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気になる病気・症状

良性?悪性?腎実質の腫瘍

 

 

腫瘍は、体の様々な場所にできます。

良性・悪性によってその治療や予後は大きく変わり、できれば出来てほしくないものです。

今回は、腎実質にできる腫瘍についてお話します。

 

腫瘍の分類

①良性腫瘍

最も多いのは血管筋脂肪腫です。

そのほかにも、腺腫、線維腫、血管腫、脂肪腫などがありますが、できるのは非常にまれです。

②悪性腫瘍

腎細胞がん、ウィルムス腫瘍、肉腫があります。

 

代表的な病気①腎細胞がん(腎がん)

腎実質に出来る腫瘍の約4/5は、腎細胞がんです。

50~70歳という高齢の方に多く、男性に多く発症すると言われています。

多くは健診や、他の病気の検査中に見つかります。

<症状>

・血尿

・腫瘤

・疼痛

・発熱、貧血(進行している場合)

<治療>

早期の腎細胞がんには、腎臓自体を取る「根治的腎摘出術」が行われます。

腫瘍が小さければ、腫瘍の部分だけを取る「腎部分切除術」になります。

現在は、手術との併用としてインターフェロンなどの免疫療法が注目されています。

 

代表的な病気②ウィルムス腫瘍

腎芽細胞腫とも呼ばれています。

成人にも発症することがありますが、多くの場合は小児に発症します。

腫瘍は速く大きくなり、巨大な腫瘤を作ります。

左右両方の腎臓にできる場合もあります。

ウィルムス腫瘍と合併して、奇形などが起こることがあります。

<合併する病気>

・先天性虹彩欠損

・尿道下裂

・停留精巣

・白内障

・知能低下

など

<治療>

腎臓を摘出する手術を行います。

術前・術後に放射線治療を行うことが多いです。

化学療法薬も有効なので、使用されることもあります。

 

代表的な病気③腎血管筋脂肪腫

良性の腫瘍で、血管・筋・脂肪からなります。

女性に多く発症する傾向があります。

結節性硬化症という遺伝性の病気に合併し、左右両方に発生することがあります。

<症状>

・血尿

・脇腹が痛い

<治療>

良性なので経過観察でも大丈夫です。

腫瘍が大きい場合には、手術が行われます。

 

(photo by //www.pakutaso.com/201248photo163post-1571.html)

著者: Calmenさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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