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肝硬変で気を付けること*食事について・全身のかゆみの原因は「肝硬変」!?

 

よく耳にする肝硬変。「肝硬変になってしまったら、残された肝臓で生きていくしかない」とも言われます。

一体どういう意味なのでしょうか?

実は詳しく知らない方も多いのですが、肝硬変は非常に深刻な病気なのです。

 

肝硬変は元に戻りません

肝硬変でカチカチになってしまった部分は、もう治療でもとに戻ることはありません。

ですから、残された部分で、肝臓の機能を担わなければなりません。

肝臓は、代謝・排泄・解毒などの機能を果たしていますが、これらが普通の人の数分の一しかできないのです。

 

そうなると当然、普通の人と同じように、食べたり、動いたり、ができなくなります。

疲れたな、と感じることも増えてしまいますが、疲れないような生活を心がける必要があります。

 

肝硬変の生活

肝硬変になったら、食事も生活も気をつけなくてはなりません。

・減塩食(一日7g以下の塩分)

・利尿薬の内服

・繊維質の食べ物(海藻やこんにゃく、キノコ類など)を多く摂る

・糖類で栄養補給

・高タンパク質食

 

肝硬変は糖尿病を併発している場合が多く、その場合、治療方法が相反することになります。食事もそうですが、糖尿病で必要な運動も、肝硬変になったらできません。

肉体労働は、肝臓に負担をかけることになるので厳禁です。

医師の診断・指導を受けて、どちらの治療を優先させるか、判断してもらいましょう。

 

肝臓の病気はわかりにくい

肝臓は”眠れる臓器”とも呼ばれ、症状がはっきりと出ないため、病気などの発見が遅れる場合が多いのです。見つかったときには、かなり進行している、という場合が多いので、常に注意が必要です。

 

健康診断などでも、肝機能の値をチェックし、正常範囲にあっても、毎年の変化をみて自分の肝臓の状態が少しでも悪くなってはいないか、注意しましょう。

 

 

肝硬変の段階的症状~自覚症状と初期・末期症状

肝硬変は、肝臓が硬くなって機能が低下する疾患です。肝硬変の場合、初期症状はあまり見られないことが多く、そのため異常を見逃してしまいがちです。ちょっとした状態の変化に気がつくようにしなければなりません。

 

自覚症状

肝硬変において自覚症状はあまり見られません。もともと他の臓器と比べて症状が出にくいのが肝臓ですので、ウイルス性肝炎に感染しても気がつかないという人もいるくらいです。それでも肝臓機能が低下してくると、個人差はありますが、様々な自覚症状が見られるようになります。疲労感や無気力、食欲不振や貧血、そして黄疸や腹水などです。これらは疲れたり体調が優れなくても現れる症状なので、見逃さないようにしましょう。

 

初期症状

疲労感・無気力・食欲不振・貧血・黄疸・腹水

初期症状が少ないために、慢性肝臓病の症状と間違えてしまうこともあります。黄疸は軽度で、腹水はお腹がぽっこりと膨らんでくる状態です。

 

末期症状

初期症状が少ない肝硬変なので、明らかな体の異常が感じられたらそれはもう末期状態ということになります。腹水はお腹が膨らんで常に張っている感じになります。同時に腹部の静脈がくっきりと浮かび上がったりもします。皮膚や白目の部分に黄疸が見られるようになります。肝機能が低下しているので、通常ならば肝臓で分解されるはずの毒素が分解されなくなり、アンモニアが脳に移動して精神異常をきたす場合もあります。

 

自覚症状が無く初期段階では症状があまり見られない肝硬変。末期状態の黄疸や腹水が見られるようになると、意識障害やこん睡状態に陥る危険性も出てきます。初期の段階で肝硬変を見つけられるように、普段から自分の体調の変化に気を使うようにしましょう。

 

 

肝硬変の症状“腹水”とは?!症状をみてみよう

肝硬変の症状の中に、“腹水”といわれる症状があります。この腹水とは一体どんな症状なのでしょうか?調べてみましょう!

 

◆そもそも腹水とは?

