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ADHD(注意欠陥、多動性障害)とは?原因や対策、検査方法は?

 

ADHD(注意欠陥、多動性障害)の検査方法とは?

ADHD(注意欠陥、多動性障害)

ADHDという病気をご存知でしょうか?この病気は注意欠陥、多動性障害とも呼ばれており、発達障害の一種です。

 

その主な徴候には、不注意・衝動性・多動性という3種類のものがあり、例えば「集中力を保てない、じっと話を聞いてられない、忘れ物が多い、片付けが出来ない、期間内に物事が終わらない、衝動的に行動してしまう」など、考えるよりも先に行動してしまうというような特徴を持っているといえます。

 

その原因としては、詳細には未だ不明の部分は多いようですが、おそらくドーパミンやセロトニンなど神経伝達物質の分泌量に関する問題があり、また前頭葉野部分の機能低下が原因しているといわれています。

 

またその発症割合は、おおよそクラスに30人のクラスに1人程度といわれているので、程度の差はありますがそれほど珍しい病気ではないといえます。

 

ADHDの検査とは?

ADHDであると診断できるためには、次の検査を受ける必要があります。

 

・ADHDの度合いの検査

1)ADHD RS-IV(ADHDの重症度の評価)…ADHDの重症度を主観的な項目チェックによって点数評価する。

 

2)CBCL(合併症の診断)…反抗性障害や行為障害(大人への反抗や規律に違反することを繰り返す)、うつなどの合併症を診断する。

 

・知能検査

3)WISC-III(言語と動作性の評価)…「口頭で提示された単語の意味を答える」などの言語性の検査と、「積木を使って例題と同じ構成を行う」などの動作性検査から診断する。ADHDであると診断するためには、IQ80以上が必要である。

 

4)K-ABC(ものの認知や学習の習得度の評価)…「部分的に欠けた絵を見てそれが何かを答える」や「ひらがなや漢字で書かれている語を読む」など、認知能力や学習の習得度を評価する。 

 

・病院の検査

5)脳波…ADHDのおよそ35%に何らかの脳波異常が存在する。

 

6)MRI…ADHDに脳の変質する例は少ないので、必ずしも必要な検査ではない。

 

合併する可能性のある疾患

合併する病気がある場合は、ADHDの特定が難しくなるときがあります。

 

<合併する可能性のある病気>

・行為障害 

・学習障害 (LD)

・反抗挑戦性障害 

・トウレット障害 

・言語障害 

・不安障害

・気分障害(うつ病など) 

(多くは成人の場合)

・薬物中毒 

・甲状腺ホルモン耐性症,甲状腺機能亢進症 など

 

近年発達障害に対する認知や理解度が少しずつ広まってくるに従って、ADHDに対しても同じく認知が広まってきたように思います。

 

しかし、それでも情報の機会にめぐまれず、成人になっても自分の「忘れっぽい、片付けられない、イライラしやすい」などの症状に悩み、診察を受けるものの、別の病気と誤診(うつ病など)されることも少なくないようです。

 

ある女性の例ですが、社内で自分と似たような症状(ADHD)を持っていると気づいた同僚が、その女性に対し「もしかしたら私と同じADHDかもしれない」と進言されたことで、その女性はADHDの検査を受け、20数年の悩みの原因がやっと分かったと、ホッとしたということも話されていました。

 

通常、このような例はよほど知り合った中でないと難しいとは思いますが、もし身近に可能性のある方がいれば、このような検査方法があるということを伝えていただくだけでも、その方の悩みの解決の糸口に繋がるかもしれません。

 

ADHDの子供と食事について~食べさせたいもの、控えたいもの

発達障害を持った子と、栄養素の関係については、様々なところで注意が呼びかけられているものがあります。

 

特に、ADHDの子供には、基本的に糖質類を与えないほうが良いとされています。糖質類は、うつ病や統合失調症などの患者さんの血糖値が高いということから、ストレス障害への関係が懸念されています。

 

では、基本的な栄養摂取の基準はどのようなものでしょうか?

