カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. >
  4. 腸閉塞(腸イレウス) >
  5. 便秘は腸閉塞(イレウス)のもと

気になる病気・症状

便秘は腸閉塞(イレウス)のもと

 

最近、日本人に多くみられるのが便秘です。

今までは女性に多くみられていましたが、食習慣の乱れにより男性にも見られるようになってきました。

便秘は様々な病気を引き起こしますが、中でも身近なものが腸閉塞(イレウス)です。

 

イレウスとは

種々の原因により、腸管内容物(便など)の通過障害が起きた状態です。

物理的な原因で起こる場合を「機械的イレウス」、神経や血管の障害によるものを「機能的イレウス」といいます。

 

単純性(閉塞性)イレウス

機械的イレウスの1つです。

十二指腸切除、虫垂炎、婦人科、腹膜炎等の手術後、腸が癒着することで起こることが多いです。

<症状>

・間欠的な鋭い痛み

・気持ち悪い

・嘔吐

・ガスや便が出ない

・お腹が張る

<治療>

90%は内服などの保存療法で、治すことができます。

抗生物質の投与や、脱水防止・電解質補正のための点滴が行われます。

悪性腫瘍などが原因となって起こる場合には、手術が必要です。

 

複雑性(絞扼性)イレウス

機械的イレウスの1つです。

腸の周りの血流が途絶え、腸管が壊死(腐る)してしまいます。

腸重積症、腸軸捻転症、ヘルニア嵌頓などが原因になります。

<症状>

・急激な嘔吐

・腹痛が続く

・絞扼部分が外側から固く触れる(Wahl徴候)

<治療>

大半は、緊急手術が必要です。

絞扼が重症でなくても、症状が強くショック状態になる危険性があれば、手術となります。

 

麻痺性イレウス

機能的イレウスの1つです。

腸管の神経や筋肉が影響を受け、腸管の動きが麻痺してしまった状態です。

汎発性化膿性腹膜炎、子宮外妊娠、腹腔内出血、腸管膜血管閉塞などが原因となります。

<症状>

・嘔吐

ガスや便が出ない

・腹痛

・お腹が張る

・お腹が動いている音(グルッという音)が聞こえない

<治療>

腹膜炎などの炎症がある場合は、それに対する治療が基本となります。

麻痺性イレウス自体は、内服などの保存療法が主体となります。

腸管運動を促進させる、ネオスチグミンやメトクロプラミドといった薬を使います。

 

痙攣性イレウス

機能的イレウスの1つです。

神経衰弱状態、ヒステリーなどの精神状態の低下、鉛やモルヒネ・ニコチンなどの中毒によって引き起こされます。

<症状>

麻痺性イレウスと同様で、お腹が動いている音が聞こえないのが特徴です。

<治療>

原因となっている病気がある場合は、その治療が必要です。

中毒がある場合も、その原因物質を体から除去することが必要です。

 

便秘は誰にでも起こるもののため、少し排便がなくても大丈夫だろうと放置する方が多いようです。

しかし、放置しておくと腸閉塞になり、気持ち悪くてかなり苦しい症状を経験することになってしまいます。

便秘の改善には、水分と食物繊維を十分に摂取して、腸内善玉菌を増やし、さらに運動習慣をつけることが大切です。

 

(photo by //www.pakutaso.com/201315photo008post-2298.html

著者: Calmenさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

腸閉塞(腸イレウス)に関する記事

死亡する危険性もある「腸閉塞」~その始まりと治療法

  「腸閉塞」は突発的な腹痛から始まるといわれています。この突発的で波のある腹...

腸の動きが鈍くなり閉塞する「麻痺性イレウス」は薬が原因かも

  腸の動きが鈍くなって腸に閉塞が起きる「麻痺性イレウス」は、薬の副作用で起こ...


癒着、ねじれ、神経性…やっかいな腸閉塞(腸イレウス)の原因

  腸閉塞(腸イレウス)とは、腸の中が通らなくなって便やガス、腸液などが腸内に...

腸が詰まる、滞る「腸イレウス」の治療は絶食が必須

腸閉塞を起こした場合には、絶飲食が必須です。何も食べられないので、点滴での栄養...

カラダノートひろば

腸閉塞(腸イレウス)の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る