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頭痛

薬を使わないでいいの? 片頭痛における行動療法

薬を使わない片頭痛の治療法として、行動療法があります。高い場合では約半数の頭痛を改善させるという報告もあり、予防療法として注目されています。また、薬物療法と行動療法を一緒に行うとさらに治療効果が高まることが、頭痛治療のガイドラインでも言われています。

 

ストレスは片頭痛を増悪・慢性化させる

 

片頭痛の発症や、増悪、慢性化に心理社会的なストレスが関係していることは以前から指摘されています。うつ病などの気分障害、パニック障害、不安障害において、片頭痛の患者さんでは、片頭痛のない人より4~6 倍も高い割合で発症しやすいとの報告もありました。また、心理的なストレスは、睡眠障害や食事などの生活習慣よりも深く片頭痛の増悪や慢性化に関係していることが分かっています。

 

片頭痛の行動療法

 

行動療法を行うことで、心理的なストレスを抱え込まないようにしたり、溜めたストレスの解消法などを学び、ストレスとうまく付き合う方法や行動のしかたを習得していきます。

片頭痛の行動療法には、リラクゼーション法、バイオフィードバック法、認知行動療法などがあります。これらを患者さんの病気の状態によって組み合わせて治療していきます。片頭痛の行動療法で特徴的なのは、心理面だけでなく、身体面へのアプローチも有用であることです。行動療法に合わせて運動療法を用いることも少なくありません。

 

行動療法のメリットとデメリット

 

メリット

 

・薬物乱用頭痛に陥る危険性がない

・副作用が極めて少ないこと

・患者さんが負担する医療費が安くて済む

 

デメリット

 

・施設や人よって方法が異なる

・治療を行う人には一定の知識や技量が求められる

・治療を行うスタッフとの相性が問題になる

・即効性に乏しく、継続する必要がある

 

片頭痛に対する行動療法の効果を示すエビデンス

 

行動療法の有用性を示す論文は薬物療法と比べると今のところ少ないですが、行動療法によって、片頭痛の頭痛が32〜49%軽減することが明らかになっています。片頭痛の予防療法として、薬物療法と同等の効果を示すという報告もあります。また、行動療法の治療効果は、治療が終了しても継続されていたという報告もあります。片頭痛に対する行動療法の効果は高く期待され、積極的に研究されています。

 

片頭痛は治療が長期化することが多く、薬を使う治療では、副作用や薬物乱用に陥る心配があったり、費用がかかることが気になりますよね。行動療法では薬を使った予防療法の効果を高めたり、今飲んでいる薬の量を減らせることもあります。一度、かかりつけの先生に相談してみるのもよいかもしれません。

 

Photo: //www.ashinari.com/2011/08/29-349509.php 

著者: 夏樹さん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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