健康診断・健康管理
高タンパク質の食材をとると身体にいい?タンパク質の健康効果
高たんぱく食を摂取しよう
たんぱく質とは?
筋肉や骨、血液や神経、皮膚や内蔵から髪や爪などにいたるまで、たんぱく質で出来ていないというものはありません。
また生きていくうえで重要な代謝の働きの鍵を握っているもの、このたんぱく質なのです。
すなわち、たんぱく質が摂取されず欠乏していると、全身に悪影響を及ぼします。
たんぱく質の摂取
健康で栄養状態の良好な人では、1日に体重1kgあたり5gのたんぱく質が破壊され、新しく合成されたものと交換されています(体重50kgの人で250g)。
そのため、体重50gの人は一日に250gのたんぱく質を、毎日摂取する必要があるのです。
高たんぱく食を摂取しよう
たんぱく質は、人間の身体を作るうえで、そして体が機能する上で、とても重要な働きをしています。
しかしたんぱく質ばかりを摂取していたのでは、栄養が偏ってしまいます。
肉や魚、乳製品や豆類など、たんぱく質が多く含まれる食物にはカロリーが高いものも多く、そのため過剰な摂取は肥満の原因にもなってしまいます。
たんぱく質を効率よく摂取するには、たんぱく質の質を意識すると良いでしょう。
量よりも質ということです。
肉を摂取しても野菜を摂取しても、たんぱく質は摂取することができます。
しかし、そのたんぱく質の性質というものはそれぞれの食品によって違いがあるのです。
例えて言えばプロテインなどはその代表格で、高たんぱく質で低カロリーです。
このような食品を摂取するよう心がけることが大切なのです。
意外?日本食は実は「低タンパク食」だと知っていますか?
日本食は低たんぱく食だった
たんぱく質の役割
たんぱく質は、身体の殆どの組織を作るうえで必要不可欠なものです。
内蔵や神経、血液や筋肉や骨、そして髪や爪に至るまで、人間の身体の様々なものがたんぱく質で出来ています。
そして人間が生きていくのに必要な代謝という働きにも、このたんぱく質が重要な役割を果たしています。
つまり人間が生きていくのに、たんぱく質は必要不可欠なものということなのです。
日本食の特徴
日本食というと、白米にお味噌汁、魚と漬物というイメージがあります。洋食がパンにスープ、そして肉とサラダというイメージであるのに比べると、あっさりした低カロリー食であるように思えます。
しかし、低カロリーであるから良いというものではなく、代表的な日本食では、たんぱく質が十分に摂取できていない状態、低たんぱく質であることがわかっています。
このように一見低カロリーで良い食事だと思っていても、実際はたんぱく質不足となっていることもあり、たんぱく質の摂取方法には、十分注意が必要だということです。
それでは低カロリーであってもたんぱく質を十分に摂取するにはどうしたらよいか?それは、良質の高たんぱく質を摂取することなのです。
高たんぱく質の食品を摂取
日本食は魚中心で比較的高たんぱくであるように思えます。
しかし、実際にはその質と量のバランスによって低たんぱくとなってしまっていることもあるようです。
良質で高たんぱく食を摂取し、その質や量にも気を使った食生活を心がけるようにしましょう。
老廃物を減らすには低たんぱく食摂取
健康に対してほとんどの人は何かしら気をつけていることがあるでしょう。
適度な運動を心がけたり、睡眠時間を十分に取ったり、また食事に気を使っている人もいるのではないでしょうか?
健康ブームなどにより、食生活が見直され、老廃物という言葉もよく聞くようになりました。
体内に蓄積される老廃物
老廃物とは体に溜まる不要なもので、この老廃物が体内に蓄積されると、頭痛やむくみ、食欲不振などの健康不良が現れます。
基本的には腎臓によってろ過された老廃物は、尿となって体外に排出されるようになっています。
しかし、老廃物が溜まりすぎで腎臓に負担がかかったり、腎臓になんらかの障害が見られている場合、腎臓の働きが弱くなりどんどん老廃物が溜まってしまうようになります。
また、腎臓も傷つけられ腎不全になる可能性もあります。
三大栄養素のたんぱく質
糖質や脂質、そしてたんぱく質は三大栄養素として体のエネルギーとして活用されます。
エネルギーとして使われると、汗や息などとして排出されるようになっています。
糖質や脂質が汗や息として排出されるのに対して、たんぱく質だけは汗や息として排出される他に、毒素として体内に残ってしまうのです。
その毒素は腎臓を通り、尿として排出されています。
ですから老廃物を作っている最大の原因はたんぱく質ということになります。
しかしたんぱく質は大切な栄養素であり、また沢山の食物に含まれているため、完全に老廃物を除去することはできません。
ですから老廃物を減らすということが大切になってくるのです。
たんぱく質が老廃物の最大の原因となっているのならば、当然たんぱく質を摂取する量を減らせば、老廃物を減らすことにもつながってきます。
毎日の食事で少し主食を減らしてみるとか、おにぎりだけとかうどんだけといった、主食メインの食事を見直すことで、老廃物を減らすような食生活にしていきましょう。
蛋白質を摂ろう!血行改善のために筋肉を増やす栄養素
血行を改善するために、最も必要なものは筋肉です。
筋肉の活動は血行を良好に保つために不可欠であり、運動不足は血行を悪化させ、筋肉量の不足は慢性的な血行不良を引き起す原因となってしまいます。
血行不良を改善し、血行を促進するためには、運動量を増やして筋肉を付けることが大切です。では、効率よく筋肉を増やすためには、どのような栄養素が必要になるのでしょうか。
■筋肉を増やす蛋白質
●血流の勢いを保つのは筋肉の役目
心臓から送り出された血液の流れは、当然、心臓から遠くなるほど勢いを失っていきます。
血液の流れの勢いを最後まで維持し、末端の毛細血管にまで血液を届ける役目を担っているのが全身の筋肉なのです。
▼血行不良の原因のひとつは筋肉の衰え
血行不良の原因は、全身の筋肉の量が足りなくなっていることが、大きな原因となっています。
血行不良や冷え性に女性がなりやすいのも、男性よりも筋肉量が少ないからでもあるのです。
●筋肉となる栄養素は蛋白質
この足りない筋肉を補うにはもちろん運動が必要ですが、それに加えて筋肉の原料となる栄養素、つまりは蛋白質が必須となります。
蛋白質を十分に摂取し、運動量を増やすことで全身の筋肉を増やせば、自然と血行は促進し、冷え性も改善することになるでしょう。
筋肉を増やすための蛋白質と言っても、なにも脂質の多い肉類だけではありません。
動物性の脂質の取り過ぎは血液をドロドロにさせ、さらに血行を悪化させてしまうことになります。
お勧めできるタンパク源は、大豆など植物性の蛋白質で、同時に血液をさらさらにし血行を促進する栄養素も沢山摂取することができます。
植物性蛋白質の摂取量を増やし身体を鍛えることで、血行が良いたくましい健康体を手に入れることができるでしょう。
(Photo by:http://www.pakutaso.com/201242photo214post-1779.html)
著者: カラダノート編集部