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伝染性単核球症に感染したら注意すべきことは?合併症は?妊娠初期はサイトメガロウイルスに気をつけて!胎児への影響は?

 

 

 伝染性単核球症とは、エプスタインバーウイルスというヘルペスウイルスの仲間の感染によって起こります。

 

  

伝染性単核球症の特徴

○日本では幼児期に70%以上が感染し、成人では90%以上が抗体(免疫)を持っています。

 

○幼児期に感染してもほとんど症状が出ず、あっても2~3日の発熱や喉の腫れだけで治まることが多いようです。

 

○成人感染でも50%には症状が出ずに気付かれないまま自然と治癒してる事があります。

 

○主な症状は、極度の疲労感、発熱、喉の痛みと腫れ、です。

 

○感染者の唾液によって感染するので“キス病”とも言われています。

 

 

 治療

特定の治療法は無く、対症療法を行います。

 

気をつけなければいけない点としては、患者の50%に脾腫がみられることです。

 

発症から2~3週間後に脾腫は最大となり、脾臓が破裂する可能性があります。

死蔵が破裂すると通常は痛みが出ますが、中には痛みが無く低血圧を起こす事もあります。

 

 腹部への衝撃や急激な運動は、脾臓の破裂を招く可能性があります。

医師の許可が得られるまで(通常は一か月ほど)は、人と接触するスポーツや重たいものを持つ事は避け、安静に過ごすようにしましょう。

 

 

まとめ

伝染性単核球症は、疲労感や発熱といった症状が早いうちに自然治癒する事も珍しくありません。

しかし脾腫が出来ている場合には、たとえ症状が治まっていたとして脾臓破裂を避けるためにも激しい運動や重労働は医師の許可が出るまでは避けた方がいいでしょう。

 

 

伝染性単核球症の合併症にはどんなものがあるの?

伝染性単核球症は、EBV(ヘルペスウイルスの一種)の感染によって引き起こされる発熱や倦怠感といった主症状を持つ感染症です。

感染者の唾液を介して感染するのでアメリカでは“キス病”とも言われています。

 

 

日本の感染者

日本では幼児期のうちに60%以上が感染すると言われています。症状が現れることは少なく、あっても2~3日の発熱や咽頭の腫れです。

成人では90%以上が感染したことがあり抗体を持っています。

 

 

症状

成人で初感染すると、30~50日間の潜伏期間を経て、倦怠感、発熱、咽頭やリンパ節の腫れ、といった症状が数週間から数か月続きます。

 

 

合併症

中には合併症を引き起こす例もあります。

 

神経症としては以下のものがあります。 

○脳炎

○発作

○ギランバレー症候群(運動神経の障害で四肢に力が入らなくなる)

○抹消神経障害

○無菌性髄膜炎

○脊髄炎

○脳神経麻痺

○精神疾患

 

内臓障害としては以下のものがあります。

○肝腫

○脾腫

脾腫に伴い脾臓破裂が起こる可能性もあります。

 

血液系障害としては以下のものがあります。

○血小板減少症

○溶血性貧血

 

呼吸器障害としては以下のものがあります。

○呼吸困難

咽頭や気道周りのリンパ節が腫れて、気道を圧迫することがあります。 

 

 

まとめ

伝染性単核球症に対しては特別な治療はなく、主に対症療法と安静になります。 

が、合併症を引き起こすと劇的な症状を引き起こして命を落とす危険性もあります。発熱が一週間以上続くようなら病院で診察を受けてみましょう。

 

 

伝染性単核球症は一度感染するとずっと感染中になってしまう?!

伝染性単核球症は、口や気道から感染する病気です。

そのためキス病などと呼ばれることがあり、アメリカなどでは大学で集団感染するなど思春期に多い病気として有名です。

 

日本では幼児期に多い

しかし日本では幼児期にかかってしまうことが多く、そして幼児期に感染すると風邪に似た症状で、その症状も重篤となることが少ないので、感染していても風邪と勘違いしたまま完治してしまったり、中にはほとんど症状を発症することなく治ってしまうというケースもあるようです。

 

思春期にかかると重篤化する恐れも

思春期にかかる病気として有名なのは、幼児期よりも思春期に感染した場合の方が症状が悪化してしまうからです。

主な症状は風邪の症状によく似ており、39℃を超える高熱が突然出て、それが1~2週間と長期間続いたり、喉の痛みや舌が赤くブツブツになったり、食欲不振になったりなどです。

これらの症状の場合風邪と勘違いしてしまうことも多く、また伝染性単核球症は対処療法が一般的なため、風邪の治療とほぼ同じ治療法で済んでしまうのです。

しかし、思春期に感染した場合は、これらの風邪に似た症状に加え、リンパ節の腫れや皮膚の発疹、脾臓肥大や喉ぼとけ付近に出血を伴う発疹などが見られるなど、症状が重篤化してしまいます。

 

一度感染すると潜伏感染状態

伝染性単核球症は、幼児期に感染した場合は、不顕性感染と呼ばれる、感染しても症状が現れない感染であることも多く、知らない間に感染し完治し、免疫ができているという状態になっていることがあるようです。

 

しかし、一度伝染性単核球症に感染すると症状が治っても潜伏感染状態になっただけで、終生にわたって共存することとなります。

そのため急性感染症以外にも様々な病気を引き起こす原因になることもあり、また稀にですが輸血などで血液を介して感染する場合もあるので注意が必要です。

 

 

妊娠初期はサイトメガロウイルスに気をつけて!