基本としては次の4項目を重視します。

 

1.血糖値をバランスよく維持する

2.必須脂肪酸を十分に摂取する

3.ビタミン・ミネラルを十分に摂取する

4.健康に害のあるものやアレルギー源を避ける

 

1. 血糖値をバランスよく維持する

糖質は、非常に早く血糖値を上昇させるために、多動症が出たり、集中力の低下に繋がります。一方逆に、糖質が少なすぎると子供は疲れやすくなり、イライラして、集中力が欠けるようになります。

 

この解決策としては、糖質を何度か少量づつに分けて与えると、エネルギーや集中力の持続に繋がりやすいです。

 

・具体的な食品

玄米、ライ麦パン、オーツ麦、全小麦パスタなど

 

・食事の頻度

一日3度の食事+2度の間食

 

また、補足として、炭水化物と一緒にタンパク質を食べると、血糖値の急激な上昇や減少を防ぎます。

(例:ごはんに卵や納豆など、トーストに卵、シリアルにナッツやヨーグルトなど)

 

2.必須脂肪酸を十分に摂取する

必須脂肪酸は脳の構成や神経伝達に非常に重要な要素です。魚類(青魚)を一週間に2~3食摂取するのが良いです。

必須脂肪酸を豊富に含む食品として:魚(さば、イワシ、サケなど)、ゴマ、クルミなど

 

3.ビタミンとミネラルを十分に摂取する

ビタミンやミネラルは脳の成長や修復に深くかかわっています。緑黄色野菜や果物、サプリメントから必要量を摂取します。

 

4.健康に害のあるものや、アレルギー源などを避ける

主に、精製糖(本来含まれるべきミネラルが含まれていない)、健康に害のある脂肪(揚げ物などの酸化した油、マーガリンなどのトランス脂肪酸)、食品添加物などの化学物質、アレルギー源と思われる食品など

 

この食事方法を参考にさせていただいたホームページの症例で、上記の食事改善を試されたADHDのお子さんのお母さんが、子供の調子が良くなった、多動性が減ったという報告されていたのを見られました。

 

中でも、糖質に関しては、お子さんがお菓子をあまり食べられないことを気の毒に感じられていましたが、症状が良くなるのを本人が実感できると、進んで制限を行うといった場面も見られたそうです。

 

ADHDの子供と糖質制限療法について

耳慣れない言葉ですが「オーソモレキュラー療法」というのをご存知でしょうか?著者も最近初めてこの療法を知ったのですが、3つの治療段階から成り立っているもので、栄養療法、糖質制限療法、高濃度ビタミンC療法の側面から疾患を治療していこうというもののようです。

 

対処療法を主とした西洋医学に対し、こちらは食事療法による根本治療を提唱しています。では実際の効果のほうはどうなのでしょうか?

ここでは、3つの中でも、2つ目の「糖質制限」に関して調べてみたいと思いました。

 

あるADHDのお子さんの糖質制限のお話

これは、インターネット上で見つけた、あるクリニックの症例で、ADHDの症状を持った子供さんが、オーソモレキュラー療法を取り入れたいとお母さんと一緒に来院されたそうです。授業中じっとしていられない、集中力がない、友達も作れない…という事に悩んでおられました。

そして約1年間、糖質制限と、たんぱく質を増やす食事に変更し、検査データから必要な栄養素を補給することによって、多くの改善傾向が見られるようになったそうです。

 

集中力が出来、授業中でもずっと座っていられる、友達も作れるようになった。何より、本人がとても元気になったことが良かったと言われていたそうです。

 

しかし、問題は給食でした。どのような献立が出ているのかと確認したところ、「コッペパン、マーガリン、チジミ、牛乳」「あんかけうどん、コロッケ、ロールケーキ、牛乳」など、糖質が大半を占めているメニューが1ヶ月に何度もあったそうです。学校側の説明としては、「脳には糖分が必要だから」ということだったそうです。お母さんは病院で診断書を書いてもらい、何とか学校にも了承をもらえたそうなのですが…。

