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生活習慣病

対症療法と原因療法の違いは?~薬の使い分け~

 

慢性腎臓病になると、残念ながら、腎臓をもとの完全な状態に戻すことは望めません。

大切なのは、「いかに今の状態から悪くしないか」です。

 

そのため、慢性腎臓病の薬物治療は、

 

 ・症状の改善の目的とした「対症療法」

 ・腎臓病の進行原因を取り除こうとする「原因療法」

 

の二本柱になります。

 

対症療法

腎臓病で生じるさまざまな症状を抑え、改善するための治療です。

・利尿剤:尿の排泄をスムーズにしてむくみを抑える

・降圧剤:上がってしまう血圧を下げる

・高脂血症改善薬:合併症で起きやすい高脂血症を改善する

などがあります。

 

いずれも腎臓病で起きる症状で、これを抑えてやらないと、さらに腎臓に負担がかかり、悪化します。対症療法であり、腎機能保護でもあります。

 

原因療法

腎炎の発症や進行には、体内の免疫系の異常が関わっていることがわかっています。

このため、免疫機能を抑える副腎皮質ステロイドや、免疫抑制剤が使用されることがあります。

重要のケースでは、血液凝固系治療薬を組み合わせる「カクテル療法」が行われることもあります。

しかし、ステロイド耐性であったり、ステロイドの副作用が出る場合もあります。

 

効果には個人差あり

薬物療法は、様々な検査を行い、症状を確認しながら進める必要があります。

また、急激に腎機能が低下するケースなどでは、入院して集中的な治療を必要とする場合もあります。

 

薬物の反応は個人差があり、また他の病気を持っている人もいますから、同じ治療方法が誰にでも効果を示すとは限りません。

医師の判断を信じ、きちんと薬を飲むこと、経過を自分でも把握し、血圧や尿の状態などを記録して医師に伝えるなど、治療に協力していく姿勢が大切です。

 

今の腎臓を維持できるように、しっかりとした治療を続けましょう。

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2011/08/29-349508.php)

著者: rosyさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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