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躁うつ病になりやすい性格と体型・躁うつ病の原因は遺伝が大きい

躁うつ病の決定的な原因は未だわかっていません。遺伝子や環境、脳内の伝達物質の影響などさまざまな要因が考えられている中、性格的な要因というのも挙げられます。というのは、躁うつ病になりやすい体質や性格を持っていると、ストレスの多い環境に置かれるなどの何らかのきっかけによって、躁うつ病を発病すると考えられているのです。ではどのような性格の場合、躁うつ病になりやすいと言われているのでしょうか?

 

〇躁うつ病になりやすいと言われている性格の例

・社交的

・行動的

・周囲に同調的

・連帯感を求める

・快活

・気配り心配りができる

・ユーモアがある

・情け深い

・現実主義

・寂しがり屋

・センチメンタル

・落ち込みが激しい

 

これらの性格だから躁うつ病になるというわけではもちろんありません。データとして、躁うつ病の人にはこういった性格が多いのです。現段階では躁うつ病の体質を持っているからこれらのような性格になるのか、これらの性格がきっかけで躁うつ病が発病するのかは分かっていません。

また、一見良い性格のように見えても、人によっては解釈が様々であり、「リーダー気質で行動派」とみられる場合もあれば、「一人で暴走して周囲から浮く存在」とみられることもあります。上に挙げた性格とは反対に「気難しく、周囲に対する不平不満を抱いている」という場合もまれにあります。  

また、躁うつ病には発病しやすい体型と言うのもあります。

 

〇肥満型

これも肥満型だから発病するというわけではありませんが、実際躁うつ病者には肥満型の患者さんが多いのです。

こういった性格や、体質を持っている人は、何らかの出来事をきっかけにして躁うつ病を発病することが多くあります。

しかし、これらの性格だからといって躁うつ病になるというわけではもちろんありませんので気をつけましょう。

 

 

セロトニン減少によって起こる躁うつ病

躁うつ病は、生活リズムの乱れやストレスが誘因となり発病することがよくあります。

 

〇生活リズムの乱れ

私たちが夜になったら眠たくなるのはメラトニンというホルモンの作用です。そして私たちが日中覚醒して活動していられるのはセロトニンのおかげです。メラトニンはセロトニンから作られ、セロトニンは日光を浴びることによって生成されます。

このセロトニンですが、心身の安定をコントロールする作用があり、セロトニンの不足は様々な精神疾患との関連があるとされています。

夜はずっと起きていて朝になったら寝る夜型生活や、日ごとに睡眠時間・就寝時間が異なるといった生活を送っていると、日を浴びないことが多くなり、セロトニンの分泌が減少します。睡眠に関係があるメラトニンはセロトニンからつくられるため、メラトニンの分泌も同時に減っていき、睡眠障害などを起こすようになっていきます。すると余計に生活リズムがくずれ、セロトニンの分泌がますます減るといった具合になり、精神的な安定を失うことで、躁うつ病を発病することがあります。

 

〇ストレス

上記のセロトニンは正常に分泌されていればストレスに強い心身を作ってくれます。しかし逆に、強いストレスを感じることでセロトニンが減少することもあります。躁うつ病者が感じるストレスで多いのは「変化」です。たとえば以下のようなものがあります。

・死別

・就職/転職/退職/異動

・転校/入学

・結婚/妊娠/出産/離婚

・仕事上の成功

意外かもしれませんが、悪いことだけではなく良いことも発病のきっかけになります。

また、必ずしもよいことで躁状態(気分が高揚した状態)になるわけではなく、死別によってストレスを感じた後に躁状態になる、あるいはその逆(良いことからうつ状態になる)になることもあります。

 

躁うつ病の気質を元々持っている人は、こういったことをきっかけにして、症状が出始めることが多くあります。ストレスなどはその出来事自体ではなく本人がどう受け止めるかによりますから、必ず発病するわけではありませんが、発病の危険があることを知っておきましょう。

 

ストレスからなる躁うつ病 ストレスを感じないようにするには?

