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慢性的な腰痛「椎間板性腰痛」の治療法

 

慢性的な腰痛「椎間板性腰痛」の治療法

 

2005年に大阪大学の付属病院にて、慢性的な腰痛のひとつである「椎間板性腰痛」の治療に、「椎間板内高周波熱凝固法(IDET)」という新たな治療法が導入されたとのことですが、今回はこの治療法についてご説明したいと思います。

 

椎間板の痛みの原因とは?

 

椎間板は、その構造として餡とまんじゅうの皮に例えられることが多いですが、皮の部分を線維輪(せんいりん)、餡の部分を髄核(ずいかく)と呼び、2層の構造をしています。その役割は、背骨の1つ1つに挟まれ、クッションのような役割を果たしているといえます。

同大学教授は、「椎間板性腰痛の原因は、髄核(餡の部分)から水分が抜けて椎間板が弾力を失い不安定になるだけでなく、線維輪に亀裂ができることによって周囲から神経線維が入り込むため」と話しています。

 

具体的な治療方とは?

 

椎間板性腰痛の程度がひどいときは、従来の治療法では痛みの部分の腰椎(脊椎の腰の辺りをボルトで固定するなどの手術が行われていたようだが、やはり体への負担が大きく、また固定した部分の上下に負担がかかり、新たな腰痛の原因となったそうです。

新たな治療法のIDETは、10代~50代の幅広い年齢層の実験を行い、その結果約7割の人に効果が見られたといいます。


<IDETの具体的手順>
1)まず、患者に局所麻酔をして、レントゲンを見ながら患部の脊椎版に刺します。
2)針を通して、針金状のカテーテルを損傷した線維輪の内側に沿って挿入します。
3)カテーテルに高周波電流を流して、線維輪を加熱します。
4)12分かけて、温度を60度から90度に上げ、そのままで4分間保って治療は終わります。

※治療後、椎間板は加熱されたことによって、一時的に痛みが増す場合があるようですが、2~4週間ほどで痛みが和らいでくるとの事でした。

 

最後に

 

大阪大学の教授は、「局所麻酔で短時間で治療でき、副作用の報告もほとんどない。保険適用になれば、慢性の腰痛で悩んでる人には治療の選択肢の一つになるだろう」と話しているそうです。


ひとつ心配があるとすれば、加熱による副作用の件だったのですが、ほとんどその様なものはないということで、安心して治療を受けることができそうだと感じました。

 

(photo by://pixabay.com/ja/%E7%A7%91%E5%AD%A6-%E5%9B%B3-%E4%BA%BA%E9%96%93-%E5%9C%B0%E5%9F%9F-%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B3-%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6-%E8%85%B0%E6%A4%8E-41569/

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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