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血管新生療法って知ってる?末梢動脈疾患(PAD)やビュルガー病の療法

 

 

末梢動脈疾患(PAD)と血管新生療法

 

末梢動脈疾患やビュルガー病といった病気をご存知でしょうか?

この病気は、血管が細くなったり詰まってしまって、体の末梢部分に痺れや痛みが起こり、重度になると壊疽を起こしてしまうという病気です。末梢動脈疾患の場合は、原因は動脈硬化によるもので、ビュルガー病は今のところ原因は不明とされていますが、おそらく自己免疫疾患による血管炎症性の病気ではないかと言われています。また、その治療方法に関しては、膝から上の位置にある血管に関しては一般的な治療法の「バイパス手術」などが用いられますが、膝から下の位置にある血管には、それらの治療が利用できないといったことがありました。近年、様々な研究により重度の血管障害(重症下肢虚血)にも利用の出来る、「血管新生療法」という療法が利用され始めています。

 

具体的にどのような手術か?

 

「血管新生療法」とは、本来血管が存在しない場所に、骨髄細幹胞を移植することで新たな血管を作り出し、閉塞した動脈の代わりをするというものです。具体的には、移植方法は2種類あり、以下のような手順によって行われます。

 

骨髄幹細胞移植


1)全身麻酔をかけた状態で、腸骨と言われるお尻の骨から「骨髄液」を約500~900ml採取する。
2)採取した骨髄液を、成分分離機を利用して約30〜50mlに濃縮します。
3)濃縮した細胞液を下肢の筋肉に0.3〜0.5mlずつ約60〜100ヶ所に筋肉注射します。 注射の時間は約20〜30分程度で終了します。

 

末梢血単核細胞移植


1)腕や足の血管に針を刺して、少しずつ血液を抜きながら成分分離装置にて処理して単核球という細胞のみを取り出します。
 2)細胞を取り出した後の血液は再び腕や足の血管を通して体に戻されます。全体で10リットル分の血液から単核細胞を取り出します。
3)これを更に濃縮し、約30〜50mlの細胞濃縮液ができます。(全身麻酔は不要)
4)骨髄幹細胞移植と同じく細胞濃縮液を筋肉注射します

 

治療の対象は?


重度の下肢の虚血を有する閉塞性動脈硬化症、またはビュルガー病の方で、従来の治療法では十分な改善が見られない場合に対象となる。

 

(photo by://pixabay.com/ja/%E7%A7%91%E5%AD%A6-%E5%9B%B3-%E5%8D%98%E7%B4%94%E3%81%A7%E3%81%99-%E5%AD%90%E4%BE%9B-%E4%BA%BA%E9%96%93-%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%AB-%E7%A9%BA%E7%99%BD-%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0-41523/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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