カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. メンタル >
  3. 自閉症 >
  4. 漢方は自閉症の特効薬となり得るか?

メンタル

漢方は自閉症の特効薬となり得るか?

 

自閉症児の治療は基本的には薬物投与は行われず、治療教育などによって社会への適応の仕方を学びます。そんな中、自閉症児に漢方薬を与えたところ、いくつかの症状が改善されたという例があります。

 

自閉症児の脳は常に過度に覚醒している状態にあります。動物が常に周囲を警戒しているように緊張の糸を切らしません。漢方薬はこの覚醒した状態を和らげる作用があり、症状緩和につながるのだそうです。

 

主に自閉症に効果が期待できると言われているのは下の2つです。

 

大柴胡湯(だいさいことう) 

元々は肝臓や胃腸の病気、高血圧のよる症状に用いる漢方薬です。

 

上記のとおり自閉症児の脳は過度に覚醒した状態であると言われています。そのため眠りが浅く、病院では睡眠薬を処方されることもあります。大柴胡湯はこの緊張状態を緩和する効能があるそうです。

 

抑肝散(よくかんさん)

元々は神経の高ぶりをおさえ、筋肉のこわばりをゆるめて、体や心をほぐす漢方薬です。

 

こだわりが強く、神経が高ぶりやすい衝動的な症状に有効なのだそうです。気分の波を調える安定剤のようなものです。

 

病院では西洋医学が主流なものですから、漢方薬というと「気休めじゃないの?」と感じる人も多いようです。しかし、漢方は東洋医学では盛ん使われています。漢方薬の摂取で自閉症自体が治るわけではありませんし、全ての人に有効と言うわけではないかもしれませんが、病院で処方される薬のような副作用が少ない分、気軽にはじめられるのではないでしょうか?

 

使用する際には専門家の商法や指示のもと、利用するようにしましょう

  

自閉症の補完療法となりえる?!ブロッコリーに含まれる『スルフォラファン』

自閉症とは、コミュニケーション障害や常同行動を特徴とした先天性疾患ですが、近年では米国の調査によると70人に1人の割合で発症しているという統計があり、また治療に関しては、自閉症による特性を緩和させるような対処両方が中心となっています。しかし、近年では自閉症は定型発達の場合と比較し、様々な体内物質が不足状態にある(エネルギー産生物質・ミネラル・活性酸素除去物質など)ことが明らかになっており、中でも活性酸素除去能に関しては自閉症特有の行動や慢性疲労の原因にも繋がっている可能性があり非常に注目されています。今回米国の研究で、ブロッコリースプラウトに含まれる『スルフォラファン』摂取で自閉症症状が改善したとする結果が報告されました。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

スルフォラファンとは?

スルフォラファンは、ブロッコリーなどのアブラナ科の植物に含まれるフィトケミカルの1種で、その効果にはこれまで『抗酸化・抗炎症作用を介した抗がん作用、生活習慣病予防作用』が示唆されていました。また今回さらに自閉症症状が改善できる可能性があるとして期待が持たれています。

 

<スルフォラファンと自閉症の関係とは?> 

自閉症では、以下の病態も持ち合わせていると言われています。

 

1)酸化ストレス障害の亢進 

2)抗酸化能の低下 

3)グルタチオン合成の低下 

4)ミトコンドリア機能の低下 

5)神経系の炎症の亢進や脂質過酸化の増加

 

スルフォラファンは、これらの病態に対して、抗酸化作用や抗炎症作用を介して作用すると考えられています。

 

臨床試験について

◆スルフォラファンによる自閉症改善に関する臨床試験(米国ハーバード大学医学部マサチューセッツ小児総合病院のカンワリジット・シン氏らの研究グループ)

 

試験内容

中等度から重度の自閉症と診断された男性29名(13歳~27歳)を対象に、ブロッコリーの芽から抽出したスルフォラファンを18週間投与した(15名は偽薬を投与)。その後4週間後に評価を行った。

 

結果

スルフォラファンを服用していたグループでは社会交流、異常行動、言語コミュニケーションに改善が見られた。

 

⇒一方で、スルフォラファンの服用を中止すると、すべてのスコアが治療前のレベルに戻った。

 

自閉症症状を根治させることは難しいとされていますが、前述のスルフォラファンに加え、その他食生活の改善から得られる効果は大きいという報告もあります。中でも、麦類や乳製品などに含まれる『グルテン・カゼイン』の完全除去やプロバイオティクスによる腸内細菌の改善には大きな期待が持たれています。本人・家族に大きな負担とならない程度に、これらの療法を試してみる価値はあるかもしれません。

  

『腸内便細菌叢移植療法』で自閉症にも改善効果がある?!マウスによる実験について

先日(2015年2月)のNHKスペシャルで『腸内フローラ』に関する特集が放送され、その中で2匹のマウスの腸内フローラを交換移植することで、片方のマウスに特徴的であった『不安障害』が解消されるという実験が紹介されていました。近年では腸内フローラは第二の脳とも呼ばれるように、神経伝達物質を多く生み出し、精神疾患にも深く関わりがあると考えられています。

