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動脈硬化の成り立ちを知って、効果的な対処法を行おう!

 

 

動脈硬化の成り立ちを知って効果的な対処法を

 

動脈硬化とはどのような順序によって引き起こされるか、というのはご存知でしょうか?以前までは、コレステロールを大量に摂取してそれが血管に詰まった結果起こると考えられていましたが、近年ではもっと複雑な工程を経ていることが分かっています。この動脈硬化の発症のプロセスを理解すると、食事療法などにも応用でき、無駄の無く効果的な結果が得られることになると思います。

 

動脈硬化の成り立ちについて


1)血管の構造について
まず、血管はそもそもどのような構造になっているのでしょうか?
内膜・中膜・外膜の3層構造から成り立っており、一番内側の内膜は内皮細胞という1つの層となった細胞層に覆われています。また、中膜は平滑筋細胞という、血管の収縮や弛緩を調整する役割を持った層で出来ています。この動脈硬化を起こす一連の流れにおいて、主に変化を受ける場所は血液と常に接触のある内膜です。

 

2)血管の部位と起こる疾病について
動脈硬化の種類には主に、「粥状(じゅくじょう)硬化と細小動脈硬化」があります。粥状硬化は、太い~中程度の血管において起こり、代表的な疾患に心筋梗塞や動脈瘤があります細小動脈硬化は細い血管で起こり、代表的な疾患に脳梗塞や腎動脈硬化などがあります。ここではより複雑な、粥状硬化について調べたいと思います。

 

3)プラーク形成条件としての環境
動脈が閉塞する原因は大きくいえば、内膜が肥厚してしまうため起こります。この肥厚した部分を「プラーク」といいます。

プラークが形成されるには、

「血管内皮細胞、マクロファージ、酸化LDL、活性酸素」

などが影響しあった結果起こりますが非常に複雑であるといえます。

 

まず、体内のコレステロール値が高い、高血圧、喫煙、糖尿病など、動脈硬化を引き起こす要素があることが前提になります。コレステロール値が高いだけでは、動脈硬化には繋がりません。というのも、通常のコレステロールは血管内皮細胞をすり抜けるため、動脈壁に溜まらないからです。では、何がコレステロールやその周辺環境を変化させるかというと、以下のとおりです。

 

・高血圧…血管に加わる高い圧力の血流によって、内皮細胞が損傷する。
・喫煙…ニコチンや一酸化炭素によって内皮細胞が損傷する。
・糖尿病…糖化反応(グリケーション反応)によって、内皮細胞が障害される。
・活性酸素…LDLや内皮細胞を酸化し変性させる。

 

<対処法として>
減塩などによって高血圧の改善を心がける。…酢と唐辛子で作る万能調味料などがおすすめ。
喫煙を控える。…ニコチンパッチなどを使用して徐々に減らしていく。
糖質の摂取を控え、糖尿病を改善させる。…低GIのものを摂取する、3食を控えめに食べる、食べ方の順序を工夫する。
活性酸素を抑えるようビタミンCなどを摂取する。…ビタミンCやポリフェノールが有効。
高血圧・糖尿・活性酸素発生の原因になるストレスを解消するように心がける。…適度な運動、睡眠をしっかり摂る。

 

4)プラークと血栓の形成
血管内皮細胞は、内皮においてバリアのような機能を持ち、血液成分が内部に侵入するのを防いだり、また血液の凝固やその他の異物が壁に付着するのを防ぐという機能を持っていました。しかし、先程のような因子によって内皮細胞が障害を受けると、表面上に接着分子という結合体が現れ、それに結合した単球(免疫細胞)は活性化され、内皮細胞の下へと潜ってしまいこの場所にてマクロファージへと変化します。そして、先程の酸化LDLを見つけたマクロファージはこれを捕食し、泡沫細胞(プラーク)となってどんどん肥大していきます。そして、これがやがて破裂し、大きな損傷を受けた内皮細胞に、さらに多くの血小板が集まります。これによって血栓が引き起こされます。

 

<血栓予防の方法>
ここで注目したいのが、最後の過程の血栓の発生についてですが、血栓は細胞膜部分を構成しているアラキドン酸によって作られる、「トロンボキサンA2」という物質が凝集促進の作用を出すことによって作られます。しかしこの細胞膜成分にアラキドン酸よりも、EPAの割合の方が多くなると、トロンボキサンの性質も変化し、血液凝固作用の弱いものが作られます。つまり…

EPA(青魚)を摂取すると、血液凝固作用を弱めることが出来る!
→(その他)納豆:ナットウキナーゼにより血栓を除去する。

 

最後に


動脈硬化を予防しようと思い、当方も様々な方法(納豆キムチ、たまねぎ、青魚など)を取り入れてみるのですが、これらの一連の発生の順序を見ていると、例えば活性酸素の対策が抜けているだけで、効果がかなり限定的になってしまっていることが分かります。全ての関連を知り、それを元に対策を行うというのは、健康を管理する上で基本的な考え方であると思います。

 

(Photo by://pixabay.com/ja/%E7%A7%91%E5%AD%A6-%E5%9B%B3-%E5%8D%98%E7%B4%94%E3%81%A7%E3%81%99-%E5%AD%90%E4%BE%9B-%E4%BA%BA%E9%96%93-%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%AB-%E7%A9%BA%E7%99%BD-%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0-41523/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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