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難病「褐色細胞腫」の患者さんの治療法の現状

 

難病「褐色細胞腫」治療法の現状


褐色細胞腫という病気についてご存知でしょうか?

この病気は、難病に指定されている病気で、副腎髄質細胞などから発生する腫瘍が、カテコールアミンという(アドレナリン、ノルアドレナリン)ホルモンが大量に分泌されることによって、自律神経系に働き、「高血圧、動機、頭痛、発汗」などの症状を起こします。

 

腫瘍のうち、多くは良性の腫瘍で、手術による摘出で治療できるが、約10%の悪性の腫瘍の場合、骨や肝臓などに転移していまいます。初回の手術時に良性・悪性を判断するのは困難で、時期が経ってから(1年~30年、平均5年)再発したり、転移することで悪性だと判断されます。いつ腫瘍が発生するかなどの予測が出来ないため、一生涯ホルモン検査などを受け続けなければいけない。また、はっきりした発症原因も分かっていないので、有効な治療法も確立していない。実際には手術、化学療法、外照射などの組み合わせにより治療が行われています。


進まない褐色細胞腫治療の研究

認可されない保険適用

 

褐色細胞腫の患者さんの数は日本で約3000人ほどですが、悪性になるとその数は320人とずいぶん希少であることが分かります。患者数が少ないので、原因の解明や新たな治療法などの研究が進んでいないのが実態です。また、手術療法以外は、公的保険の範囲に認められていないため、放射線や薬などは全額実費で出されています。治療方法には以下のものがあります。

 

<治療方法>

1)CVD治療:「エンドキサン、オンコビン、ダカルバジン」という3種の抗がん剤を使用した治療法。アメリカにおいてポピュラーだが、日本では褐色細胞腫の患者さんに認可されておらず、保険適用外

 

2)MIBG+放射線内照射(アイソトープ治療):薬品と放射線治療を組み合わせた療法。日本においては、薬は未承認である。

 

3)スーテント薬:欧米では効果が期待されている分子標的薬。日本では未承認。

 

4)デムサー薬:カテコールアミンを抑制する。通常は手術中にカテコールアミンの大量分泌により高血圧で亡くなられる患者さんを防ぐためのもの。日本では未承認。

 


2008年度からは「厚生労働省科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業」の対象となり、研究調査が行われてきたそうですが、今後も続くかは未確定だそうです。

 

 

(photo by://pixabay.com/ja/%E4%B8%AD%E6%AF%92-%E6%8A%97%E7%94%9F%E7%89%A9%E8%B3%AA-%E3%82%AB%E3%83%97%E3%82%BB%E3%83%AB-%E3%82%B1%E3%82%A2-%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%AB%E3%81%A7%E3%81%99-%E8%96%AC%E5%89%A4-%E5%81%A5%E5%BA%B7-%E7%97%85%E6%B0%97-71574/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
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