カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法

メンタル

薬の処方

 

躁うつ病と診断されると、最初に気分安定薬の1つであるリチウムが処方されます。ここでは薬物治療の流れを追ってみます。

 

 

うつ状態の場合

・躁うつ病のうつ状態であると診断された場合、最初に処方されるのは気分安定薬のリチウムです。

・そしてその効果が見られない場合は、リチウムを増量するか、他の気分安定薬を投与するか、抗うつ薬を使用します。

・これで有効性が確かめられない場合は他の特殊な薬の使用が検討されます。

 

躁状態の場合

・最初はうつ状態と同じく、気分安定薬のリチウムが処方されます。

 このとき、躁状態の問題行動が激しい場合は抗精神病薬も併せて処方され、その場での症状緩和がなされます。

・リチウムの効果が見られない場合は、別の気分安定薬を追加して様子を見ます。

・もしこれでも効果が見られない場合は、別の気分安定薬に変えるか、抗精神病薬を追加します。

 

 

ここで出てくるリチウムですが、躁うつ病の薬として最も効果が高いとされている薬です。

 

 

〇リチウムの効用

はっきりと効果が証明されているものではありませんが、リチウムには「神経保護」と「神経新生促進」の作用があるとされています。

神経保護とは傷ついた脳の細胞を保護したり、細胞死を抑制したりする作用です。

また神経新生作用とは、脳内の海馬という比較的新しい記憶や感情をつかさどる領域で、新しい神経細胞をつくる働きを促進する作用です。  

 

 

これらの作用が躁うつ病の症状に効果的とされていて、多くの場合はリチウムを使用して治療が行われます。しかし、激しい躁状態や重度のうつ状態のときは他の気分安定薬や抗うつ薬、抗精神病薬を用いて症状を鎮めることもあります。

 

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2011/08/29-349557.php])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

治療方法に関する記事

家族も重要 精神療法

  躁うつ病の治療には、精神療法が用いられます。精神療法は治療者と患者のやり取...

神経保護作用があるという「EPA」、精神疾患・認知症への投与で「脳容積増加」効果も

近年、精神疾患全般において多価不脂肪酸の「EPA(エイコサペンタエン酸)...


長期化しやすい躁うつ病治療

  躁うつ病の治療には基本的に薬物療法と精神療法が用いられます。うつ病の場合、...

『ラミクタール』の副作用の皮膚湿疹には注意を!スティーブンス・ジョンソン症候群とは

近年、うつ病と診断されている人でも、経過を見てみれば『双極性障害』と診断される...

カラダノートひろば

治療方法の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る