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あまり知られていない、劇症肝炎とは?その治療と肝移植について

 

急速に肝臓が壊されていく劇症肝炎。

なってしまったら、迅速に治療が必要です。

では、どのような治療があるのでしょうか?

 

劇症肝炎劇症肝炎の治療

劇症肝炎と診断されたら、集中的に以下の治療が施されます。

 ・核酸アナログ製剤の投与

 ・インターフェロンなどの抗ウイルス薬の投与

 ・副腎皮質ステロイド剤の大量投与

 ・血液濾過透析による解毒

 

特に、肝性脳症の意識障害は、体内に解毒できなかった物質が原因となります。

劇症肝炎では、昏睡からさめない場合もあり、この脳症のダメージコントロールも重要です。このような治療でも改善しない場合には、肝移植をするケースが増えています。

近親者から提供された肝臓の一部を移植する生体肝移植が、日本では多く実施されていましたが、平成22年の法改正以後、脳死肝移植が増えてきています。

 

治療の予後

急性肝炎から肝性脳症として意識混濁が起きるまでが、10日以内の場合を急性劇症肝炎、11日以上かかった場合を亜急性と分類します。

劇症肝炎からは、急性では50%、亜急性では20%が延命されています。

しかし、治療後に肝硬変となり、肝臓に負担をかけないように管理された生活が必要となるケースが多く見られます。

 

一方、肝移植した場合には、約80%が延命で来ています。

この場合には、拒絶反応を防ぐために、生涯免疫抑制剤を飲み続けなくてはなりません。

 

まだまだ未知の劇症肝炎

いずれにしても、非常に困難と伴う予後となりますが、延命できてこそ幸運、という難病であることを忘れてはいけません。

現在、多くの研究がなされていますが、まだ劇症肝炎の根本原因や、急性から劇症化するきっかけ、抜本的な治療法などが見つかっておらず、今後の科学の発展が待たれています。

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2012/12/07-373878.php)

著者: rosyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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