 

ある日の給食の時間、うなぎが出てきたそうです。そのときはさすがにそのうなぎを我慢できず、食べたとのことでした。そのお子さんは、糖質制限をすることで落ち着きが出て、効果を実感できていたので、自主的に制限を行っていたそうです。しかし、その甘いたれがたっぷりかかったうなぎ丼ぶりを食べたところ、強いだるさを感じ、しばらく動くことが出来なくなってしまったとのことでした。それ以来、親子とも糖質制限の重要さを身にしみて実感されたそうです。

 

実際のところ、糖質制限は体に良いか?

この上記の例を見る限り、ADHDの症状にも効果は出ているようです。

元々、血糖値の上昇が精神疾患や感情の上下に深く関わっていることから、糖質の摂取はADHDの子供は極力控えるべきだとの意見が多くあるようです。その他、うつ病と診断された患者さんの血糖値は高い傾向があり、血糖値の調整療法を行うと改善されたという例も多いようで、やはり脳内の神経伝達に問題が生じている患者さんは、摂取を控えられたほうが良いのは確かなようです。

 

遺伝?育て方?明らかになりつつあるADHDの真の原因とは?

ADHDは注意の欠如や多動性がみられる発達障害の一種で、じっとしていなければならない場面で騒いだり、衝動的に大金を使ってしまうなどの問題行動が見られます。

そんなADHDの原因が徐々に明らかになりつつあります。

 

●育て方は関係ない!

子どもが病気になる、問題行動を起こすと親御さんの中には、『育て方が悪かったのか』と思ってしまう方もいるかもしれません。

ですがADHDの症状(多動や衝動性、集中力のなさ)は、親の育て方とは関係がないので安心してください。

親がこう言ったから、こんな風に行動したから子どもに集中力がない、人間関係の維持が難しいということではありません。

 

●遺伝の可能性

唯一、親が子供のADHDとかかわっている部分があるとすれば、遺伝の可能性は否定できていません。

依然として数字にはばらつきがあるものの、両親が2人ともADHDだと子供がADHDになる確率は最低で20%程度とされています。

また、兄弟にADHDの子がいると、その他の兄弟がADHDになる可能性は25-35%程度です。

 

●神経伝達物質の異常

現在、ADHDの原因として最も支持されているのが脳の物質の異常です。

脳の内部では興奮したときに出る物質、安心したときに出る物質など様々な物質が分泌されています。

その中で、ADHDの子は興奮したときに出る神経伝達物質に異常があるため、衝動的な行動をしたり、じっとしていられないのではないかとの説が有力です。

 

ADHDとかかわる遺伝子は約20個発見されており、脳の研究も現在進められています。

わかっているのは、神経伝達物質系の異常と前頭葉の機能異常です。

ADHDは親の育て方や本人の性格のせいではなく、ADHDでも社会生活を送ることは十分出来ます。

童話作家のアンデルセンやアメリカのリンカーン大統領などもADHDの可能性があったそうです。

 

ADHDの子供のために知っておきたい「低血糖の仕組み」

ADHDの症状は、神経伝達物質ドーパミンの分泌不足により、前頭葉の活動領域の低下が原因で起こる注意欠陥多動性の特性が現れるものです。ADHDの子はいつも落ち着きがなく、忘れ物を頻繁にしたり、怒りやすかったりするので、親や周囲の人たちにも良く注意される、叱られるといった機会があります。

 

それゆえ、自己肯定感が低くなってしまい、そのイライラがさらに違う衝動を引き起こす…と言ったようなストレスの悪循環が問題となります。そして、そのことに深くかかわっている栄養素のひとつに、「糖質」というものがあります。

 

糖質の摂取自体さまざまな疾患の原因になりますが、大量摂取によって引き起こされる低血糖状態にも問題があるようです。では、次は低血糖が起こったときの体の変化について、ご説明したいと思います。

 

低血糖が起こると体はどうなるか?

