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メンタル

躁うつ病診断に光トポグラフィ―という選択

 

うつ病や躁うつ病など精神疾患と言われる病気は、基本的には医師の問診によって診断されます。そのため、医師の診断技術によっては、症状の近い病気や症状が多岐にわたる病気などは適切な診断がなされないこともあり、投薬治療をはじめてから「薬が効かないということは別の病気かも」ということもしばしばあります。ましてや心の病気はキズが目に見えませんから、「気のせい」と診断されることもあります。

そんなあいまいな診断に一石を投じるのが光トポグラフィ―検査です。

 

 

〇何がすごいの?

光トポグラフィ―は精神疾患に客観的な診断基準をもたらした検査です。患者の脳の血流量の変化を波形にして表します。

 

〇どうやって?

光トポグラフィ―検査では近赤外光という光が使われます。これを頭部に当て、反射してくる光を計測して、大脳皮質の血液中のヘモグロビンの量を測ります。これによって脳内がどれくらい活性化されているかを数値化し、波形にして表します。この近赤外光は静脈によって行う生体確認にも使われています。

患者さんは近赤外光を照射する帽子のようなものをかぶり、指示される簡単な課題に答えます。これによって大脳を使っているときと使っていないときの血液量の変化の違いを見て、病状を判断します。

 

診断できる疾患は?

この検査によって波形は4つにわけられます。

健常者/うつ病患者/躁うつ病患者/統合失調症患者

この4つです。健常者は大脳を使っているときは血液量が増えますが、精神疾患を患っている場合は血液量があまり増えません。

 

どれくらい正確?

実際の病気との一致率は78とされています。100%ではないことから、この検査はまだ問診の補助の域を脱していません。

 

 

〇うつ病と診断されたが躁うつ病だったことも

患者本人が躁うつ病の躁状態を、うつ病が回復している症状だと感じていて医師に伝えておらず、光トポグラフィ―検査によって躁うつ病であったことが確認されたケースもあります。とくに躁うつ病は最初にうつ病と診断されることが多く、医師の診断だけでは正しい治療の開始が遅れることもあります。

 

 

 

光とトポグラフィ―検査はまだ、補助的な役割でしかありませんが、早期発見と早期治療に貢献するものであることは間違いないでしょう。

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2009/09/27-028254.php?category=48])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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