カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. メンタル >
  3. 自律神経失調症 >
  4. 接し方 >
  5. 聞こえない声が聞こえる 幻聴を訴える患者への対応

メンタル

聞こえない声が聞こえる 幻聴を訴える患者への対応

統合失調症は約100人に1人の割合で発病する病気です。幻覚や妄想と言う症状が特徴で、それに伴って現実と非現実の境があいまいになり、人との関わりが難しくなってしまいます。

 

発病は10代後半から30代前半という比較的若い世代に多く、男性にも女性にも発病する可能性があります。ここでは幻聴について4つの時期に分けて紹介します。

 

〇ざわざわ・雑音・頭の中が騒がしい

発病直前あるいは発病の初期に患者が感じる感覚です。自分の考えがどんどん分散していき、収集がつかなくなってきます。このときに周囲が気をつけたいのは患者の自殺です。

 

自分と世界だとか、生と死といった境界線がわからなくなっていく時期なので、本人としては「一歩境をまたいだら、あちらの世界に行ける」くらいに感じています。そのため本人の行動には注意を払ってください。

 

〇世界が揺れる すべてが叫んでいる

ざわざわしていた世界がコントロールを失い、一斉に叫んだり、大きく揺れていて今にも壊れそうな世界にいるように感じてしまいます。この場合、患者はこの世界に抵抗して動き続けるか、じっと耐えるかします。

 

このときの患者は非常に興奮しています。この興奮はしばしば周囲の人に伝染し、周囲の興奮がより患者本人を興奮させる結果となりますので、周囲は心穏やかにいることが大切です。おだやかに「おはよう」などと言われると患者自身は「あれ?」と不思議に思い、興奮状態がおさまってくることがあります。

 

〇自由に無限な幻聴

エネルギーがなくなるまで、さまざまな幻聴が続いていきます。誰かが自分に向かってこう言っている、ああ言っているなどと信じて疑いません。このときは周囲の人は受け止めず、否定や無視もせず、「ふしぎだね」「ふーん」などと受け流すような答えをしてあげてください。

 

〇安定

無限の幻聴は患者本人が疲れますので、しだいに幻聴のテーマがしぼられてきて安定します。ここから幻聴がだんだんと消失していくのです。

 

ことのきに「これまでずっとあった幻聴が消えても平気?」などとしつこく聞くのがひとつの手です。患者に何度も「大丈夫」と言わせることで、幻聴の消失を後押しできます。

 

 

幻聴に対して基本的には否定したりせず、訴えに反応してあげてください。他人が否定したから「じゃあ幻聴は気のせいだ」と考えられるようになっているならば、すでに統合失調症の症状は回復の方向に向かっています。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/]) 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

接し方に関する記事

そばにいるだけでいい治療法

  自律神経失調症はそばにいることが1番の治療薬だと言われます。 自律神経失...

伝えたいのは安全保障感

  身近な人が統合失調症になったらどんな言葉をかけてあげればよいのでしょうか?...


非常に敏感な自律神経失調症患者へはどう接する?

  ストレス社会と言われる日本では自律神経失調症になる人は多くいます。 自律...

人と話すこともストレスになりうる自律神経失調症

  自律神経失調症は現代病とも言われる病気で、さまざまなストレスや不規則な生活...

カラダノートひろば

接し方の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る