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気になる病気・症状

誰もがかかる可能性のある、急性胃粘膜病変(AGML)とは?急激に進行する?ピロリ菌が関係?

タバコは吸いますか?コーヒーはよく飲みますか??

このような嗜好品などが深く関係し、起こる病気が急性胃粘膜病変です。

誰でも起こる可能性がある、非常に身近な病気です。

 

急性胃粘膜病変の原因

・ステロイドなどの薬物

・アルコール

・コーヒー

・喫煙

・手術

・外傷

・熱傷

・出血

など

原因の半分以上は薬物であり、次いでアルコール・ストレスがそれぞれ15%を占める割合です。

上記以外にも急性胃粘膜病変の原因は多岐に渡り、高齢者で動脈硬化、糖尿病、腎不全、肝硬変などの疾患を持つ場合にも発生しやすいです。

 

急に見られる胃症状

・食欲不振

・心窩部痛(みぞ落ちの痛み)

・コーヒー残渣様の嘔吐

・吐血

・タール便(黒い便)

 

急性胃粘膜病変の治療法

①酸分泌抑制薬

②腹痛発作時は絶食や点滴による水分補給

③出血がある人は内視鏡的止血術

 急性胃粘膜病変は胃部痛、悪心、嘔吐、吐血、下血などの症状が出ますが、きちんとした治療を施せば、比較的短期間で治すことが可能です。

 

急性胃粘膜病変は生活の中に原因が潜んでますから、特に社会人などお酒の飲む機会の多い方、ストレスフルな生活をしている方は注意が必要です。

まずは、自分の生活習慣を見直して、病気にならないように、心掛けましょう。

 

 

ピロリ菌による急性胃粘膜病変

ピロリ菌が恐ろしい細菌だと言うことは、いまや誰もが知っていることでしょう。

ピロリ菌の恐ろしさといえば、まずほとんどの細菌を防ぐ酸性の胃酸の中でも元気に活動できる病原菌だと言うことです。

そして、ピロリ菌が招く疾患は種類が豊富であり、一種類のピロリ菌が、多大な病気のリスクを向上させてしまうことになります。

 

■胃酸の中で活動するヘリコバクター・ピロリ

●ヘリコバクター・ピロリ

一般的にピロリ菌として知られる細菌で、多くの細菌が活動できない酸性の胃酸の中でも活動し、胃の粘膜に定着できる数少ない病原菌として有名でしょう。

 

●胃酸を中和するウレアーゼ

ピロリ菌が胃酸の中で活動できる要因として、ウレアーゼという酵素が関わってきます。

 

1.ピロリ菌がウレアーゼを産出

胃の中にピロリ菌が入ると、ピロリ菌はまずウレアーゼという酵素を産出し、胃粘液に放出します。

 

2.胃粘液の尿素をウレアーゼが分解

ウレアーゼは胃粘膜の尿素を分解し、二酸化炭素とアンモニアに分けてしまいます。

 

3.アンモニアが周辺の胃酸を中和

アンモニアが胃酸の酸性を中和してしまい、ピロリ菌を胃酸から守る働きをするのです。

 

●ピロリ菌の持つ病原因子

1.慢性胃炎、胃潰瘍や十二指腸潰瘍

ピロリ菌は胃粘膜などに定着し、炎症や潰瘍を発生させる活動を行います。

 

2.胃癌、リンパ腫

炎症が慢性化し、増悪することで癌や腫瘍の原因となってしまうのです。

 

●ピロリ菌の治療

ピロリ菌を胃から除去するためには、薬物療法や食事療法による胃の中の細菌を除去する、除菌療法が必要となります。

 

ピロリ菌は、胃炎にびらんと胃潰瘍のリスクも高め、急性胃粘膜病変となりやすくする病原菌です。

更には放置しておくと癌の原因となる恐れもあります。

 

ピロリ菌に感染したならば、すぐさま除菌療法を行い、ピロリ菌を胃粘膜から除去する必要があるでしょう。

 

 

急激に進行する急性胃粘膜病変

人体の内臓の中でも、毎日必要な栄養を吸収するために、胃などの消化器官は特に活発に活動しています。

それだけ胃には常に大きな負担が掛かっており、何かのきっかけでその負担が急性の胃炎などの疾患を招くこととなるのです。

 

時には複数の病変が胃の粘膜で同時に発症することで、急激に病状が進行し、一気に深刻な状態へ行き着いてしまうこともあり得ます。

それが急性胃粘膜病変です。

 

およそ三種類の出血性の疾患を同時に併発する急性胃粘膜病変は、胃粘膜からの出血もあっという間に重度となり、吐血や下血などの症状がすぐに現れてしまうこととなります。

 

 

■深刻な急性胃炎

●急性胃粘膜病変

急性胃粘膜病変とは、単なる急性胃炎ではなく、急性出血性胃炎、出血性びらん、急性胃潰瘍をきたした深刻な急性の胃粘膜病変のことです。

びらんと潰瘍を合併し、さらに急性胃炎も発症した深刻な状態にこの特別な病名が使用されます。

 

1.急性出血性胃炎

急性の炎症の進行が早く、胃粘膜から出血するほど重症化してしまう急性胃炎の一種です。

 

2.出血性びらん性胃炎

胃の粘膜にびらんというできものができ、そのびらんの部分から出血する急性胃炎の一種となります。

 

3.急性胃潰瘍

胃酸から胃を守る粘膜に異常が発生し、胃酸が胃を傷つけて潰瘍を作ってしまう胃の疾患です。

胃にできた潰瘍からは当然、出血することになります。

 

 

※三種類の出血の症状をもつ疾患が合併するため、一気に大量の出血を伴うこととなるのです。

 

急性胃粘膜病変は、それぞれ一種類の疾患を発症したときとは比べものにならないほどの速さで病状が悪化の方向に進行してしまいます。

そのため、吐血や下血などの目に見える症状が現れることも早いので、すぐに医療機関での治療を開始するようにしましょう。

病状の進行が早くとも、要は胃粘膜の異常ですので、有効な治療薬や治療法もキチンと用意されています。

 

(photo by http://www.pakutaso.com/201244photo362post-2282.html

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-07掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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