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メンタル

拒食症が生活に及ぼす影響は?

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■運動強迫


「拒食」は体重が増えることへの恐怖ですので、その恐怖を解消するためにはあらゆる努力をします。

また、「拒食」になる人は、もともと「続ける」ということが得意な人が多いので、ひとつの習慣が始まるとそれは果てしなく続き、「もっとやらなければならないのではないか」と次第にエスカレートしてくるものです。

そのひとつの形が運動強迫です。
運動は適量であれば心身に気持ちがいいものですが、「拒食」のときの運動は気持ちがよいというレベルのものではありません。

運動をし続けなければならないということも苦しいし、運動を減らすことも不安で苦しい、という板挟み状態の中で、延々と運動を続けていかなければならない、というのが「拒食」のときの運動です。
身体がどれほどきつくても運動を休めない、というのはかなりつらいことです。

また、運動に相当の時間をとられるために自由にスケジュールを立てることができないという縛られ感も強いのです。
就職や通学ができない理由が「運動」という人も少なくありません。


■人間関係


「拒食」があると、人と一緒に食べることができませんので、社会生活にそれだけ制限ができてしまいます。

就職したのはよいけれども、昼食の時間をどうやって不自然なく過ごすか、ということに真剣に悩んでいる人も少なくありません。
食べることなどできないけれども、食べないことが「変に思われる」ということも十分にわかっているのです。

だれかと親しくなりたいという気持ちはあっても、その付き合いの中で必ずや出てくるであろう「一緒に飲み食いする」というシーンを考えると、だれとも親しくなれない、と孤独に悩んでいる人もいます。

「人に食べさせたがる」「人が食べるものを気にする」
というパターンが出てくる人も少なくありません。
相手は主に母親など、身近な人が多いです。
自分は食べ過ぎているのではないか、体重が増えているのではないか、ということを常に恐れているので、身近な人が自分よりも食べないと不安で苦しくなるのです。

本人にとっては不安の表現のひとつの形なのですが、まわりの人からすると食べたくないときに食べさせられるので「付き合いきれない」と感じられることが多くなります。
強迫症状は本人にとっても「縛られ感」ですが、周囲にとっても「縛られ感」をもたらすものです。

ここで忘れてはならないのは、本人が決してそれを好きでやっているわけではないということです。
本人にとっても苦しいことなのです。

なお、家族に食べさせたがる全ての患者さんがこの例に当てはまるというわけではなく、中には本当に料理が好きで食べさせているという人もいますので、一概に「食べさせたがるのは病気」と決めつけるのではなく、症状を理解する一助としてください。
実際に、拒食症の人で本当に料理好きな人は多いものです。

(Photo by //www.hbrweb.jp/tag/%E8%96%AC )

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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