 

そして、2013年12月の『Cell』誌に、マウスによる腸内フローラ移植で、ヒトの自閉症スペクトラムに相当する疾患が解消されたという内容が報告されました。研究グループは「腸内細菌叢による自閉症の治療に期待し過ぎないように」という警告はしていますが、ヒト臨床試験で潰瘍性大腸炎の改善効果が見られたことから、何らかの変化は現れるのではないかと言う期待が持たれています。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

 

研究内容の詳細

自閉症スペクトラム(ASD)患者の一部には、『胃腸疾患』が見られることは以前から明らかになっており、正常な腸内細菌叢の移植で何らかの改善が見られるのではないかと言う期待が持たれています。今回の研究では、人為的に子供に神経発達障害のリスクが増加させるよう、出産前に母マウスに炎症を生じさせ、生まれた子マウス(MIAマウス)を調べました。 

 

対象マウスの特徴

自閉症的な症状を示した子マウス(MIAマウス)では、胃腸に異変が生じ、腸内細菌叢が通常と異なっていることが明らかになった。

 

処置法

MIAマウスにヒトの腸内細菌の一種である、バクテロイデス属(Bacteroides fragilis)菌を経口投与(餌として与えた)ところ、胃腸の異変と異常行動が緩和された。

 

⇒一部の代謝物の血中濃度が増加しており、その代謝物の多くがバクテロイデス属により調整されていることが明らかになった。

 

⇒さらに、MIAマウスで増加していた代謝物のうちの1つを健康なマウスに投与したところ、健康だったマウスで異常行動が見られた。 

 

ヒトへの臨床試験について

現在では、自閉症への腸内フローラ移植は行われた例がありませんが、潰瘍性大腸炎に関しては慶応大学病院をはじめ、いくつかの大学病院で臨床試験が行われています。腸内便細菌叢移植療法の手順としては以下のように行われます。

 

<移植の手順とは?>  

移植の手順としては、以下になります。

 

1)配偶者又は2親等以内の家族から便を提供してもらう。 

2)生理食塩水と混合し、フィルターで濾過した液体を注射器に入れる。 

3)50~300g程度の液体を内視鏡で大腸に注入する。 

4)3ヵ月後に白血球数の増加や、症状の改善、副作用の有無、便の遺伝子解析による菌定着度合いについて検査を行う。

 

上記のように、腸内便細菌叢移植療法は様々な分野の治療法として非常に期待が持たれていますが、その安全性(感染症・肥満症をはじめとする疾患の移譲の可能性)についてはまだ調査が必要であり、治療法として導入されるまでにはまだ時間がかかりそうです。

  

アスペルガー症候群の有効な治療とは 

アスペルガー症候群(高機能自閉症)は、周りの子供達との付き合いが難しく、興味が限定的で、日常の行動がパターン化しやすいという点が特徴です。

 

言語機能の獲得や知的能力に問題はないので、「ちょっと変わった子」として認識され、障害が解りにくい発達障害でもあります。

 

原因

 アスペルガー症候群のはっきりした原因や発症メカニズムは解っていません。

 

自閉症と似た症状がみられるため、出生前、胎内で中枢神経系の発達に何らかの問題が生じた、先天的な発達障害と考えられています。

 

治療

アスペルガー症候群は、知能や言語発達は正常なので、病気ではなく、その子の個性とみられやすいので治療の必要性が軽視されやすいのも事実です。

 

また、実際、アスペルガー症候群の治療方法は解明されてないのが事実です。

  

投薬治療を行う場合、こだわりやイライラが強い、夜眠れないなどの症状がある場合、以下の投薬が効果を表すこともあります。

向精神薬

精神安定剤

睡眠薬

 

しかし、あくまでこれは対処療法なので根本的には治療されません。 

また、現在注目されている治療法に脳トレーニングがあります。

 

アスペルガー症候群は脳の前頭葉の機能不全とも考えられています。前頭葉を鍛える方法は、次のことが挙げられます。

 

・簡単な計算問題

・音読

・けん玉

・折り紙

・お手玉

 などです。

 

ただし、継続的に前頭葉を鍛えるためには、新しいことへの挑戦も大切になります。

 

まずは、「社会に適応する」「苦痛を感じず、社会生活に適応すること」が目標になります。 

また、アスペルガー症候群といってもその程度はその人様々です。 

自分で対応可能な人もいれば、周囲の支援・理解が必要な場合もあります

 

アスペルガー症候群であったと言われている偉人には、坂本竜馬、モーツアルト、アルバートアインシュタインなど、実に驚くほどの人がいます。

 

周囲の理解があり、認めてくれる理解者がいて、自らのやりたいことや目標さえ見出せるなら、隠された能力が開花することも可能ではないでしょうか。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2011/09/30-350691.php])  

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

自閉症に関する記事

自閉症の子供たちへの対応方法

  自閉症の子たちは、普通に生活することができます。 学校や遊び、それら...

カラダノートひろば

自閉症の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る