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メンタル

躁うつ病と併発する病気

躁うつ病と併発する病気はいくつかあります。併発する病気は、躁うつ病の要素である気分障害の側面を持っていないものが多く、これらの病気を併発した場合、躁うつ病患者は全く別々の問題を抱えながら、それぞれの病気の治療をしていかなければいけないことになります。

 

 

・パニック障害

突然過呼吸などを起こし、2030分という比較的短い時間の間激しい不安に襲われ、その後不安は薄れていく症状があるのがパニック障害です。比較的短いと書いたのは、躁うつ病の場合のうつ状態は数時間続く場合が多いため、それと区別するためです。主に治療に使われるのは抗うつ薬ですが、再発率が非常に高く、躁うつ病と相互作用して症状が出やすくなるため、躁うつ病の症状緩和がパニック障害の緩和につながります。

 

・不安障害

漠然とした不安や過剰に大きな不安がいつまでも続くのが不安障害です。過敏・緊張・イライラなどの精神的症状も、肩こり・筋肉の緊張などの身体的症状もあります。薬物療法として抗不安薬を用いますが、深呼吸やリラクゼーション法、有酸素運動などの自分で行う治療も積極的になされます。不安障害と躁うつ病は全体の約34割と特に高い確率で併発しています。

 

・摂食障害

拒食症や過食症という言葉はそれぞれで知られていると思いますが、拒食症がどんどん進行するケースと、拒食症と過食症とを順に繰り返すケースがあります。摂食障害は薬物治療ではなく行動治療が主な治療とされています。

 

・強迫性障害

自分の意思に反して不安や不快な考えが抑えられないことで、無意味な行動を繰り返すのが強迫性障害の症状です。手を一日に何度も洗わなければならないという症状は有名だと思います。抗うつ薬での投薬治療や認知行動療法などによって治療がなされます。

 

・外傷性ストレス障害(PTSD)

トラウマ(外傷)により、生活や仕事に影響を与える症状が出ることをPTSDと言います。抗うつ薬が有効とされていますが、一般的には精神療法によって安心感の確保による回復をはかります。

 

 

パニック障害や強迫性障害などに用いられる抗うつ薬は、躁うつ病自体にはあまり積極的に用いられない薬のため、相互の病状や薬の作用を考えた上での治療となります。

また、躁うつ病において、上記のような病気を併発した患者は「自殺をしたい」と強く思うことが通常の患者の3倍ほどになるため、注意が必要です。

 

 

(Photo by: [//free-photo.gatag.net/2011/06/06/170000.html])

 

著者: Roddyさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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