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気になる病気・症状

慢性疼痛とグリア細胞について

 

 

慢性疼痛という症状をご存知ですか?読んで字のごとく、慢性的な疼痛(痛みの種類は100種類以上あると言われています。)が続くものです。

今回は、その症状や治療などについてご紹介していきます。

 

慢性疼痛とグリア細胞について


痛みには数週間から1ヶ月程度で消える「急性疼痛」と長期間続く「慢性疼痛」の2種類があります。注意したいのは慢性のほうです。鎮静を目的に長期間にわたって鎮痛剤を使用すると、中毒症状が出る可能性があります。そのため、現行の鎮痛剤の欠点をカバーしたものが慢性疼痛の患者さんから求められていました。

 

疼痛のメカニズム

 

近年、中枢神経に関する研究が進展し、原因不明の痛みを引き起こすメカニズムについても徐々に明らかになってきました。これまで、痛みを引き起こすメカニズムは、外部刺激があり、プロスタグランジンなどの発痛物質が産生され、ニューロンへと神経伝達されて視床を通り大脳へと伝えられる、というプロセスを経て起こると考えられていましたが、

ニューロンなどの存在する神経細胞を他の組織(血管など)と繋げ固定するように存在している「グリア細胞」に、その痛みの原因があるということが明らかになってきました。

また、グリア細胞にも神経伝達物質の受容体があり、自身もイオンを発することにってサイトカインなど伝達物質を各適所に配置する指令を出すなどといった役割も明らかになってきています。

 

問題は、激しい疼痛が持続した際にグリア細胞が混乱してしまったときであり、この際に生じる過活動が原因不明の慢性疼痛を引き起こしているということが分かってきました。

 

具体的な治療薬は?

 

イブラジスト」(脳血管障害改善薬:イブジラストとは別物)という薬がグリア細胞の過活動を抑えるとして海外の論文に掲載されているようです。この薬の作用は、グリア細胞の過活動を抑制し、グリア細胞経由の情報伝達物質をも抑制するものであると考えられます。先に書いたとおり、現在の市場では鎮痛剤を長期間継続使用し続けた際に、薬物中毒を発症してしまう場合があり、常習性がなく安全で副作用のない有効な鎮痛剤が待たれています。

 

現在も研究が続けられていますが、まだ不明な部分があるのも確かな病気です。

 

(photo by://pixabay.com/ja/%E8%B5%A4-%E7%A7%91%E5%AD%A6-%E5%9B%B3-%E3%82%BB%E3%83%AB-%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%B3-%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6-%E5%AE%8C%E4%BA%86-%E8%A1%80-%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%AB-41524/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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