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小麦アレルギーの治療や応急処置! うっかり口にした時は?小麦の種類によっては起こらないことも?!

小麦アレルギーについてみなさんはどの程度ご存知ですか?

小麦アレルギーの人はすべての小麦粉にアレルギーを起こすと思っていませんか?

 

実は、小麦粉の種類によってはアレルギー反応を起こさないかもしれません。

 

小麦粉の種類とアレルギー反応

小麦アレルギーの人には、特定のメーカーのカレー粉を使ったカレーを食べるとアレルギー反応を起こす人がいます。また、食べても大丈夫なパン屋さんとそうでないパン屋さんがあるという人もいます。なぜでしょうか?

 

それは、小麦粉の種類が原因です。

 

・薄力粉(たんぱく質が少ない。やわらかく、天ぷらやお菓子用。)

・中力粉(たんぱく質の量は普通。うどん用。)

・強力粉(たんぱく質が多い。粘り気があり、パンや中華麺用。)

 

このほかにもスパゲッティやマカロニ用のセモリナ粉などがあります。

 

そして、小麦アレルギーの人が、必ずしも全ての小麦粉にアレルギー反応を起こすわけではありません。

 

もちろん全て反応する人もいますが、逆に薄力粉は反応するが、中力粉や強力粉が大丈夫という人もいます。

 

もし小麦アレルギーになってしまったら

もし小麦アレルギーになってしまったら、ひとまず小麦全般の摂取は止めましょう。

 

そして、どの小麦粉に反応するのかを特定しましょう。小麦全般を口にしないようにすることは大変です。そうすることで、食事の幅がある程度広がります。

 

一言に食物アレルギー、小麦アレルギーといっても様々なケースが存在します。もし反応してしまったら、自分がどの小麦粉に反応するのかを知りましょう。

 

小麦アレルギーには長期の治療が必要

その深刻なアレルゲンからアレルギーの中でも小麦アレルギーの恐ろしさがクローズアップされているように感じられます。

米が主食のこの日本でさえ、小麦のパンに趣旨替えしている割合が増えてきているのに、小麦を全く使っていない料理など見つけることが難しい状況となるとそれも無理はありません。

そんな小麦アレルギーの治療は、非常に根気のいる長期の治療が必要となります。

決して治らないというわけでは無く、ただ非常に長い時間を必要とするというだけの疾患なのです。

 

そしてアレルギーの症状には緊急性の高いものもあります。アナフィラキシーショックという症状だけは、長期の治療などのんきなことは一切言えず、発作が起こったら速やかに適切な対処をとらなければ、命が危ないのです。

 

■小麦アレルギーの治療

1.アナフィラキシーショック

アナフィラキシーショックの発作が起こった場合、緊急性が高く何よりもまずアナフィラキシーショックの治療が必要となります。

●薬物治療

エピネフリンやグルカゴンを服用することで治療可能です。

 

2.アレルゲンの除去

小麦アレルギーに限らずアレルギーの治療のほとんどは体内からアレルゲンを除去することが基本となります。

●食事療法

アレルゲンである小麦を極力摂取しない食事療法を行うことで、アレルギーの発症自体を食い止めることが可能です。

●アレルゲン免疫療法

ただ、アレルギーを抑制するだけで無く、少しでも多くの小麦を摂取できるように免疫など体質改善をするために、少しずつアレルゲンである小麦の摂取量を増やしていく食事療法もあります。

 

アナフィラキシーショックに気をつければ、後は長い食事療法によって小麦アレルギーも治療可能であり、治療が成功すれば、大量には無理でも、通常の小麦摂取量ならアレルギー症状が起こらないように体質改善することができるのです。

 

小麦アレルギーにはアレルゲン免疫療法を

食事に欠かせない小麦がアレルゲンとなってしまったアレルギー患者は、その後ずっと小麦を摂取できない食事しかできない、というわけではありません。

 

小麦アレルギーと言っても、その人それぞれの進行具合によっては摂取できる小麦の量は幅があるのです。

軽度なら、よほど大量に摂取しなければアレルギー症状が引き起されることはありません。

 

そして、アレルゲンである小麦に徐々に身体を慣らしていくことで、その限界摂取量を増やしていく治療法があります。

それがアレルゲン免疫療法です。

 

■小麦が食べられるようになるアレルゲン免疫療法

●アレルゲン免疫療法

アレルギー反応を起こさない範囲で原因食物である小麦に慣れさせていく療法です。

これによって免疫機構が慣らされていき、免疫寛容へ誘導することが可能となります。

 

●アレルゲン防止効果

アレルゲン免疫療法が成功すると、アレルギー防止効果が得られ、長期に渡り、アレルギー反応が起こらなくなります。

完全に安心して小麦が摂取できるとまではいかなくとも、幾分か安心できるようになるでしょう。

 

