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褐色細胞腫の良性腫瘍を摘出する

 

 

褐色細胞腫の良性腫瘍を摘出する

 

褐色細胞腫という病気をご存知でしょうか?

副腎髄質に出来る腫瘍で、この腫瘍が原因でカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)の分泌が過剰になり、自律神経に作用して「高血圧、動悸、発汗、頭痛」などを引き起こす病気です。

約10%の方は難病といわれる悪性の腫瘍を持っていますが多くは良性の腫瘍で、手術で摘出すれば、再発することのない病気です。

 

では、具体的にこの手術はどのように行われるのでしょうか?

 

腹腔鏡下副腎摘出術の流れについて

具体的な手術方法は、腫瘍の大きさによって多少変化はある様子が、基本的には約80%の患者さんに「腹腔鏡」というカメラを使った方法で行われます。

 

1)手術台に体を固定する
まず、お腹に炭酸ガスを入れ、お腹の中の内臓を腹腔鏡を通しながらモニターでチェックし手術を進めていきます。全身麻酔によって、患者さんが眠った後、手術台に寝かせ、副腎腫瘍のある方(わき腹当たり)を上にして、体を固定します。

 

2)手術器具の挿入穴を4箇所開ける
まず、手術器具や炭酸ガスチューブ挿入のための穴を肋骨の下に開けます。肋骨の下に沿って横に4箇所みぞおちのあたりまで切開します。切り込みの大きさは外側2点が5mm、内側2点が12mmです。

 

3)副腎を囲んでいる臓器を移動させる
副腎は様々な臓器に囲まれ、奥にありますので、切除するには他の臓器を剥離(脇へ移動させる)する必要があります。左側と右側では、左右対称に臓器が位置していないので移動させる臓器が異なりますが、左側は「左結腸(大腸)、脾臓、すい臓」を移動させます。右側は、大きな「肝臓」を移動させると副腎が見えるようになります。

 

4)切開し、摘出する
副腎はまだ「腎臓、大静脈、横隔膜」などの臓器と血管や神経、他結合組織、脂肪細胞などで繋がっているので、体内で出血しないよう、止血と切開が同時に行える、「超音波凝固切開装置」という機器でこれらの組織を切っていきます。切開できれば、最初に開けた穴から臓器を摘出します。また、術後は内部で出血しても分かるようにドレーンを翌日まで垂らしたまま入院します。何事も無ければ、翌日チューブを抜きます。

 

最後に

 

褐色細胞腫は良性腫瘍であれば、腫瘍を摘出するだけで、再発することなく治療を終えることが出来ます。しかし、この病気はホルモン分泌異常が取り組むべき対象であり、腫瘍を取ったのみでは、ホルモン値が正常に戻ると確信できるのは10%程度だそうです。

根本からの治療を望まれる場合は、医師との相談の上、片側の副腎を摘出することも考慮する必要があるということです。(ホルモン分泌に関しては、片側の副腎のみで機能できるとのことです)

 

 

(photo by://pixabay.com/ja/%E6%89%8B%E8%A1%93-%E7%97%85%E9%99%A2-%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4-%E3%83%BB-%E3%82%B0%E3%83%97%E3%82%BF-%E5%8C%BB%E5%B8%AB-%E7%9C%8B%E8%AD%B7%E5%B8%AB-%E6%82%A3%E8%80%85-%E6%93%8D%E4%BD%9C-81875/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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