カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 内分泌 >
  4. ただの肥満?もしかしたら「Cushing症候群」かもしれません!クッシング症候群と食事管理。毛深くなる?真偽とは

気になる病気・症状

ただの肥満?もしかしたら「Cushing症候群」かもしれません!クッシング症候群と食事管理。毛深くなる?真偽とは

歳を取ると代謝も下がり、ホルモンバランスの変化などから、脂肪がつきやすくなります。しかし、おなじような中高年の年代に起こりやすい、肥満に似たような症状の病気があります。

 

Cushing症候群とは

副腎腫瘍、副腎過形成、下垂体腺腫などにより、コルチゾール(ホルモンの一種)が過剰に分泌されて起こる病気です。

ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を産生する下垂体腺腫によるものを、Cushing症候群と呼びます。

非常に珍しい疾患で、40~60歳の女性に多いです。

 

コルチゾール過剰症状

◆満月様顔貌、中心性肥満

体脂肪分布が異常になり、顔面や体幹に脂肪が集中的に沈着する一方、手足はやせ細ります。

 

◆水牛様肩

体脂肪分布異常により、肩甲骨付近にも脂肪が沈着します。

 

◆赤色皮膚線条

蛋白異化亢進によって皮膚の菲薄化と急速な脂肪沈着による真皮の伸展が起こり、真皮に亀裂が生じます。

 

◆高血圧

コルチゾールのミネラルコルチコイド(アルドステロン)様作用により、ナトリウム、水が貯留します。

 

◆浮腫(むくみ)

高血圧と同様(浮腫は膝上から足の付け根にかけて多く、女性に見られやすいです)

 

◆筋委縮

蛋白異化が亢進し、四肢はやせ細り筋力が低下します。

 

◆骨粗鬆症、尿路結石

骨新生の抑制、ビタミンDの作用抑制による腸管からのカルシウム吸収減少、尿中カルシウム排出量の増加が見られます。

 

◆糖尿病

糖新生亢進、インスリン抵抗性増大により耐糖能が低下します。

 

◆皮下益血

血管壁の異化作用により、断裂がおこります。

 

◆精神症状

中枢神経細胞の被刺激性が亢進し、抑うつや精神的な不安定、不眠や多幸がみられることがあります。

 

◆易感染性

免疫反応が抑制されたことによるものです。

 

アンドロゲン過剰症状

◆月経異常

 

アンドロゲン過剰分泌とコルチゾールによる黄体形成ホルモン分泌抑制により、無月経となります。

 

◆多毛、ニキビ

 

アンドロゲン分泌過剰による男性化徴候です。(ニキビの発生には易感染性も関わる)

 

ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)過剰症状

◆色素沈着

副腎皮質刺激ホルモンの分泌が過剰な場合、皮膚粘膜に色素が沈着します。

 

治療方法 

・Cushing症候群(下垂体腺腫)

Hardy手術(経蝶形骨洞下垂体腺腫摘出術)やガンマナイフ(放射線)

 

・副腎腺腫、副腎癌

腫瘍摘出術

 

・副腎皮質過形成

両側副腎摘出術後、ホルモン補充療法

 

・異種性ACTH産生腫瘍

原発巣の摘出

 

Cushing症候群は珍しい病気ではありますが、放置しておくと死に至ることもある恐ろしい病気です。

Cushing症候群は血液検査を行えば診断が可能なので、定期的な健康診断を行うことで病気の進行が遅いうちに発見することが出来ます。

 

 

ちょっと気を付けることから*クッシング症候群と食事管理

クッシング症候群と食事管理

クッシング症候群は、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の過剰分泌により、血中の血糖値が上がってしまったり、中性脂肪が増えたり、高血圧になったりと、様々な健康問題を抱えられ、特に若年の女の子などでは、どうしても症状が外見に出てしまったりするので、ダイエットなどにも無理をされている方は多いのではないかと思います。そこで、ここでは簡単に覚えられる、食事をする際のちょっとした工夫をご説明していきたいと思います。

 