腹水とは、体内の臓器と臓器の間の摩擦を少なくし、運動をする際にスムーズに動けるようにお腹の隙間(腹腔)に入った水のことを示します。

 

問題視されてしまうことは、その水の量です!通常であれば、腹腔にある水は20~50mlとされています。しかし、この肝硬変は水の量が通常よりも多くなってしまう事もあります。肝硬変の中でも非代償性肝硬変の患者さんの場合、この腹水になるケースが多く見られます。

 

◆なぜ起こる?原因とは?

腹水とは、慢性的な肝疾患で生じる症状の一種です。主な原因としては、肝細胞(肝臓の細胞)が破壊されて減少すると蛋白合性能が低下していき、“低アルブミン血症”となります。低アルブミン血症となると、体内に水分を溜めておく力が弱くなり、腹水が生じてしまいます。

 

◆治療方法とは?

治療方法としては、安静療法・食事療法・アルブミン製剤・利尿剤の投与がありとされています。しかし、これらの治療法で、効果が得られない場合には、施術で穿刺をし、腹水を抜く治療方法をすることもあります。

 

◆「腹水は命に関わる」と聞くけど本当?

よく、「腹水が溜まると、余命○○」や「腹水がたまるとおしまい」などという声を聞きます。これは本当なのでしょうか?

 

この意味としては、腹水はさまざまな原因によって起こってしまう現象ですが、腹水が起こることにより、内臓が圧迫されたり苦しくて食事が十分にとれず、体本来の免疫力が低下していく・・・という見方は、確かに出来ます。

 

食事がとれないほどにまで苦しい状態ともなれば、命の危険性も否定はできませんが、そうでなければ、頻繁に腹水を抜いたりする治療を行うことで、命を落とすリスクも下げることができます。

 

しかし大切なのは“治療をすれば”の話であって、やはり放置をしておくと、どんどん症状は悪化していく傾向に。

 

腹水が溜まる人は、皆口に出さないだけで、実際には結構な患者数が存在します。腹水は放置をしていても改善されるわけではない病気なので、必ず異変を感じたら、病院へ受診をしましょう。 

 

 

全身のかゆみの原因は「肝硬変」!?気をつけて!かゆみ症状が特徴の"肝臓の疾患"は○○

デルマドロームという言葉は、あまり聞き馴染みがないと思います。

内臓は体の外から直に見ることができませんが、その内臓をうつす鏡と言われている部分、それが皮膚です。

 

内臓の病変によって全身性の系統的疾患を生じたとき、これに伴う症状として見られる皮膚症状のことを、デルマドロームというのです。

 

デルマドロームの中のひとつがかゆみ

デルマドロームは、内臓病変に伴って起こる皮膚症状です。

それにはいろいろな種類があり、皮膚が黒くなってしまったり、紅班が広がったり、独特な皮膚症状が出たりします。その中のひとつが皮膚の掻痒症、つまりかゆみの症状です。

 

代表的なのは「原発性胆汁性肝硬変」

内臓疾患で、かゆみ症状が出る疾患は、糖尿病や甲状腺の疾患など色々とあります。

その中で「かゆみ」が発症症状、つまりかゆみ症状をきっかけにして病気が発見される疾患の代表が、原発性胆汁性肝硬変です。

単なる肝硬変であれば、聞いたことがあるかとは思いますが、この原発性胆汁性肝硬変というのはどのような病気なのでしょうか。

 

どんな病気?

これは肝臓内に胆汁が停滞することによって発症する病気です。ですがなぜ胆汁が停滞するのかなどといった、詳しい原因はよく分かっていません。

 

圧倒的に女性の方が数が多く、男性の8倍ほどです。さらに、女性の中でも中年以降の女性に多く起こります。

 

一般的には、最初に全身の皮膚のかゆみが見られ、数年後になって黄疸が見られるのが特徴です。頑固なかゆみがずっと続くという場合には、肝機能の検査をすれば、黄疸症状が出る前に、病気の発見に結び付けることができます。

 

薬を塗っても治まらず、しつこく治らないかゆみが生じた場合には、軽視してはいけません。原発性胆汁性肝硬変だけでなく、がんなどでもかゆみ症状が出ることがありますので、早めに病院で調べてもらうようにしましょう。

 

 

