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うつ病ってうつるの?負の連鎖が起こらないようにするには!?遅寝遅起きが引き起こすうつ病

主人、奥様とご夫婦でうつ病を患ってしまったという話しは聞いた事はありませんか? 

筆者はメンタルケア心理士、いわゆるカウンセラーとして悩みを抱えた方やうつ病の方のケアを行っています。

 

最近相談内容で多いのが「うつ病ってうつるのですか?」というものです。

YesかNoかで言えば、筆者はYesだと思っています。誤解のない様に言っておきますが、風邪の様に近くにいたからうつるとか触ったからうつると言う訳ではありません。

ましてうつ病は感染病ではありません。

 

うつ病とは?

世間一般的に言われている「うつ病」とは気分障害(精神病)の一種です。気分の落ち込み、仕事や勉強への意欲低下、気力が無くなる、不眠、食欲減退、希死念慮などが主症状の気分障害をうつ病と言います。

 

会社で何かしら精神的に病む事が継続してあり、その結果ご主人がうつ病を患ってしまったとします。うつ病は心の病気です。怪我や身体的疾患のように何時頃治るとは医者でも言い切れません。長いスパンで焦らずに治していくしかないのです。

 

会社に行く事も出来ず、お家でもあまり話さなくなり、今までのご主人とは別人の様になってしまったら、奥様は心を痛めるでしょう。経済的なこと、これからの未来に強い不安を抱くと思います。

 

そうなると奥様も精神的に参ってしまいうつ病を患ってしまうという負の連鎖が起こる可能性が高いのです。

 

「負の連鎖」が起こらない様にするにはどうしたら良い?

うつ病は適切な治療と家族や周囲の正確な知識と対応があれば治るものです。

しかし、気の持ちようでは絶対に治りません。家族の精神状態がおかしくなる前に、必ず専門家へ指示を仰ぎましょう。家族の力だけでは絶対に治るものではありません。

 

専門家による適切な治療をして頂ければ、家族の負担も減り負の連鎖を起こさずに済むはずです。

 

脳の社会性機能がうつ病予防に

■ストレスに立ち向かうセロトニン神経

脳の社会性を司る機能はセロトニン神経といって、共感脳と呼ばれている部位です。この共感脳が人の精神を平静に保ち、社会性を維持してくれることで、ストレスに強い体質にしてくれるのです。

 

セロトニン神経はドーパミン神経やノルアドレナリン神経のバランスを保ち、どちらの機能が過剰にならないように調節してくれるのです。このバランスが保たれていれば、人の脳は高い働きができる状態となります。

 

セロトニン神経が安定して放出され、社会性機能が維持される状態ならば、人はストレスに負けることはなくうつ病の症状を回避することができるのです。

 

逆にストレスに弱くなり、うつ病の症状が出るような人はこの共感脳が弱まり、セロトニンの放出が少なくなっていることを意味します。

 

■セロトニン神経の働き

●脳の指揮者的な役割

ノルアドレナリン神経やドーパミン神経のバランスを保ち、暴走を抑える。

 

●人の脳をクールな覚醒に導く

興奮状態ではなく、冷静な状態で人の脳を覚醒させる。

 

●ストレスに強い体質を作る

ストレスによって脳の機能が暴走することを抑えるため、ストレスに強くなる。

 

共感脳の状態がストレスへの耐性を決めるので、うつ病対策はいかに共感脳を活性化させ、セロトニン神経の働きを安定化させるかが重要となります。

 

基本的には毎日太陽の光を浴びて、適度なリズム運動を続ける健全な生活を送ることが、共感脳を活性化させる方法です。

 

涙をこらえることはストレスを溜め込むこと

■人は涙を流すことでストレスを解消することができます

うつ病対策としてこの情動の涙の機能は非常に重要な要素です。

 

うつ病になると情動の涙が流せなくなり、

情動の涙がうまく流せなくなるとうつ病になる確率が上がります。

 

そして人は涙をこらえることもできるので、無理に情動の涙をこらえ過ぎるとそれだけでうつ病に近づいてしまうのです。

 

情動の涙がストレス解消効果を発揮するには中途半端な涙の量では意味がありません。

それこそ号泣するように思いっきりに泣いてこそストレス解消効果が生まれるのです。

 

