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動脈硬化の最新治療!ヤスリで血管内部を掃除する治療法とは?

動脈硬化の外科手術による治療は、これまで人工血管置換術やステント(網目状の極小の筒)療法などが主でしたが、現在「インターベンション治療」と言って、手術機器の小型化によって従来よりもリスクが少なく、短期間で退院できる手術療法が注目されています。また、この治療法は従来のものと違って、動脈硬化の原因そのもの(アテロームなど)を自己の組織をほとんど損傷させることなしに除去できるというところが大きいと思います。

 

具体的な治療法にはどのようなものがある?

インターベンション治療には以下のようなものがあります。

 

1)風船療法(PTCA)

カテーテルを血管内に挿入して、内腔が狭くなった部分(狭窄部分)にて風船を膨らまし、血管を押し広げながら血流を正常にさせるという方法。

 

2)方向型冠動脈切除術(DCA)

エックス線で病変部位を透視しながら、血管内腔に付着したアテロームなどの粥状物質を小型カンナで削る。

 

3)ロータブレーター

小さな人工ダイヤ1000個が付いた硬質なヤスリを高速回転させ、硬化した血管も削れる。削りカスは非常に細かく、血管内で詰まることはない。

 

また、これらのインターベンション治療で対象となる部位は、冠動脈が主なようですが、カテーテルを挿入する場所は手首の動脈から行われることが多いようです。これによって、足の太ももの大腿動脈から挿入していたときと比べ、安静にしていなければならない部位が少なくなり、患者の負担軽減に繋がるということです。

 

最後に

手術機器の小型化により、手術の際の体への負担が軽減し、多くの人を対象に、以前よりも手軽で、安全に行えるようになりました。持病などによって、大掛かりな手術を受けられない、という方にとっては願っても無い非常に嬉しいことだと思います。しかし、このインターベンション治療によって、血管の病変部分は治療できますが、大元となる体質の改善(高血圧、高脂血症、糖尿病など)は行われないため、術後はこれらを生活習慣の改善からじっくり直していくことが重要であるようです。

体質改善には時間がかかりますが、健康な状態になることで多くの症状や問題が解決される可能性があります。腰を据えて取り組みたいですね。

(photo by://pixabay.com/

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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