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幼少期の経験がうつ病の原因になる?うつの要因となることは?~パーソナリティ障害やセロトニン症候群など~

 

幼児期に虐待を受けたり、虐待を実際にしているところを見ると、脳の神経伝達が変化してしまいうつ病を患うということも少なからずあります。特に、自己過小評価をしてしまう人の多くは幼児期に親の関心をひこうとしても褒められることがなく、一方で認められるよう勉強や仕事を頑張って社会的なステイタスを持っている人もいるようです。親との関係を築けていないために、精神的に切り離して考えることができず、自分はできない人間なのだと思い込んでしまいやすくなります。

 

無関心・過干渉はダメ!

子供が自分を肯定できるようになるには、親にありのままの自分を受け入れてもらうことが必要なのですが、そういった経験のなかった人がトラウマをもち、うつ病を発症してしまう可能性があります。

無関心とは反対に過干渉も問題視されていて、これもうつ病を起こさせる要因のひとつとなっています。いわゆる「○○はダメ」という押さえつけ、親からすると子供を危険から守っているとしても、子供の好奇心を阻害していることになりストレスを与えているのです。

 

ストレスを感じやすくなる

これは、子供の自主性や自発性の成長に影響を及ぼし、やる気のない子供を育ててしまっているのです。「○○しないと、さもなければ・・」というマイナスイメージを受け入れることばかりを押しつけられた子供は、大人になってからも「あれをやらなければ」「これをやらなければ」と楽しめなくなってしまうのです。社会でも他人の評価を最も気にするため、ストレスを感じながら人の世話をやいたりします。そして、ちょっとした批判的な言動があると、一転してうつ状態となってしまうのです。

 

うつ病の主たる原因はマイナス思考が何度も繰り返されることです。全てを完璧にこなそうとすると、ストレスがかかるのは当然のことなのです。

まずは、人の評価を気にせず、自分に自信をもって、植え付けられたマイナス思考から解き放たれましょう。

 

自己愛性パーソナリティ障害とうつ病の関係

うつ病と診断をされる人のなかには「自己愛性パーソナリティ障害」と呼ばれる自己ナルシスト傾向の人もおり、仕事や家庭に支障を起こしている場合もあります。

 

自分を過大評価

かなりのナルシストでも、仕事も対人関係も問題なく過ごしている人もいます。ですが自己愛性パーソナリティ障害を起こしていると、他人の気持ちばかりを先んじて自分を特別視し、自分を過大評価します。また、褒めてもらったり、特別扱いをされることを好みますが、自分と同じような喜びを得てほしいという気持ちは全くありません。自分さえよければいいのです。

 

自己愛性パーソナリティ障害の特徴

こういった症状が長く続くと、交友関係はもちろん家庭内でも距離をおかれますが、それさえも気づかずにトラブルを起こしかねません。

 

自己愛性パーソナリティ障害の特徴として、

・自身の内面や外見に自信があり過ぎ、特別視している

・他人からの特別扱いを欲しはするが、他人の気持ちに鈍感で横柄

・理想を追い求めるために、他人の前での自己顕示欲が強い

・高いステイタスを好む

などがあります。

 

治療法

治療は主にカウンセリングが行われますが、他人の気持ちが理解できるようになることが重要です。自分を優先していることを否定するので、最初は受け入れられずに大変な苦しみかもしれませんが、円滑な対人関係を築くには大切なことです。さらに、年齢を重ねると好きだった自分が外見とともに能力も衰え、現実とのギャップで気分が落ち込み投薬の必要があるうつ状態にもなることがあります。

 

 

もし自己ナルシスト傾向が強い場合には、早めに受診をしたほうが今後受けるダメージも少なくすむかもしれません。

 

近親者の死から起こる心因性のうつ    

家族や友人、身近な方の死を経験すると、人は誰しも「深い哀しみ」に陥ります。哀しみはある程度の時間継続しますが、徐々に時間がその哀しみを和らげてくれます。

 

心理的なストレスがあって、それに憂鬱感が続いておこるのは、誰しも想像できると思います。

 

一般的に心因には2つあります。

1. 第三者にもそれとはっきりとわかる出来事

・ 愛する人を失う

・ 事故に巻き込まれて死ぬ思いをする

・ 大きな震災を経験する……など。

 

2. 本人にも漠然としか自覚できない内心の出来事

・ 長い時間かけて作り上げられた親しい人間同士の間の感情のもつれ

・ 職場で信頼していた人が他部署に移動するといった微かな環境の変化……など。

 

このような心因に基づくうつ症状は、長短はあれ、原則的に克服されるはずのものですが、必ずしもそういかず、長々と続く場合があります。

 

そういう場合、「神経症性うつ病」とか「抑うつ神経症」などと診断される場合もあります。

 

はっきりした心因に引き続いての慢性的なうつ状態の場合、一人で考えないで、どなたかに相談することをお勧めします。

今はこういう場合のために森田療法、精神分析、本格的精神療法、非指示的カウンセリングなど、色々な治療法が容易されていますので、重症化しないうちに何らかに頼るのも一つの方法です。

 

薬が効きすぎる?!仮面うつはセロトニン症候群に要注意!

