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ドライマウスの予防法-唾液分泌マッサージとは?-「市販の口腔湿潤ジェル」の選び方について

 

今回は簡単にできるドライマウス予防のマッサージをご紹介します!!

 

唾液分泌マッサージとは?

耳たぶの下にある頬骨の出っ張りの内側をやさしくマッサージする方法です。

これを行うことにより唾液分泌が促され、口腔内が乾燥することを防ぐことができます。

 

その方法とは?

では、具体的な方法について説明しましょう。

 

①口の中を潤します

簡単にうがいする程度で構いません。

 

②保湿ジェル(口腔用のもの)を人差し指か中指につけます

薬局に売っているので、店員さんにお尋ねください。

 

③頬の内側を保湿ジェルをつけた指でゆっくりと10回ほどマッサージします

反対の手は、頬の外側を軽く押さえるように支えてください。マッサージしている指が、唾液で湿ってきたらOKです。

 

④反対側も同様におこなってください

 

 

どうですか?簡単でしたよね。食後や就寝前で構いませんので、毎日継続して行ってみてくださいね。

 

 

なんだか口が乾きやすい…それってドライマウスかも!?

飲み物を飲んでいるのに、口が乾きやすい気がすることはありませんか?

それはもしかしたらドライマウスかもしれません。

 

ドライマウスってなに?

ドライマウスとは口腔乾燥症のことで、唾液が少なくなり、口の中が乾いてしまう病気です。多くは50~70代の女性にみられ、最近では40代以下の若い方にも増えてきている症状です。

 

 

なぜ起こるの?

原因として、以下のことが考えられています。

 

・口呼吸

・精神的ストレス

・薬の副作用

・糖尿病や腎臓病

・加齢による唾液分泌量の低下

・シェ―グレン症候群(自己免疫疾患)

 

薬の副作用としてドライマウスになりやすいのが、降圧剤・抗うつ剤・鎮痛剤・制吐剤です。

 

どうしたら防げるの?

では、どうしたら防ぐことができるのでしょうか。

 

①良く噛んで食べる

⇒良く噛んで食べることで、唾液の分泌が促進されます

 

②リラックスする

⇒ストレスが唾液分泌を低下させてしまうからです

 

③規則正しい生活を心がける

⇒不規則な生活はどんなことにも良くありません

 

④部屋の湿度に気を配る

⇒いくら水分を摂取していても、周囲が乾燥していては意味がありません

 

⑤唾液が分泌しやすい食品を食べる

⇒ガムや昆布などがよいでしょう

 

⑥口腔内のマッサージ

⇒口腔内をマッサージすることで、唾液の分泌が促されます

 

いかがでしたか?もしかしたら…と思ったときに防ぐことが重症化しないことにつながります。

ぜひ予防法を試して、口腔内の環境を良くしていきましょう!

 

 

口腔乾燥症への対策、「市販の口腔湿潤ジェル」の選び方について

「口腔乾燥症」とは、服用薬や加齢など、様々な原因によって唾液の分泌が低下し、口腔内が乾燥状態になることをいいます。

 

口腔内が乾燥すると、咀嚼しにくい・飲み込みにくいというだけでなく、唾液中の抗菌性物質が減少して虫歯菌が増殖しやすくなったり、再石灰化阻害が阻害される場合もあります。

 

現在では、口腔内を湿潤させる処方薬もいくつか出ていますが、もっと手軽に症状を改善させたいという場合に、口腔用の湿潤・抗菌ゲルも市販で発売されています。

 

以下では、各薬に含まれる成分についてまとめてみました。

  

口腔乾燥を引き起こす原因は?

口腔内乾燥の原因としては、主に以下が挙げられます。

 

1)唾液腺の低下(加齢などによる唾液分泌機能低下、シェーグレン症候群、放射線治療など)

2)心因性(精神緊張、うつ病、自律神経障害など)

3)脱水(下痢、嘔吐、発熱、発汗、高血糖など)

4)各種薬剤の副作用(利尿剤、抗コリン剤、抗ヒスタミン剤、抗パーキンソン剤、向精神薬など)

5)環境(室内、季節など環境そのものの空気乾燥)

 

湿潤・抗菌ジェルのそれぞれの特徴について 

口腔乾燥症に用いられるジェルの有効成分としては、大きく分けて「湿潤剤」「抗菌剤」の2種類があります。これら2種類を併せて本来の唾液の機能に近づけることができます。

 

保湿剤について 

1)グリセリン

グリセリンは3価のアルコールで、水に非常に溶けやすく吸湿性が強いという性質があります。摂取しても大きな害はないようですが、皮膚や粘膜に対して軽い刺激性があります。一般的な濃度は10%程度であり、15-20%程度の高濃度では逆に肌の水分を奪ってしまうことがあるとされています。

 

⇒グリセリンが含まれている商品名:「オーラルバランス」など多くの商品に含有

 

■グリセリン添布によってアトピー性皮膚炎患者の水和が改善したという臨床試験

(PMID: 18025807)

