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慢性疼痛(慢性痛)の緩和に期待される脊髄刺激療法について

 

 

慢性疼痛の緩和に期待される脊髄刺激療法

 

慢性疼痛という病気をご存知でしょうか?

この病気には軽度のものから難治性のものまで程度は様々ですが、日常的な動作を行うにも苦痛を伴う症状のひどい疼痛を持った方も多くおられます。投薬や神経ブロックでも効果が無かったという方に、現在「脊髄硬膜外電気刺激法」という治療法があります。この治療法は、簡単に説明すると、体内に小さな電池を埋め込み、微弱な電気を流して脊髄を刺激する、というものです。難治性の方に効果があったという報告があります。

 

具体的な設置手術

 

1)背中から針をさして、刺激を伝える電極を針の中に通し、硬膜外空に挿入。その後、外部の刺激装置と接続させ、エックス線で確認しながら、最も痛まないポイントを探す。


2)場所が確定したら、直径5cm、厚さ1cmの刺激装置を、腹部や胸部に埋め込み、刺激を与える電極と接続する。手術は局所麻酔にて行える。
※手術時間:2時間~3時間、三日ほどの入院が必要。

 

対象となる疾病は?

この治療を受けた患者の約7割に効果が見られたという報告があります。

 

対象疾病(例)
・カウザルギー
・反射性交感神経性ジストロフィー(RSD)
・糖尿病
・閉塞性動脈硬化症
・バージャー病
・幻肢痛
・帯状疱疹後の神経痛など

 

メリットとデメリット

 

<メリット>
・外部からリモコンによって、体内の刺激装置を作動できる。
電極や刺激装置などは体内に埋め込んでいるので、入浴もできる。
・内部バッテリーの寿命は平均10年程度。切れたら本体ごと交換する。
・自分の体調に合わせた刺激の調整が可能である。

 

<デメリット>
・刺激の強さの調整に、電極の位置をミリ単位で合わせる必要があるなど、高齢者や子どもなどには難しさがある。

 

最後に

 

慢性疼痛は外側から見れば、生死に関わるような病気ではないので軽視されがちかもしれませんが、その痛みは本人になって見なければ分からないものです。この機器を埋め込むことによる副作用などは今のところ不明ですが、日常生活にも支障が出るほどの痛みを持たれている方なら、是非とも取り入れたい治療法ではないでしょうか。今後もその効果が期待できる治療法だと言えそうです。

 

(photo by://pixabay.com/ja/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3-%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%9B%E3%83%9E%E5%B7%9E-%E7%A8%B2%E5%A6%BB-%E5%8D%B1%E9%99%BA-%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%88-%E9%9B%BB%E6%B0%97-%E6%B3%8A-%E5%A4%9C-79860/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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