仮面うつ病は、実は日本人にとても多いうつ病の一つです。

仮面うつ病とは、うつ病自体は軽いものなのに、体に出る症状がとても重いと言われています。

仮面うつ病もうつ病と同様の治療を行います。

中でもうつ病の薬を使用した治療を行いますが、仮面うつ病はうつ病が重度に見えますが、実は軽度なことが多いので、薬が効きすぎるという事態を招くこともあります。

仮面うつ病の診断は難しいのが現実です。

 

うつ病の薬で発症するセロトニン症候群に注意

うつ病の薬によって、脳内のセロトニン濃度が高くなることで引き起こされる症状がセロトニン症候群です。

うつ病の薬の副作用として発症すると言われています。

 

セロトニン症候群の症状は?

症状は、神経系の影響から起こります。

神経系とは主に下記の神経への影響です。

●自律神経系

吐き気や高血圧、緊張、不整脈、下痢

 

●筋肉を動かす神経

筋肉の痙攣や体の硬直、体の震え

 

●脳神経

錯乱や混乱、興奮、頭痛、昏睡

 

特に現れやすいのが、自律神経や筋肉の神経です。

脳神経にまで影響が出て、最悪の場合は死に至ることもある怖い症状もあります。

 

セロトニン症候群を見逃さないために

軽度の症状は下記のような症状が現れます。

重症化させないためにも、このような症状が薬の服用開始後の数時間以内に現れたら医師や薬剤師に相談しましょう。

・精神的に落ち着かない

・不安感がおさまらないになる

・混乱するまたは興奮する

・イライラする

・手足や眼が勝手に動くまたは震える 

・体が固くなった

・発汗

・下痢

・不整脈または脈拍の上昇

 

うつ病の症状と似ているので自己判断は禁物です。

まずは服用後だけに現れるか?

上記の症状がいくつか当てはまるか?

それを踏まえ、医師へ相談しましょう。

 

新型うつ病とパーソナリティ障害の関係      

新型うつ病の場合、その症状や基本性格から、従来のうつ病とは大きく違うということが知られています。

 

従来のうつ病になりやすいとされる方の基本性格が真面目で几帳面、周囲の雰囲気に気を使い、自分を過小評価するのに対し、新型うつ病の方の特徴は、自己主張が強く、協調性がない、気分の抑揚(ムラ)が大きいという差があります。

 

その症状の差は一目瞭然で、下表のようになります。

 

 

このような点からも、新型うつ病の方は、ベースに自己愛パーソナリティ障害を抱えているのではないかというように考えられるようになりました。

 

◆自己愛パーソナリティ障害とは

誇大的な態度、賞賛されたいという欲求がある一方、他人への共感に欠けるなどを特徴とした人格の異常。

* 自分が重大な人物である。優れた業績をあげていると考えている。

* 成功・権力・才気・美しさ・理想的な愛……などの空想に浸る。

* 自分は特別な存在であり、特別な人にしか理解されないと信じている。

* 特権意識を持ち、過剰な賞賛を求めたり、特別扱いされる事を期待する。

* 対人関係では相手を不当に利用したり、他人の気持ちを認めようとしない反面、焼きもちを焼く。

* 他人に対して尊大で傲慢な態度を示したり、行動したりする。

 

症状にはもちろん大小の程度がありますが、自分では自分の性格を極めて正常だと理解しているため、社会的に自分が認められていないと感じると、その時点で抑うつ的な症状が現れます。

 

社会と自分との間のズレを認識し出したためにうつ状態になるのではないかと考えられています。

 

そのため、逆にうつ状態を呈した時が気付きの時であり、現実社会を受け止める機会(チャンス)でもあるようです。

 

個人のパーソナリティを完全に変える事は難しく、従来の抗うつ薬を誤って使用することで逆に治療し辛くなってしまう場合もありますので、治療にはカウンセリングを用いて慎重に行う必要があります。

 

脳と関係の深いうつ~

うつは脳の病気であることがわかっていますが、脳の病気がきっかけでおこることもあります。

脳卒中が原因の場合の例を見ていきましょう。

 

脳卒中が原因のうつ

例えば、ある研究で脳卒中を起こした後、かなり高い確率(約45%)でうつ状態を起こす事が知られています。

うつ状態の程度は脳卒中罹患後4ヶ月~5ヶ月に高く、だいたい2年ほど続き、5年後にははっきり減少するそうです。

 

脳卒中になって体が思うように動かない、それまでの日常と全く違う生活を強いられるわけですから、うつ状態に陥るのは当然だろうと思われがちですが、これは心因的な問題で済む確率ではありません。

 

明らかに、脳に血流障害が生じたために気質的問題が生じ、正常な神経伝達物質の働きが損なわれていると考えられます。

 

小さな脳梗塞の段階で発見

脳卒中の例は少し極端ですが、最近は脳の放射線医学の進歩で、かなり小さな梗塞でもわかるようになりました。

それ自体は無症候性で普段の生活には支障がないですが、憂鬱を訴える初老以降の方の中に、この所見が多くみられます。

 

ストレス社会の影響で、今は年齢に関係なく微小梗塞が出来やすい状況にあります。

 

小さな異変を見逃さない

舌のもつれまではいかなくても、なんとなく滑舌が悪くなった、物忘れが酷い、思うように指先が反応しないなど、日常生活にはさして支障のない微かな症状と共に、憂鬱感が重なっている場合は、脳が関係している場合があります。

 

これが酷くなるとうつ病に進行することがあります。

早めであれば、軽い脳代謝や脳循環の薬、もしくは軽い抗うつ薬で対応可能です。

 

メンタルクリニックや精神科でなくとも、かかりつけの内科クリニックなどがある場合は、まず一度相談してみるのも良いかと思います。

 

(Photo by: [http://www.pakutaso.com/201309photo155post-2865.html])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-25掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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