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4タイプの膣炎(カンジダ膣炎、トリコモナス膣炎、非特異性膣炎、萎縮性膣炎)性行為がなくても生じる外性器の病気~閉経後に注意!萎縮性膣炎

膣内の膣粘膜が炎症を起こした状態を膣炎といいます。この膣炎は4つに大きく分けられます。それは、カンジダ膣炎、トリコモナス膣炎、非特異性膣炎、萎縮性膣炎の4つです。この4つについて症状や対処法を比較してみましょう。

 

1:カンジダ膣炎

・症状…膣がかゆい、痛い。おりものがヨーグルト状になり、白や黄緑色をしている。外陰部が腫れる。性交時、排尿後の違和感。

 

・処置…膣坐薬の処方。

女性の7割近くが発症すると言われており、自然と治っていることも多い病気です。

 

2:トリコモナス膣炎

・症状…黄色いおりものが増える。膣や外陰部がかゆく、灼熱感を感じる。排尿時の痛み。

 

・処置…膣錠の挿入と内服薬の併用。アルコールが制限されることもある。

トリコモナス原虫という病原体によって引き起こされる病気ですが、再発や再感染をすることが多い病気です。

 

 

3:非特異性膣炎(細菌性膣炎)

・症状…膣粘膜が赤くなり、かゆみ、痛みを感じる。おりものから悪臭がする。排尿時の痛み。

 

・処置…膣坐薬の処方。

特別な菌ではなく大腸菌やブドウ球菌など一般的な細菌が原因になり、自分の免疫が弱っているとかかりやすくなります。

 

 

4:萎縮性膣炎

・症状…膣の痛み、出血。

 

・処置…膣坐薬の処方。内服薬や貼り薬を処方される場合もある。

 

更年期以降の女性や、出産後から月経がはじまる前までの女性に多くみられ、膣粘膜が弱くなっていることによっておきます。

 

病気によっては出産に影響があったり、パートナーに感染させてしまったりする可能性があります。

 

症状の差はわずかですから、自分で判断するのは難しいかもしれません。とにかく膣や陰部に違和感を覚えた場合は病院で治療を受けることが大切です。

 

 

性行為がなくても生じる外性器の病気~萎縮性膣炎、接触性膣炎、性器脱、バルトリン腺膿瘍

外性器の部分に以上が生じたからと言って、全てが俗に言われているところの「性病」に該当するとは限りません。自然に起きる外性器の症状とそれらの治療法をまとめてみました。

 

 

◆萎縮性膣炎

女性ホルモンが減る閉経後は膣や外陰部の潤いが不足しがちになってしまい、炎症を起こしやすくなります。乾燥感や痒みを伴い、少量の出血が見られることもあります。また、見た目ですぐに診断がつくのも特徴の1つです。

 

治療では女性ホルモンを含む膣剤を投与するのですが、上記のような症状がなければ治療する必要はありません。

 

◆接触性膣炎

ナプキンやおりものシート、そして下着など、外陰部に接触するものにかぶれた状態のことをいいます。使い捨てタイプのナプキンでかぶれることは決して珍しくありませんよね。外陰部の皮膚の状態を見て診断します。

 

治療法としては、外陰部にかぶれやすいものを触れさせないように注意しながら、炎症を抑える軟膏を塗るという方法が挙げられます。

 

◆性器脱

子宮や膀胱、そして直腸が下がってきて膣の出口から飛び出してしまっている状態をいいます。その下がり具合が軽くて外に飛び出すほどではない段階をそれぞれ「子宮下垂」「膀胱瘤」「直腸瘤」と言います。見ればすぐに診断が可能ですが、自覚症状としては「膣から何かが出てきている…何これ…?」と感じる方がほとんどです。

 

軽度のものであれば骨盤底筋群体操をしたり、膣内にリングを入れて様子を見るのがほとんどです。ただし、酷い場合ですと手術が必要になりますのでお気を付け下さい。

 

 

◆バルトリン腺膿瘍(せんのうよう)

膣の出口の下側にある「バルトリン腺」にばい菌が侵入し、膿がたまった状態のことをいいます。腫れと痛みが伴いますから、それがきっかけで受診される患者さんが多いそうです。腫れている箇所を見れば診断は可能です。

 

症状が軽度であれば抗生物質を服用するだけで治療可能ですが、酷い場合には腫れている部分を針で刺し、あるいは小さく切って中の膿を排除してあげなければなりません。何度も再発する場合には、膿がたまる袋を取り除く必要があります。

 

 

この他にも様々な疾患があります。何らかの異変に気づいたらすぐに病院を受診するようにしてくださいね。

 

 

閉経後に注意!萎縮性膣炎

萎縮性膣炎は老人性膣炎とも呼ばれ、出血や痒みを伴うこともある膣炎のひとつです。特に閉経後の女性すべてに起きる可能性があります。

また、卵巣が機能しない、卵巣を両側摘出した方、出産後授乳等で最初の生理までの期間が長く空いた女性もこれにかかる場合があります。

 

〇原因

卵巣から分泌されるはずのエストロゲンという女性ホルモンが減少することによって、自浄作用が失われます。それによって膣内に菌が繁殖し、この菌が炎症を起こします。

 

〇症状

・膣壁の充血、出血

・黄色っぽいおりもの、血の混ざったようなおりもの

・膣のかゆみ、痛み、灼熱感

・膣入口の乾燥、かゆみ、違和感

・性交痛や性交時出血

・排尿時の痛み

 

膣は閉経後膣壁が薄くなっていき、弾力も失われていきます。それに併せて膣内で炎症が起こり、症状が表に出はじめます。

 

膣が薄くなったりエストロゲンが減少すること自体は、閉経後の女性であれば当たり前のことですので、自覚症状がないままの人も多くいます。

 

〇治療

 

エストロゲンの減少が原因ですので、女性ホルモンの投与によって比較的早く改善します。また、軽度の炎症であれば、膣洗浄によって菌を流し、症状を改善させることもあります。性交痛などに対して潤滑ゼリーをすすめられることもあります。

 

治療の際に、がんの検査をすすめられることもあるようです。

 

閉経後でも、陰部を清潔に保っていれば菌が繁殖することを防げますから、気になる程の症状になることはあまりありません。

 

しかし気をつけたいのは、寝たきりになってしまった場合です。寝たきりだとどうしても陰部を清潔に保てないことで、膣の炎症につながってしまうことがあるようですので注意しましょう。

(Photo by: http://www.photo-ac.com/)

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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