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CO2ナルコーシスには要注意!


 人間の体はホメオスタシス(恒常性)と言って、常に一定の状態が保たれるようにバランスが取られています。

 血液も常にpH7.40±0.05に保たれており、この酸とアルカリのバランスの事を酸塩基平衡と言います。

 

pH7.40より下がってしまうことをアシドーシス、上がってしまうことをアルカローシスと言います。

  

呼吸性アシドーシス

 酸とアルカリのバランスを取る上で、呼吸は非常に大事な役割を果たしています。

 

H+ + HCO3- ⇔ C02 + H20

 

水素イオン(酸性)は重炭酸イオンと結合して二酸化炭素となって排出することができます。

COPD(肺気腫、慢性気管支炎)などによって呼吸に障害が出ると、二酸化炭素が十分に排出されなくなります。

 

つまり、血液が酸性に傾いてしまうと言う事です。

 

アシドーシスになると…

軽度の場合は眠気や頭痛が起こります。

重度になると、中枢神経の働きが抑制されて、血圧が下がり、ショック、錯乱、昏睡、などを引き起こし、死に至ります。

 

CO2ナルコーシス

呼吸障害があると、酸素は足りず、二酸化炭素は過剰になります。

 

酸素が足りなくて呼吸が苦しいからと言って、高濃度の酸素を投与すると、脳は“酸素が十分な量になった”と判断して呼吸を抑制してしまいます。

そうすると、たとえ酸素の量が十分になっても、二酸化炭素は過剰なままなのでアシドーシスが進みます。

 

まとめ

たとえ呼吸不全があって苦しそうにしているからと言って、不用意に高濃度酸素を投与するとアシドーシスが進み死に至ることもあります。

必ず医師の指示を仰ぎましょう。

(Photo by://www.ashinari.com/

著者: クレメンタインさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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