<食材に関して>

様々な食材の中でも「糖質」と「脂質」に注意をすると、ぐっとカロリーを抑えられたり、体内の血流などの改善に繋がったりするので、とても重要です。

糖質の中でも、最も吸収されやすく体内で脂質にも変わる「果糖」は食品で言うと、ハチミツやジュースなどによく含まれています。夏場になると、ペットボトルのジュースを1本平気で飲みきってしまいますが、1本分の砂糖の量で約1日分の推奨摂取量基準を超えてしまっていますので、出来れば控えてほしいところです。出来ることなら、無糖のお茶類や、甘さ控えめのものなどを選ぶ様にしましょう。

 

また、炭水化物などの糖質ですで目安にしていただきたいのが、「GI値」です。

GI値とは、糖質の吸収のしやすさを表す指標です。「低GI値」の表示を選ぶと良いでしょう。

 

1)GI値からみる食材

低GI食品:玄米、そば、全粒粉パスタ、里芋、サツマイモ、大豆、アボカド、レタスなど

高GI食品:白米、うどん、乾麺パスタ、ジャガイモ、にんにくなど

 

2)脂質の取り方

基本的にはLDL(悪玉菌とも言われる)を減らし、HDL(善玉菌とも言われる)を増やす作用のある青魚やオリーブオイルなどを摂取していきます。

青魚:サバ、イワシ、アジ、サンマ、ブリなど。EPAは血流を改善する効果があります。

オリーブオイル:オレイン酸が豊富な油で、サラダ油に比べて、熱に強く酸化しにくいです。LDLを減らし、HDLを増やす効果があります。

 

<量に関して>

次は量に関してですが、カロリー数を毎回気にしているのは煩わしいという方のために、「プレートメソッド」という方法があります。これはお皿を3つに区分し、その量を目安に食べる方法です。

 

1)1枚20cmくらいのお皿の上に、半分を占める割合で野菜を入れていきます。(でんぷん類の野菜以外です)

2)次に4分の1のスペースに炭水化物を入れます。(ご飯、玄米、パスタ、パン、サツマイモ、うどんなど)

3)そしてもう一方の4分の1のスペースに、タンパク質を入れます。(魚、豆腐、豚、鶏肉、納豆など)最後に、乳製品や果物類を入れます。(牛乳、ヨーグルト、豆乳、みかん、ぶどう、りんごなど)

 

<食べ方に関して>

食事するタイミングは血糖値の上昇などにも大きく影響します。基本的には、一日3回、決まった時間に適量を食べることが大事です。夜食がどうしても多くなってしまう場合は、夕方に軽く食事を摂って、夜にもう一度軽く食べるなどした方が代謝やホルモン分泌の規則性が安定します。

 

また、時間帯だけでなく、食べる順番も非常に大事です。

野菜や海草、豆類に含まれる食物繊維は、血糖値の上昇を緩やかにするため、順番を気を付けるだけで血糖値の急な上昇を防ぐことができます。

 

野菜 ⇒ スープ類 ⇒ タンパク質類 ⇒ 炭水化物 

 

の順で食べるととても合理的です。

 

最後に

食事の管理は細かな数値などを考えなければならないと、その作業がとても大変になってきます。食べるたびにストレスを感じていてはいけないので、大体この程度~というのを自分でお皿に持ってそれが習慣になると、以外に楽なものになってきます。先に数値で考えるより、まずは食事を楽しみながら改善していきましょう!

 

 

クッシング症候群で毛深くなる原因

毛深いことは一般的に考えると病気の可能性は非常に低いです。特に親や兄弟が毛深い場合は遺伝と考えるのがもっとも適切です。

また、親兄弟には毛深い人がいなくても思春期ころから大人になるまでずっと毛深いのであれば体質であると考えられます。

 

●毛深くなる病気ってあるの?

長い間毛深い状態であれば病気とは考えにくいですが、急に毛深くなったというのであれば病気の可能性もあります。

毛深いことから考えられる病気のひとつがクッシング症候群という病気です。

クッシング症候群は副腎という場所でホルモン分泌のバランスが乱れてコルチゾールが大量に分泌される病気です。

脳に腫瘍があるか副腎皮質に腫瘍があるために起きる場合がほとんどです。

 

●どうしてクッシング症候群で毛深くなるの?