●再治療可能

もし、小麦アレルギーが再発した場合も、再びアレルゲン免疫療法を繰り返すことが可能となります。

 

この治療法は、免疫が強くなりすぎたことによって小麦の摂取許容量が少なくなりすぎてしまったアレルギーという疾患を、敢えて限界近くまで摂取し、免疫に慣れさせることによって免疫寛容という小麦に対する拒絶反応を低下させる治療法です。

 

もちろん摂取量には気をつけなければいけませんが、小麦アレルギーだからと小麦の摂取を一切やめる必要も無く、ゆっくりですが、摂取する小麦の量をどんどん増やしていくことも可能となります。

 

治療後、もし再発しても、また何度でも繰り返し治療に再挑戦できるのも強みの一つでしょう。

 

"うっかり口にしてしまったら?小麦アレルギーの応急処置 "

小麦アレルギーと一口に言っても、その症状の現れ方はその時その時の状態によって千差万別となります。

その時摂取したアレルゲンである小麦の量や、その時の体調によって症状がかなり違ってくるのです。

 

つまり、小麦アレルギーの症状が発症した場合、その場その場で症状の度合いを確認し、それに応じた応急処置が必要となります。

 

小麦アレルギーの場合、いつ何処で小麦がわずかでも体内に入ってしまうか予測もできない事が現実です。

いつ何処でアレルギーを発症しても大丈夫なように、応急処置に必要なものは全て用意しておくと良いでしょう。

 

■小麦アレルギーが発症した場合の応急処置

1.まずは全身の確認

小麦アレルギーなどアレルギー症状は摂取したアレルゲンの量やその時の体調で様々な現れ方をします。

小麦アレルギーが発症したかどうかまず全身を確認し、その後の応急処置を判断するようにするのです。

このとき主に、蕁麻疹の広がり具合や、呼吸の状態、嘔吐や腹痛などがあるかどうかを判断します。

 

2.症状ごとの応急処置

●蕁麻疹などほんの一部のみ発症

常備している抗ヒスタミン薬などを服用させることで対処します。

●蕁麻疹などが瞬く間に全身に広がる

●咳や喘鳴、嘔吐や腹痛などの胃腸症状

等の症状がある場合は、アナフィラキシーショックに至る可能性が高く速やかに医療機関を受診する必要があるでしょう。

そのさい、応急処置としてアドレナリンの自己注射が有効です。

 

抗ヒスタミン薬などのアレルギー用服用薬や、万全を期するのならば、アナフィラキシーショックのためにアドレナリンの簡易注射用キット「エビペン」などを常備しておくことをお勧めいたします。

 

もちろん、重度の症状の場合、自分で応急処置をすることにも限界があるので、あらかじめ周囲の身近な人にその応急処置の知識を伝えておくことも忘れてはいけません。

 

アナフィラキシーショックの応急処置に!緊急注射用キット「エピペン」特徴とその使い方

小麦アレルギーが誘発するアナフィラキシーショック、これはアレルギーから発症する症状の中で最も危険性の高いものです。

蜂などに刺され人が死亡したという事件を耳にしたことがあると思いますが、それもこのアナフィラキシーショックが原因なのです。

 

このような危険なアナフィラキシーショックをもし発症してしまったら、すみやかに医療機関で治療を受けなければ命に関わります。

ですが、小麦アレルギーを発症した場所が、その医療機関の近くとは限りません。

そこで必要なのがアナフィラキシーショックの症状を和らげ、医療機関に運ぶまでのつなぎとなる応急処置、それが緊急注射用キット「エピペン」です。

 

■アナフィラキシーショックの応急処置

●緊急注射用キット「エピペン」

アナフィラキシーショックのように緊急性の高い症状を、患者やその家族が迅速に使用できる簡易注射キットです。

この注射用キットがあるかどうかで、アナフィラキシーショックが発症してから、医療機関に運び込まれるまでの命の危険をかなり軽減する事ができるでしょう。

 

1.アナフィラキシーショックが発症

まずは突然の症状がアナフィラキシーショックかどうかを確認する必要があります。

少量のアドレナリンは副作用もほとんど無いのですが、本当に必要なときに使い切ってしまっていたら話になりません。

 

2.太ももの前外側に筋肉注射

アナフィラキシーショックだと判断できれば、速やかに太ももの前外側にエピペンを筋肉注射します。

これで症状はかなり緩和されることになるでしょう。

場合によっては服の上から注射しても構いません。

 

3.すぐに病院に搬送

あくまで応急処置ですので、症状が緩和されるのもほんの短時間です。

症状が和らいでいる内に病院に搬送し、本格的な治療を始めなくてはなりません。

 

小麦アレルギーに限らず、アナフィラキシーショックの心配がある人は常にエピペンを携帯しておくことをお勧めいたします。

(Photo by http://www.ashinari.com/2013/04/13-377672.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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