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頭痛

心療内科から考える、片頭痛の慢性化につながる要因

片頭痛が慢性化してしまうことは、患者さんにとって非常に悩ましい問題です。片頭痛の慢性化には、心理的社会的ストレスも深く関わっていると言われています。

 

今回は、心療内科的に問題になる片頭痛の慢性化につながる原因について説明していきます。

 

1. ストレス 

片頭痛の患者さんでは 84% がストレスによって頭痛を発症し、89%がストレスによって増悪するといわれ、他の項目よりも片頭痛に影響を与えやすいと考えられています。

 

心理的ストレスの軽減によって、頭痛が改善したという患者さんも多いです。

 

2. 周囲の無理解、サポート不足 

痛みは自覚的な症状であるため、周囲からサボっている、根性がないなどと言われてしまうなど、理解やサポートが得られないことも多く、それが不満や不安につながり、強いストレスを感じることにつながります。

 

3. うつ、不安 

片頭痛に関する多くの研究の報告によって、片頭痛には、うつ病などの気分障害、パニック障害などの不安障害を伴いやすいことがわかっています。片頭痛にうつや不安などを併発しているのは約50%という報告もあります。

 

慢性頭痛の診療ガイドラインでは、片頭痛の患者で将来的にうつ病を発症する確率は20〜40%と言われています。

 

4. 身体表現性障害 

身体表現性障害とは、痛みや吐き気、自覚的な症状があり、日常生活に支障が出ているものの、それを説明するような身体疾患、薬物の影響、精神疾患などが認められず、心理社会的要因によって症状が現れるものです。

 

片頭痛の慢性化にも関与していると言われています。

 

5. 性格

片頭痛の患者さんでは、繊細な人、几帳面な人、潔癖な人、完璧主義の人、真面目な人、などの性格の患者さんが多いと言われています。

 

そういった性格の患者さんでは、頭痛によって仕事への影響が出ることに大きな罪悪感をもったり、治療の効果が現れないことに焦ったりして、心理的なストレスを強く抱えてしまい、頭痛を生じやすくなり、結果的に治療の効果が現れにくくなってしまうことがあります。 

 

6. 認知様式

片頭痛の患者さんでは「この頭痛がずっと続くかもしれない」、「頭痛のために何もできない」 などの、破局的思考とよばれる考え方に陥ってしまっている人が多いと言われています。心療内科などで、患者さんの認知の仕方へアプローチした治療を行うと、頭痛が改善することがあります。

 

これらの因子はそれぞれ個々の因子のみでも慢性化につながるといわれていますが、互いに影響し合っていることも多いです。

 

また、個々の因子は薬物乱用を引き起こす原因にもなっており、薬物乱用の結果、薬物乱用頭痛を発症し、頭痛が慢性化してしまう可能性が考えられています。

 

精神的なストレスや、認知の仕方にアプローチするような、心療内科的な治療によって、頭痛が改善したり、慢性化の予防につながることも報告されています。

 

頭痛が続いて、なかなか現在の治療では改善が見られない場合には、主治医の先生に心療内科的な治療について相談してみるのもよいかもしれません。 

Photo by: //www.photo-ac.com/

著者: 夏樹さん

本記事は、2016-08-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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