クッシング症候群で毛深くなる理由は性ホルモンが過剰に分泌されるからです。

クッシング症候群で過剰に分泌されるホルモンはコルチゾールというものですがコルチゾールの分泌とともに男性ホルモンの分泌も増えることがわかっています。

そのため、女性であってもクッシング症候群で急に男性のような濃い毛に悩まされることもあるのです。

 

●クッシング症候群の自覚症状は?

毛深くなること以外にもクッシング症候群には特徴的な自覚症状があります。

まずわかるのは顔がむくんで、ニキビが出来やすくなるということです。手足に比べてお腹がぽこっと出ているのもクッシング症候群の症状です。

また、皮膚の亀裂が出来たりあざが出来やすくなります。

 

クッシング症候群は毛深くなったことから考えられる病気のひとつで、ホルモンを出す副腎に異常があります。

顔がむくむ、手足に比べてお腹がひどく出ているなどの症状があれば病院へ行ってください。

 

 

必要なホルモンも出過ぎると異常が。。。クッシング病

人間の体の機能は様々なホルモンによってバランスが取られています。

ホルモンは多すぎても少な過ぎてもダメで、中でも生命の維持には欠かせない色々なホルモンが出ている脳下垂体に腫瘍が出来ると種々の代謝異常を引き起こします。

副腎皮質ホルモンが過剰になったものをクッシング病といいます。

 

クッシング病とは

副腎皮質ホルモンである糖質コルチコイドのコルチゾールが過剰になることによって起こる疾患をクッシング症候群と言います。

クッシング症候群の中でも、副腎皮質ホルモンを産生するように指令を出すホルモンである副腎皮質ホルモン刺激ホルモンがあり、それを産生する脳下垂体に腫瘍ができることによって起こる疾患をクッシング病といいます。

 

 クッシング病の症状

全体の外見としては、手足の太さは細くなるのに胴体や顔が太ってくる中心性肥満や満月様顔貌(顔が丸くなる)をきたします。背中はバッファローハンプ(野牛せむし)と言って、盛り上がります。

色素沈着を起こし皮膚が黒ずみます。

腹部では急激に皮膚が伸展されることによる皮膚線条が出てきます。

 

また、副腎皮質ホルモンのタンパク異化作用によって筋力低下・筋委縮、腸管からのカルシウム吸収抑制による骨粗しょう症、高血圧、高血糖、電解質異常を起こします。

病気に感染しやすくなり、傷も治りにくくなります。

性機能にも異常が出て、男性化兆候や月経異常がみられます。

 

精神症状として、集中力の低下や鬱状態、不眠、多幸、精神不安定になります。

 

クッシング病の治療法

最善の選択としては、原因である下垂体腫瘍を手術で取り除くことです。

手術が出来ない場合は放射線療法がおこなわれる事もあります。

 

まとめ

高血圧や高血糖、骨粗しょう症などの様々な症状を引き起こすクッシング病は、放置すると死に至る危険もあります。

が、クッシング病に対して適切な治療を行う事で良好な予後をたどります。

おかしいなと感じたら、内分泌専門家医の診察を受けましょう!

 

  (photo by http://www.ashinari.com/

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-07掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

内分泌に関する記事

副甲状腺機能亢進症、原発性副甲状腺機能亢進症の治療法・手術後は?副腎性器症候群はホルモン異常

    副甲状腺機能亢進症の治療法   副甲状腺機能亢進症と診断されてし...

朝起きたら心臓がバクバクする…これはバセドウ病(甲状腺機能亢進症)かも?遺伝する病気?

「寝起きに心臓がバクバクする…この動悸、なにかの病気かもしれない。」 経験...


甲状腺機能低下症の初期症状をチェックしてみよう!「シーハン症候群」「クレチン症」の症状とは?

喉仏のすぐ下にあり、外からは目に見えないものの体の中で重要な働きをしているの...

子供がかかりやすい甲状腺の病気、その原因とは? 気づきにくい甲状腺の病気は専門医へ !

甲状腺ホルモンは、子供の成長には欠かせないホルモンです。これが不足する機能低...

カラダノートひろば

内分泌の関連カテゴリ

内分泌の記事ランキング

人気体験談ランキング

気になる病気・症状のひろば閲覧ランキング

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る