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難読症ってなに?どういったものなのか理解しよう!

「難読症」とは、なにかご存知ですか?

 

身近に多いことではないので、知る機会がないとまったくわからない人もいるかと思います。しかし、もし近くにそういう人がいたら、知らないことで傷つけてしまうこともあります。

 

難読症とは、知能に問題はないのですが、以下の言語活動に不自由さのある人のことをいいます。

 

・読書

・文字のつづり

・言葉をきいて理解する

・はっきりと自己表現する

 

難読症は、一人として同じものはありません。また、その原因が遺伝の場合も多いです。

 

原因

現在、難読症の原因は明確にされていません。ただ、科学者らによって、脳機能の問題であり、視覚障害ではないことがわかっています。

 

対処法・治療法

難読症の患者は、まず適切な診断のできる大学や病院に行き、身体的なチェックを行います。

 

技能的な検査、口頭および作文における表現語などの発達検査、これまでの学校成績、家族歴、音読、文字綴り、語彙、言語理解、書写、作文を検査するのです。

 

診断の結果から、適切な教育計画を医師から出してもらえるようにします。

 

そして、以下の点に注意して、難読症の患者を支援していきます。

 

・言語の諸技能・概念の直接的な指導法であるか

・感覚入力をいくつも活用した指導法であるか

・スモールステップな系統だてた指導法であるか

・予測しやすく、患者に分かりやすい指導であるか

 

また、治療については以下の方法の有効性が報告されています。

 

・視覚的能力から訓練するコンピュータプログラムを利用

米国のタラル教授とガブリエル教授の「Fast ForWord」プログラムは、30年以上の神経科学研究にもとずく学習加速プログラムです。

学習を強化する認知スキルを高めるため、高範囲にわたって改善された重要な言語と読書技術(音韻意識、音素の認識、流暢さ、語彙、理解、作業メモリ、構文など良い読者になる方法を学ぶための技術)を強化するため、視覚的能力から訓練するコンピュータプログラムを利用する。

 

・色眼鏡を使った読みの能力向上

色眼鏡(黄色または青色)を一定期間着用で30%の児童の読みの能力向上(仮説的なレベルのアプローチ)したと報告されています。

色眼鏡の効力については100%解明されていませんが、仮説的レベルとしては、難読症患者の網膜視覚細胞内の異常を何らかの形で緩和するものと考えられています。

 

 

難読症の方は、物事を思い出すことや、自分の考えをまとめることが苦手です。

 

しかしながら、彼らは適切な指導を受け成功する可能性を秘めています。(世界的に有名なスティーブン・スピルバーグ氏やトム・クルーズ氏が難読症でありながら成功を収めている人たちです。)

 

難読症患者が、自己の能力を十分に伸ばせ、自分らしく生きて行けるように、難読症への支援体制を整備し、まずは難読症を知り、支援することが大切ではないでしょうか。

(Photo by: 著者)

著者: isasakaさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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