原因を知って病気を予防!飲み過ぎだけじゃない?肝硬変の原因

再生能力が高く柔らかい肝臓が、固く繊維化してしまい戻らなくなってしまうのが肝硬変です。

肝臓が悪くなると言うと、お酒の飲み過ぎなんだろうなとイメージされる方が多いのですが肝硬変の原因は飲酒だけではありません。

 

肝硬変の原因

1、肝炎ウイルス

最も多いのが肝炎ウイルスによる感染から肝臓の炎症が進んだもので、全体の70~80%程度だと言われています。C型肝炎が慢性化しやすく、ついでB型肝炎が慢性化しやすくなっています。

 

2、アルコール

アルコールの多量摂取により肝臓に脂肪の貯まる脂肪肝になります。脂肪肝の状態が続くと徐々に炎症が進み最終的には肝硬変に至ります。

肝硬変の原因としては一割程度ですが、二番目に多い原因です。

 

3、脂肪

アルコールを飲んでいなくても、肥満によって肝臓に脂肪が貯まると肝硬変に至る可能性があります。

糖尿病との合併が見られる患者も増えていて、その場合の予後は非常に悪くなります。 

 

4、その他

胆汁うっ滞、 薬物や毒物、代謝性疾患、うっ血、などが原因になることもあります。

 

まとめ

実はアルコールだけが原因では無かった肝硬変ですが、最近では最も多かったC型肝炎患者が減り、B型肝炎とアルコールや肥満による脂肪肝が原因の肝硬変が増えているようです。

 

B型肝炎の感染は性感染に注意をはらうこと、脂肪肝からの肝硬変は生活習慣を改善すること、どちらもある程度は自らで予防することができます。

 

肝臓は沈黙の臓器と言われる程に、なかなか症状が出てこない臓器です。今のうちからケアをしておいた方がいいかも知れません。 

 

 

実は増えている?!原発性胆汁性肝硬変(PBC)

あまり耳にすることがない原発性短銃性肝硬変。じつは、年々増加していると言われています。もしかしたら、あなたも心当たりがあるかもしれません。

 

中年以降の女性に増えている原発性胆汁性肝硬変PBCとは、どのようなものでしょう。

 

男女比は約1:7

なぜか、中年以降の女性に多く、20歳以降に発症、50?60代に最も多くみられます。

 

この病気の原因はまだ不明で、根本的な治療方法が見つかっていません。そのため、特定疾患に指定されています。

 

原発性胆汁性肝硬変(PBC)とは?

肝臓で作られる胆汁は、脂質を消化する働きを持っています。胆汁は脂質摂取の刺激で十二指腸から腸内へ排出され、脂質を消化して体内に吸収させるのです。

 

この病気では、胆汁の通る肝臓内の胆管に炎症が起き、破壊されるため、胆汁が肝臓内に溜まって胆汁の成分であるビリルビンが血液内に逆流、全身にまわって黄疸になります。

 

肝臓内では炎症と溜まった胆汁で次第に肝細胞が壊され、肝硬変が進みます。悪化すると肝臓の機能が低下し、黄疸、腹水、意識障害(肝性脳症)、そして肝不全と進行します。

 

年々増加するPBC

厚生労働省によれば、2008年に治療を必要とするPBC患者は16,000人でしたが、この約4倍の無症候性PBCがいると考えられています。また、PBCと診断される患者は年々増加傾向にあるのです。

 

進行は穏やかで悪化しない場合もある

ほとんどの場合自覚症状がなく、一部に全身のかゆみが現れ、数年後に黄疸が出るようになります。

 

肝硬変には徐々に進行しますが、一部に自己免疫疾患が合併症として出ることが知られています。ほとんどの場合、肝硬変まで進行しないうちに発見され、実際に肝硬変まで進行している人は約1割です。

 

ウルソデオキシコール酸や漢方薬の熊胆(くまのい)に進行を抑える作用があることがわかっています。

 

現在は進行を止める薬がありますから、肝硬変に進行しないようにすれば、大丈夫です。

 

突然の黄疸、全身のかゆみ。もしかしたら、と心当たりがある方は、一度病院に行ってみましょう。 

(Photo by: http://www.ashinari.com/2012/07/01-364371.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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