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メンタル

自閉症の薬物治療

 

 

決定的な原因が分かっていない自閉症は、外科手術によって根本的な原因を取り除くことができません。そのため、目指すのは完治ではなく改善です。症状改善の方法の一つに薬物治療があります。症状によって有効な薬は異なりますが、主に神経系に作用する薬が用いられます。ではどのような薬が用いられているのでしょうか?

 

 

〇SSRI(抗うつ薬)

自閉症では心や体を活発にするセロトニンやノルアドレナリンといった脳内の神経伝達物質が減少しています。

SSRIという抗うつ薬は脳内のセロトニンだけを選んで作用し、正常に近い状態に調整することによりうつの状態を改善できると言われています。従来の抗うつ薬はセロトニン以外の物質にも作用してしまったため、副作用がありましたが、SSRIは副作用の少ない薬です。

 

〇抗精神病薬

抗精神病薬は、異常な興奮の原因となる神経伝達物質のドーパミンのやりとりを遮断します。

自殺願望や自傷行為、不安感や焦燥感、妄想、攻撃性などがある患者に対して使われるのが抗精神病薬です。本来は統合失調症の治療などに使われますが、自閉症の治療でも使われます。

 

〇オキシトシン

オキシトシンはホルモンの一種で愛情や信頼感といった感情に影響していることが分かっています。

そのため、オキシトシンの投与で笑顔が見られたり、他人を認識できるようになったりと、自閉症独特の症状が改善されることがあります。

 

 

子どもの場合、薬の作用は個人差があり、一般的な薬の効き方とは異なる場合もあります。そのため、薬の投与には慎重で、投与期間も数か月から数年になるケースがあります。また、未だ研究途中の自閉症ですから、使用する薬も研究段階です。まだまだこれから有効な薬が登場するかもしれませんので、注目したいところです。

 

  

(Photo by: [//www.ashinari.com/2013/02/28-376730.php])

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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