基本的な仕組みとしてまず、臓器のほどんどがエネルギー不足となります。特に脳に関しては、ブドウ糖を主にエネルギーとして使いますので、低血糖状態では致命的となります。

 

そこで、体内では、何とか低血糖状態から脱出しようと、交感神経とホルモンを作用させます。交感神経が興奮すると、肝臓が貯蔵してあるグリコーゲンを溶かしてブドウ糖に変え、血液中に放出することで血糖値を正常に戻そうとします。

 

また、血糖を上げる働きのあるホルモンを分泌させ、インスリンの働きに打ち勝とうと活性化し、低血糖から抜け出そうとします。

 

<注意するべき低血糖の症状>

低血糖になると、血糖値をあげようとして交感神経が緊張しますが、これに伴った随伴症状が現れます。

 

・発汗

・動悸

・手の震え

・思考力が鈍り集中できない

・字が読めない

・しゃべりにくい

・細かい作業ができない

・眠気を感じる

 

など。

 

これらの症状の影響として気分的な変動があり、

 

・イライラや緊張

・怒りっぽくなる

・不安、悲しい

 

といったような気分になりやすいです。

 

<注意するべき糖の種類>

異性化糖…清涼飲料水などに良く含まれる、でんぷんが原料の「ブドウ糖と果糖の混合液」。体内吸収のスピードが非常に早い(既にブドウ糖と果糖に分解されているので)。摂取すると急激に血糖値がはね上がります。

 

これらの低血糖時の作用を見ていると、やはり精神面に影響を及ぼすような(疲労時の症状に似たような)ものが多いと感じました。ADHDの患者さんだけでなく、どんな方にとっても低血糖や糖質の摂取においては良く考える必要がありそうです。

 

食品面においては、夏場に多く購入してしまう「ソフトドリンク類(異性化糖)」等の摂取量には十分気をつけた方がよいでしょう。

 

普段何気なく口にしているものも、意外な危険をはらんでいる場合があります。知識を身に着け、安全で健康な毎日を送れるようにしましょう。

 

ADHDで仕事上のミスが多い…そんなあなたでも今日から出来る対策法を紹介!

ADHD(注意欠如・多動性障害)の割合は3-7%程度、30人に1人くらいはADHDの可能性があります。

ADHDの方の苦手なことは集中すること、じっとしていること、感情や発言を抑えることの3つです。

これらのADHDの症状が仕事に与える影響と改善法を紹介します。

 

●メモの活用

ADHDの方が仕事で犯しやすいミスのひとつが、『何かをうっかり忘れる』というタイプのミスです。

資料作り、書類のコピー、会議の時間といった基本的なこともうっかり忘れてしまう可能性があります。

そんなときはメモの活用が最も役立つ方法です。以下のポイントを重視してメモを使ってみてください。

 

・その場で書く(用事が出来たらその場で書かないと忘れてしまう可能性があるため)

・出来たらすぐに消す(出来ていない用事と混乱するのを防ぐため)

・メモはすぐに見える場所に置く(忘れないため)

 

最近では、スマホの予定管理アプリやタイマー・アラームなどを使う方も増えているようです。

 

●衝動性を抑える

ADHDの方の中には衝動性が強く、思ったことをパッと言ってしまい、職場の人間関係をやや険悪なものにしてしまう方もいます。

衝動性に対する自覚があるなら、以下の方法を試してみてください。

 

・自分が話す前には5秒考える

・会話のリハーサルをしておく

・喋る前に息を吸って落ち着く

・衝動性を自分で理解して、そのほかの場面で人間関係を保つよう心がける

 

ADHDの方が仕事の上で出来る簡単なミス対策を紹介しました。

いずれの方法も精神面で『どうにかしよう』と思うよりも、具体的な対策を立てて実行するのがおすすめです。

 

トライ&エラーで自分にぴったりの方法を探し、職場の人間関係トラブルや仕事のミスを減らしていきましょう。

 

(photo by:http://pixabay.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-18掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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