 

【試験内容】

アトピー性皮膚炎を有する24人の患者に対し、グリセリンを1日2回×4週間にわたって無作為化、二重盲検試験を行った。

 

【結果】

プラセボ群に比べ、グリセリン群は角質層の水和を大幅に改善し、表皮のバリア機能が復元された。

 

2)ベタイン

ベタインは、サトウダイコンから抽出された植物性の天然アミノ酸系保湿成分で、細胞周囲の水を抱きこんで結合し、細胞内を正常な状態に戻す作用があると考えられています。従来の保湿剤のメカニズム(口腔粘膜にジェルの皮膜を作り、水分の蒸発をふせぐ)とは異なった作用を持つものと考えられています。

 

⇒ベタインが含まれている商品名:「ウェットキーピング」など

 

3)Tornare(トルナーレ)

Tornareは、トウモロコシデンプンを由来として作成された物質で、グルコシルトレハロースに糖アルコール(加水分解デンプン)を付加することで作られています。乾燥への細胞保護効果や細胞賦活効果があるとされています。

 

⇒Tornareが含まれている商品名:「バトラー口腔ケアSGシリーズ」

 

4)納豆菌ガム

納豆菌ガムは、納豆のネバネバ部分から抽出されたアミノ酸の一種で、保水機能に優れ、天然の保湿因子を増加させるといわれています。またγ-PGA(ポリグルタミン酸)保湿+唾液分泌作用により、唾液の分泌促進にも効果があると考えられています。

 

⇒納豆菌ガムが含まれている商品名:「アクアバランス」

 

抗菌剤について 

1)ラクトフェリン

ラクトフェリンは、母乳・涙・汗・唾液などの分泌液中に含まれる鉄結合性の糖タンパク質であり、口腔内においては歯周病菌に対して抗菌活性を示すことが明らかになっています。ラクトフェリンによる歯周病菌抑制の機序は、毒素LPSを中和し、TNF-αの産生を抑制することによるものと考えられています。

 

⇒ラクトフェリンが含まれる商品名:「うるおーら」など多数

 

■ラクトフェリンの添加で、歯周病菌の予防・治療効果が見られたという実験

(森永乳業と新潟大学大学院医歯学総合研究科との共同研究)

 

【実験内容】

2種類の歯周病菌(ジンジバリス菌、プレボテラ菌)由来のバイオフィルムに対し、ラクトフェリンの添加(0.008 mg/ml~)を行った。

 

【結果】

・バイオフィルム形成時、形成後の低濃度ラクトフェリンの添加で、歯周病菌の抑制効果が見られた(=予防と治療に有効)。

 

2)ネオナイシン

ネオナイシンは、福岡県産のおから由来の乳酸菌が産生するバクテリオシンというタンパク質に、「梅エキス」を組み合わせて作られたものです。バクテリオシンの効果は、MRSAをはじめとする院内感染菌にも高い殺菌効果があり、一方で自然界の微生物を殺菌することなく安全に生分解されると言われています。

 

⇒ネオナイシンが含まれている商品名:「オーラルピース」

 

■ネオナイシン添加により、口腔内病原菌群が減少したという実験

(鹿児島大学大学院医歯学総合研究所)

 

【実験内容】

培養した細菌にネオナイシンを添加し、10分後の菌の生存率を調べた。

 

【結果】

ネオナイシンに接触した細菌群の生存率が、著しく低下した(各細菌の生存率:誤嚥性肺炎原因菌で10%以下、虫歯菌・歯周病菌で0%)。

  

3)ヒノキチオール

ヒノキチオールは、ヒバや台湾ヒノキから抽出される成分に含まれる芳香族化合物の一つです。広い抗菌スペクトルを有し(歯周病菌、虫歯菌、真菌類など)有効性が高いようですが、一方で低毒性があるという報告もあります。

 

⇒ヒノキチオールが含まれる商品名:「リフレケアH」など

 

■ヒノキチオール含有ゲルの使用で、口腔内の状態が著しく改善されたという試験

(PMID: 23969334)

 

【試験内容】

歯、歯肉、および舌を含んだ口腔洗浄に関するオープンラベル無作為化対照試験を実施した(ヒノキチオール含有ゲルを、4週間にわたって1日3回添布)。

 

【結果】

・ヒノキチオールの群は、口腔内の状態が著しく改善された(歯周の出血の頻度、歯周ポケットの深さ、硫化水素およびメチルメルカプタン濃度に基づく評価)。

 

このように、口腔乾燥症のための湿潤・抗菌剤は様々な種類のものがあります。有効成分の含有量やジェルの硬さ、添加物の含有量などは各メーカーによって様々であるためどれが最も優れているかは一概には言えないところです。ただ口腔粘膜は薬剤吸収性が高いため、できるかぎり低刺激・低毒性のものを選びたいですね。

 

(photo by http://www.ashinari.com/2010/10/29-037159.php

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-14掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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