「躁うつ病」とは、統合失調症と並ぶ、二大精神疾患です。

躁うつ病は双極性障害とも言い、両極端の気分の状態が交互に現れることをいいます。

気分がいい状態である躁(ハイ状態)は、気分は爽快で意欲たっぷりの状態です。それに対して、もう一方のうつ(ロー状態)は、憂うつな状態になってしまううつ状態です。

あまりにも両極端な状態の二つの状態が交互にやってきます。どちらの症状が優勢に現れるかは人によって違い、発症する回数や頻度も人によって異なります。

 

ストレスも躁うつ病の要因のひとつ!

躁うつ病の要因は特定できていません。

・遺伝的要因

・性格的要因

・環境的要因

・原因不明の脳の伝達物質に指令を送る場所の異常

・ストレス

などがあり、いくつかの要因が複合されることで発症します。

中でも、ストレスが原因となっている場合についてお話します。

 

躁うつ病は、ストレスや生活環境の悪化が要因となっていることが多々あります。

 

治療にはメラトニンが必要!?朝日を浴びる重要性

私たち人間が生活する上で大事なこと、それは睡眠です。

規則正しい睡眠によってメラトニンが生成されます。

 

このメラトニンは、覚醒と睡眠のリズムを正しく調整する役目だけでなく、心を穏やかにさせる安定作用があります。

 

メラトニンは、体が朝日を浴びることによって生成され、分泌されます。

しかし、朝日が入る時間に寝ている人はメラトニンの分泌が少なくなってしまいます。

 

躁うつ病の人は、睡眠リズムが一定でない人に多くみられるので、メラトニンが分泌されにくい状態になってしまうのです。

 

睡眠リズムが安定しない→メラトニンが分泌されにくい→心が穏やかにならない→規則正しい生活が送れなくなる

 

このような悪循環によって躁うつ病が悪化します。

睡眠は6~8時間とり、朝日を浴びれるよう早起きを心掛けましょう。

 

新しい出来事や悲しい出来事でもストレスを感じる!

実は人間は、嬉しい出来事や悲しい出来事に関係なく、日常と違った状況になるとストレスを感じます。

近親者との死別や仕事での失敗、解雇などは当然ストレスを受けます。

引っ越しや結婚、出産など、本来は嬉しい出来事であっても今までの生活が一変するために、体がストレスを感じてしまうこともあります。

実際ストレスは心が受け止めるダメージであり、それをコントロールするのはとても難しいと思われます。

 

あなたにできることは、小さなストレスを大きくしないよう努めることです。

まずは、悲しい出来事・嬉しい出来事など人に話すことです。

 

躁うつ病の原因は遺伝が大きい

躁うつ病はうつ病とは異なり、躁状態(気分が高揚している状態)とうつ状態(気分が落ち込んでいる状態)をいったりきたりして繰り返す病気です。よく統計などでは躁うつ病とうつ病は合わせて数えられていることが多く、同じようなものと考えてしまう人が多いですが、実際は全く異なる病気です。

 

躁うつ病の原因となるものは未だはっきりとは分かっていません。様々な説があり、様々な例の中で、遺伝的な要因が大きく関係しているのではないかと言われています。

 

〇一卵性双生児の例

遺伝的な要因を調べる際用いられるのが、一卵性双生児です。一卵性双生児は遺伝子が同じですので、もし躁うつ病が遺伝的な要因で発病するのであれば、一卵性双生児の一方が躁うつ病になれば、もう一方も必ず躁うつ病になると考えられます。しかし、実際その確率は85~90%ほどで、100%には至らないと言う結果が出ています。高い確率ではあるので、何かしら遺伝子が関係していると考えられますが、遺伝子のみによって決定されるということではないようです。

 

〇親子の例

親が躁うつ病の場合、子どもの発症率は約10%だそうです(一般的な発病率は約0.3%)。これは親族にガンや糖尿病になりやすい人がいると、発病する危険が増すことと同じで、躁うつ病に関係する遺伝子が遺伝するあるいは遺伝して他の遺伝子と組み合わさることで発病すると考えられています。

 

躁うつ病において、遺伝的要因は発病に関係が深いと言われていますが、それでも遺伝子は発病の一要素でしかありません。もし親族に躁うつ病にかかった人がいて発病の確率が高くても、生活環境を整えてあげることで発病を予防することができるかもしれません。その点で言えばガンや糖尿病などの病気と変わりないと言えます。

 

躁うつ病の原因とは?脳の神経伝達物質の異常?遺伝?性格?