情動の涙を流すまではストレスの積み重ねが必要です。情動の涙をこらえると言うことは、それまで積み重ねてきたストレスを解消せずそのまま蓄えることに繋がることになります。

 

■涙をこらえることはストレスを溜める

●情動の涙はストレスの積み重ねによって発生する

●情動の涙をこらえることは、ストレス解消効果を放棄すること

●積み重ねられたストレスはそのまま蓄えられることに

●涙をこらえることが新たなストレスにも繋がる

 

ストレスを受け流す機能が未発達な子供が健全に生活できるのは、泣きたいときに思いっきり泣くことができるからです。

 

大人になるとそうはいかず、泣きたいときに泣けないことの方が多いでしょう。

成人のうつ病対策としては、

定期的に思いっきり涙を流すことができる時間を作り出すことが必要となります。

感動できる映画などで、情動の涙を定期的に流せるように工夫すると、うつ病予防としては非常に効果的です。

 

これってセロトニン不足? 簡単セルフチェック!

いきなりですが、次の項目のうちあてはまるものはありますか?

性格や体質のせいだと思っていたことも、実は脳の神経伝達物質「セロトニン」が不足しているのが原因かもしれません。

 

<チェック項目>

・気分がいつも沈んでいる

・すぐにイライラしたり、起こってしまう

・やる気が出ず、集中できない

・ひどい頭痛がする

・肩がこる

・胃腸の調子が悪い

・自分が「ダメな人間だ」と思ってしまう

・すぐパニックになってしまう

 

特にこれらが理由も無く長期間続いていたり、朝起きてすぐから感じるようであればセロトニン不足の可能性が濃厚です。

 

セロトニンが不足すると、ドーパミンやノルアドレナリンの不足や過剰分泌が起こり、さらに様々な症状がもたらされてしまいます。

 

<ドーパミン神経異常がもたらすもの>

・意欲が低下したり、物事が楽しめなくなる

・アルコールやギャンブル、買い物など各種依存症を引き起こす

 

<ノルアドレナリン神経異常がもたらすもの>

・仕事や作業がうまくこなせなくなる(意欲や集中力、記憶力が低下する)

・うつ病や急性ストレス障害、パニック障害などを引き起こす

 

冒頭のチェック項目に該当する人、またドーパミンやノルアドレナリン異常の項目に心当たりのあるひとはセロトニンが不足していると考えられます。

今すぐセロトニン神経を活性化させていきましょう!

 

遅寝遅起きが引き起こすうつ病

人の体内時計は24時間よりも長く、24.5時間から25時間でできています。しかし多くの人は、24時間を1日として過ごしています。

 

1日24時間が狂う睡眠障害

体が1日24時間のリズムを作っていることを概日リズムと言います。この概日リズムを正しく保つには、1日ごとに遅れていく体内時計を毎日リセットする必要があります。このリセットの作業には光が重要な役割を果たしており、人は朝の光を浴びることによって体内時計が修正されます。しかし、遅寝遅起きなど不規則な睡眠生活をしていることや、睡眠障害によって正しい睡眠がとれていないとこのリセットがされなくなり、健康に支障をきたします。

 

睡眠障害とうつ

上記のように体内時計のリセットが適切に行われないと眠っている時間帯が慢性的に遅れていく、概日リズム睡眠障害が起こります。そしてこの概日リズム睡眠障害を発症している患者には打つなどの気分障害を発症している人が多く見られるそうです。

 

体の体温とも関係が

うつ病を発症している人は、体の深部の体温が高い傾向があることがわかっています。人は睡眠時に体温が下がるものですが、うつ病患者の場合体を休めるはずの夜の時間帯に体温が下がらなくなります。体のリズムが狂ってしまうことによって、だんだんと体が休息する方向に向かっていかず、休もうとしてもうまく休むことができなくなっていきます。そしてもし眠れたとしても、十分に休んだ感が得られない睡眠になってしまいます。実際、うつ病の治療を開始すると夜間の体温が下がってくるようです。

 

遅寝、遅起きが習慣になってしまっている人はそれだけでとどまらないことがあります。仕事などの関係でどうしても夜に起きていることが多い人は、起きている時間と寝ている時間のメリハリをしっかりつけるようにしましょう。 

 

(photo by URL:http://pro.foto.ne.jp/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-10掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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