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気になる病気・症状

多発性硬化症

 

 

 多発性硬化症とは中枢神経(脳と脊髄)が脱髄をおこしてさまざまな神経症状が出る難病です。

 

 

原因

中枢神経では神経線維の周りが髄鞘という脂肪のカバーで覆われて、情報の伝達がスムーズになるようにできています。

この髄鞘が何らかの原因で壊れて(脱髄といいます)しまい多発性硬化症を発症します。

 

なぜ脱髄が起きるのかはハッキリとはわかっていませんが、何らかのウイルスに感染することによって免疫系に異常が起きて脱髄を起こすのではないかと言われています。

 

 

症状

中枢神経のどこに脱髄が起きたかによって人それぞれ症状は違います。

よくみられる症状としては、しびれ、感覚鈍麻、四肢の脱力、歩行障害、視力低下、排尿障害、物忘れ、などがあります。

 

ウートフ徴候といい、お風呂に入るなどして体温が急激に上がると症状が悪化することがあります。

 

 

治療法

特別に多発性硬化症に有効である治療法はありません。

 

急性期には炎症に対して副腎皮質ステロイドを使用した治療が行われます。

 

再発予防のためにはインターフェロン薬が使われます。

 

 

経過

再発と寛解を繰り返しながら進行していく方、ずっと進行していく方、それほど症状に変化の出ない方、など人それぞれ様々な経過を辿ります。

 

免疫力が落ちるような因子(疲労、ストレス、他の病気)によって再発しやすくなるとの報告もあります。 

 

 

まとめ

多発性硬化症はまだ分かっていないことが多く、国が定める特定疾患の一つです。

多発性硬化症と診断されると医療費の一部が公費で負担される特定疾患医療費公費負担制度が利用できます。

保健所に相談してみましょう。

  

(Photo by: //pixabay.com/ja/%E8%B5%A4-%E7%A7%91%E5%AD%A6-%E5%9B%B3-%E3%82%BB%E3%83%AB-%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%B3-%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6-%E5%AE%8C%E4%BA%86-%E8%A1%80-%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%AB-41524/)

 

著者: クレメンタインさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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