躁うつ病とは、日本人にも多いうつ病の一つです。しかしうつ病とは違った特徴があります。

躁である、気分の良い状態(興奮や、ハイな状態)と、うつである、気分が沈んだ状態(ローの状態)が交互に現れます。

実は躁うつ病は、躁とうつの差が極端に違うため、自殺で亡くなる人がとても多いのが特徴です。

 

躁うつ病の原因とは?

・脳の神経伝達物質の異常

うつの状態では、神経伝達物質が減少し、躁では増加してると言われています。

つまり脳内の神経伝達物質に指令を出す場所に何らかの異常があると考えられています。

躁うつ病になると、統合失調症患者に似た脳の異常が確認できます。

 

・遺伝

躁うつ病の親から生まれた子供の発病率は、躁うつ病でない親から産まれた子供が躁うつ病を発病するよりも、8~10倍と言われています。

病気になりやすい遺伝であり、必ずしも発病するとは限りません。

遺伝と他の要因が複合的になることで発病します。

 

・性格

躁うつ病を発病する人は、社交的な人が多いようです。

行動的な一面も見られますが、時として、些細なことで落ち込むという性格でもあります。

また、体型は肥満の人に多くみられます。

 

うつ病、躁うつ病を起こしやすい性格

・まじめ

・しっかりできない自分が嫌だ

・さみしがり屋

・楽観的ではない など

以上のような性格の方は、うつ病、躁うつ病を起こしやすい性格だそうです。

 

・社会的要因

就職や転職、退職など職場環境が急激に変わることで起きる現代人が多いです。

また、出産や引っ越し、結婚、家族や友人との死別など、今までの生活と全く違う生活を送る起点で起こす人も多いようです。

 

・身体的要因

病気によって手術を行った後や、疲労、睡眠不足などが挙げられます。

疲労や睡眠不足は、脳内の神経伝達がうまくいかないことで起こり易くなります。

 

躁うつ病は、これらの要因が複合的になることで発症するため、治療も複雑化します。

まずは、薬物治療を中心に行い、病院でのカウンセリングや生活環境の改善を行いましょう。

 

躁うつ病を引き起こす原因の一つ、「脳の異常」

躁うつ病とは?

「躁うつ病」という病気はとは、双極性障害とも呼ばれる気分障害です。

症状を簡単に説明すると、気分のいいときと悪い時が交互に現れます。

気分がいい時というのは、嬉しい・楽しい・爽快など、一見うつ病と関係なさそうな素晴らしい気分を感じる状態です。

しかしその反面、気分の悪い時というのはうつ状態です。

憂鬱・悲しい・やる気が起きない・眠たい・1人になりたいなどの状態です。

 

ひどい躁うつ病だと、この両極端の境目がはっきりしているため、診断がつきやすいです。

しかし躁うつ病にもⅡ型というのがあり、その場合は気分のいい状態があまり顕著に出ないため、診断がつきにくいと言われています。

 

この病気の要因の特定は難しいですが、遺伝的要因や性格的要因、環境的要因、原因不明の脳の伝達物質に指令を送る場所の異常、ストレスではないかと言われています。

しかも単一で起こるものではなく、いくつかの要因が重なることで発症しているようです。

中でも『原因不明の脳の伝達物質に指令を送る場所の異常』についてお話したいと思います。

 

躁うつ病を引き起こす脳の異常とは?

脳細胞内の異常と言われていますが、ミトコンドリアという箇所の機能異常ではないかと言われています。

うつ状態のとき、脳内でクレアチンリン酸という物質が極端に減少していることが分かったのです。

クレアチンリン酸とは脳の情報伝達に不可欠なカルシウムを調整する機能をもっています。

 

また、躁うつ病の症状が出ている人の多くは、遺伝子の異常があることが発見されました。

神経伝達物質であるセロトニン、その信号を伝えるために必要とされているカルシウムが遺伝子異常によって減少、または分泌されていないのです。

 

要因が何であれ、治療方法は同様で、薬物療法の場合、抗うつ薬などを使用して改善させます。

また、他の要因がないかを確認し、クリアできるものは一つ一つ改善させていくことが大切です。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2009/08/25-026936.php])

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-10掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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