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アレルギー

牛乳・乳アレルギーと乳糖不耐症の判別ポイント!軽度の乳糖不耐症の下痢対策も

区別が難しい「牛乳・乳アレルギー」と「乳糖不耐症」の違いを挙げます。

 

原因物質と発症のメカニズムが違う

牛乳・乳アレルギー

乳タンパク質のカゼイン・βラクトグロブリンに対して、体内で作られた抗体が過剰に反応してしまう、免疫機能の暴走が原因です。

 

乳糖不耐症

乳糖を分解するラクターゼという酵素が不足することが原因で起こる、消化不良の状態です。

 

乳糖をあらかじめ分解した粉ミルクを飲むと、乳糖不耐症では症状が出ません。

牛乳・乳アレルギーの原因になる乳タンパク質は含まれているので、乳糖不耐症用のミルクでも症状が出るなら、アレルギーだといえます。

 

症状から判断する

じんましん・皮膚の腫れ・呼吸困難・意識障害は、乳糖不耐症には見られず、アレルギー特有の反応です。

乳製品を摂取してこれらの症状が出れば、かなりの確率で牛乳・乳アレルギーでしょう。

 

しかし、腹痛・下痢・嘔吐・胸やけといった症状は、アレルギーでも乳糖不耐症でも表れます。

アレルギーが少しでも疑われる場合は、アレルギーの有無を検査してください。

 

年齢差

乳幼児に発症が多い牛乳・乳アレルギーは、3歳以降に自然治癒するケースが多く、90%以上は治るといわれます。

 

乳糖不耐症は、大人になるとラクターゼの分泌が減少するので、大人でも発症する人が多いのが特徴です。

 

自己判断は危険

どちらの場合も、乳製品の摂取を控えるのが原則です。

少しずつ摂取して耐性を獲得していくという治療法もありますが、自己判断で行うのは危険です。

 

アレルギーかつ、乳糖不耐症という場合もあります。

どちらも受診をお勧めします。 

 

軽度の乳糖不耐症の方へ、お手軽な下痢対策

牛乳を飲むとなぜかお腹がゴロゴロ…と調子が悪くなり、下痢をしてしまう方のお話は良く耳にします。

 

この症状は、牛乳に含まれている「乳糖」という糖質が、「カタラーゼ」という乳糖分解酵素によって十分に分解されず、大腸で乳酸へと姿を変えた乳糖が腸管内を刺激し、下痢を引き起こしてしまう症状です。

 

これを「乳糖不耐症」と言うわけですが、今回はこの症状を改善する方法の中でも、比較的軽度の方向けの、お手軽で代替食品を使うことなしに出来る方法をご紹介したいと思います。

 

その調理方法とは?

方法はいたってシンプルです。

「牛乳を加熱して出来る膜を除去して、乳糖含有量の少ないものを摂取しよう!」というものです。

 

牛乳を過熱した際に、表面上に張る膜部分のたんぱく質を、ホエーといいます。

牛乳には2種類のたんぱく質が存在し、80%をカゼインが、20%をホエーが占めています。

カゼインは酸で固まりますが、ホエーは加熱することによって固まります。

 

この固まったホエーには、ある程度の量の乳糖が含まれているので、これを除去してしまうことで、乳糖の摂取量を減らせるというわけです。

 

具体的な調理方法

鍋に牛乳を適量入れ、60℃以上を目安に膜が完全に張るまでじっくり加熱する。

(60℃以上になると膜状にたんぱく質が凝固し始めます)と、これだけです。

あとは、粗熱を取って、膜を除去し、普通の牛乳と同じように摂取するだけです。

 

合わせて知っておきたい、牛乳の飲み方

牛乳の飲み方として合わせて知っておきたい、下痢を引き起こしにくい飲み方があります。

 

・人肌程度(36℃程度)の温度に調節してから飲む

・数回に分けて飲む

 

というものです。

 

人肌程度の温度なら、胃腸に刺激を与えず、また乳糖分解酵素も活性化します。

数回に分けて飲むことは、少量づつの乳糖を既存のカタラーゼ量で都度分解して消化することが出来ます。

 

このように、牛乳の加熱による膜の除去と、飲み方のちょっとした工夫が下痢を防ぐ助けとなってくれます。

下痢でお悩みの方、ぜひ試されてみてはいかがでしょうか?

 

(Photo by://www.ashinari.com/)

著者: honpoさん

本記事は、2016-07-21掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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