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急性大動脈乖離の手術療法

 

 

 

急性大動脈解離という病気をご存知でしょうか?この病気についてご説明する前に、まず「動脈解離」について知る必要があります。動脈の壁というのは、内膜、中膜、外幕の3層から成り立っています。その内膜にエントリーと呼ばれる亀裂が入ると、内膜と外膜の間に隙間が出来ます。これが、血流がどんどん流れ込むことにより、さらに裂け、2重の内腔のように分断されてしまいます。

 

どのような症状が出るか?

 

症状としては、突然背中や胸に激しい痛みがあります。また解離が起こっていることで血流が悪くなり、手足に激しい痛みが現れる場合もあります。

 

放置するとどうなるか?

 

この病気の怖いところは、緊急性を要するところです。突然発生し、放置しておくと、発症後48時間以内に50%の人が、1週間で約75%の方が死亡するという報告があります。

 

手術方法は解離がある場所によって異なる

大動脈解離の治療は、その発症部位によって手術方法が変わってきます。


タイプA型:心臓のすぐ上方にある上行大動脈に解離がある場合、心臓からの大量出血が起こる可能性があるので、緊急手術を行います。


タイプB型: 発症部位が上行大動脈にない場合は、破裂などの合併症には注意し、48時間の絶対安静が求められますが、基本的には投薬などの内科的な治療により回復を図ることが出来ます。投薬にっても改善が見られない場合は、人工血管置換手術を行います。

 

人工血管置換術による治療

胸部を切開し、人工血管で発症部位と置き換えます。

 

A型:上行大動脈人工血管置換術又は、上行大動脈+弓部人工血管置換術を行う
B型:下行大動脈人工血管置換術を行う

 

この人工血管は全身麻酔をかけ、心肺停止状態にして、また切開手術を行うため、体への負担が大変大きくなります。体力のない方(80歳以上の方など)がこの手術を受けると、筋力が戻らず寝たきりになったりする可能性があるので、注意が必要です。

 

 

(photo by://pixabay.com/ja/%E6%89%8B%E8%A1%93-%E7%97%85%E9%99%A2-%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4-%E3%83%BB-%E3%82%B0%E3%83%97%E3%82%BF-%E5%8C%BB%E5%B8%AB-%E7%9C%8B%E8%AD%B7%E5%B8%AB-%E6%82%A3%E8%80%85-%E6%93%8D%E4%BD%9C-81875/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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