる・話好きになるなど、元々の性格がガラっと変わる方もいます。

そして、ローの状態になると、ハイの時とは打って変わって、しゃべらなくなる・意欲がなくなるなど、生き生きした姿が見られなくないます。

そのハイとローの程度によって、躁うつ病は大きく二つに分けられます。

 

双極Ⅰ型障害

重い状態の躁とうつを繰り返します。

この躁うつ病は、躁とうつの境目がはっきり出るため、診断がつきやすいのが特徴です。

周囲の人も、異常を感じる程の躁の状態が特徴的です。

そのため、うつ病との区別がつきやすく、躁うつ病は早期発見と治療ができます。

 

双極Ⅱ型障害

軽い躁の状態とうつを繰り返します。

軽い躁のため、うつの状態が目立ってしまい、躁の状態を見逃してしまいがちです。

そのため、うつ病との診断がつきにくいのが特徴です。

躁うつは二つに分けられていますが、実際うつから始まることが多いようです。

そして躁うつは、遺伝的要素・環境要素・性格の要素から発病します。

躁うつ(またはうつ)は、薬物治療・環境の改善・周囲の協力を元に治療を行わなければなりません。

 

躁うつ病は、躁からうつに転じるタイミングが危険です。

死亡率が高い躁うつ病は、早期発見早期治療を行わなければなりません。

 

(photo by:http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-10掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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