サイトメガロウイルスは、基本的には無症状なので日本人の70%以上は知らないうちに感染していると言われています。

ただし、妊娠初期の感染においては流産や先天的障害の原因になることもある恐ろしいウイルスです。

 

サイトメガロウイルスに感染すると

ウイルスに感染すると身体の中には抗体(免疫)が出来ます。 抗体によって再度ウイルスが侵入してきた時に、ウイルスを除去することが出来ます。

 

ただし、サイトメガロウイルスにはいくつか種類があり、抗体があっても他の種類のウイルスに感染することがあります。

 

また、サイトメガロウイルスは抗体があっても身体に潜んでいるので、他人に伝染す可能性はありますし、AIDSなどで抵抗が落ちた時には再度暴れ出すことがあります。

 

 

妊娠初期の感染

○抗体を持っている妊婦の場合

妊娠中にサイトメガロウイルスに感染しても、過去に感染したことがあり抗体(免疫)を持っている場合はそれほど問題になる事はありません。胎盤を通じてウイルスが胎児に行きますが、抗体も送られる為です。

 

○抗体を持っていない妊婦の場合

妊娠初期の妊婦がウイルスへ初感染だった場合は、抗体(免疫)が出来るよりも早くウイルスが胎児に感染してしまいます。

 

胎児への影響

 子宮内での発育遅延、小頭症、頭蓋内石灰化、難聴、精神発達遅滞、視力障害、といった障害が現れることがあります。

 

 

感染ルート

サイトメガロウイルスは、唾液、母乳、膣分泌物、精液、血液、排泄物を介して感染します。

つまり、咳やくしゃみ、輸血、性行為、キスなどによって感染します。

 

 

まとめ

妊娠初期は人ごみを避けたり手洗いを行うといいでしょう。

 

 

サイトメガロウイルスとは?一生のつき合いになるってほんと!?

「サイトメガロウイルス」を知っていますか?

これはヘルペスウイルスの一種で、世界中で見られます。

 

日本でも60~80%の人は感染したことがあるといわれています。

 

そして、いちどサイトメガロウイルスに感染すると、症状がなくなり治ったように見えても、その人の体の中にはウイルスが一生潜伏し続けます!

 

一生潜伏する理由

サイトメガロウイルスには、免疫回避というシステムがそなわっています。

 

○免疫とは

免疫とは、身体の中に入ってきた細菌やウイルスなどの異物を、白血球が除去する機能です。

 

いちど感染したウイルスは白血球に覚えられ、再度侵入してきた時には即座に除去されます。

これが免疫(抗体)が出来るということです。

 

予防接種(ワクチン)ではこの仕組みを利用しています。

 

○免疫回避

サイトメガロウイルスは免疫を騙して回避する能力を持っています。

その為に、ウイルスは除去されずに、身体の中に持続感染することになります。

 

 

再燃するサイトメガロウイルス

サイトメガロウイルスは無症状か、症状があっても軽い場合がほとんどです。

 

でも、AIDSや臓器移植などによって身体の抵抗力(免疫)が弱ると、眠っていたサイトメガロウイルスが再度暴れ出すことになります。

抵抗力が弱っているために、重症化する事があります。

 

また、妊娠初期で感染すると、胎盤を通じて胎児がサイトメガロウイルスに感染することがあります。

流産や死産、先天的な障害の原因になることがあります。

 

感染ルート

サイトメガロウイルスは、唾液、母乳、膣分泌物、精液、血液、排泄物を介して感染します。

つまり、咳やくしゃみ、輸血、性行為、キスなどによって感染します。

 

まとめ

サイトメガロウイルスに感染しているかどうかは、検査で調べることが出来ます。

妊娠を考えている人や、抵抗力(免疫)の落ちている人はサイトメガロウイルスに注意しましょう。

 

 

妊娠中にサイトメガロウイルスに感染したとき、胎児への影響は?

世界のさまざまな場所でみられるウイルス感染症のひとつがサイトメガロウイルス感染症です。

もしも妊娠中に初めてサイトメガロウイルスに感染してしまったら胎児にはどのような影響が出るのでしょうか?

 

●妊娠中に初めての感染=抗体がない

サイトメガロウイルス以外のウイルスにも言えることですが、初めての感染の場合は抗体がありません。

ウイルスが以前にも体の中に入ったことがある場合には、ウイルスへの対処計画が体の中で作られています。

一方で、初めてウイルスに感染するときには体の中で何の対処計画も出来ていない状態ですので、あれやこれやと体が手を尽くして抗体を作っていきます。

このことから初めての感染は二度目以降の感染よりも症状が重いといえます。

 

●胎児への影響

妊娠中に初めてサイトメガロウイルスに感染した場合は胎児に重い後遺症が現れる可能性があります。

そのひとつが神経の異常です。小頭症、水頭症などで頭が異常に小さかったり大きかったりします。

神経の異常に加えて知的障がいや難聴、弱視などの可能性もあるので胎児にとって母親が妊娠中に初めてサイトメガロウイルスに感染することは脅威と言えます。

 

●影響が出る胎児は1割

知的障がい、水頭症、黄疸、出血など重い影響が出る胎児は母親が妊娠中に初めてサイトメガロウイルスにかかった場合でも1割と言われています。

残りの9割には特に影響もなく、育っていく中で免疫力が低下した場合のみ発熱などの症状が現れます。

 

妊娠中に初めてサイトメガロウイルスに感染すると胎児に知的障がいや難聴などの影響を残すこともあります。

ですがそれは全体の1割程度で、残りの9割では異常がほとんど出ません。

 

(Photo by: http://pixabay.com/ja/%E5%AD%90%E4%BE%9B-%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90-%E5%B0%91%E5%B9%B4-%E5%AD%AB%E5%A8%98-%E5%AD%AB-%E3%82%AD%E3%82%B9-%E5%BA%A7%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B-%E8%A6%AA%E5%8F%8B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%A7%E3%81%99-74077/)

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-08掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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