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妊娠中の潜在性甲状腺機能低下症に気をつけよう!発症因子!低体温症が原因で..

潜在性甲状腺機能低下症という病気をご存知でしょうか?

この病気は、慢性的に甲状腺ホルモンの分泌が低下することによって起こる、軽度の甲状腺機能低下症のことをいいます。 

 

妊娠中の潜在性甲状腺機能低下症に気をつけよう!

健康診断などで、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値は高値になっているが、甲状腺ホルモンの2種(T3、T4)の値が正常である場合がこの病気であると考えられます。

 

では、軽度であるのに、なぜこれが問題なのかというと、甲状腺ホルモンとは簡単に言えば「新陳代謝を活発にするホルモン」であり、子供などにとっては成長ホルモンの分泌を促す重要な役割を持っています。

 

T4は、妊娠中に胎盤を通じて胎児に送られ、神経細胞を構成する作用を持っているとも言われています。

実際、この病気に対し議論されているのがアメリカです。

 

潜在性甲状腺機能低下症とヨードの摂取

アメリカではT4の元になるヨード(海草などに多く含まれる)の摂取が少ないため、潜在性甲状腺機能低下症の発症率が日本より多いそうです。

妊娠中にこの病気であったお母さんから生まれた子は、知能指数が平均より下回っているという報告もあるそうです。

 

逆に日本において気をつけなければいけないのは、ヨードの過剰摂取です。

和食にはヨードを含む食材が洋食に比べて多いため、食材を少しするようにしましょう。

過剰摂取によっても、潜在性甲状腺機能低下症は引き起こされます。

 

<ヨードの含有が多い食品>

基本的には海藻類に多く含まれています。

・昆布、昆布の加工品

・(昆布だしが使われているもの)合わせ調味料、醤油、味噌、酢

・ひじき、わかめ、のり、トコロテン、もずく

・(昆布エキス入り)昆布茶、十六茶、スポーツ飲料、カロリーメイトドリンクなど

 

妊娠中の甲状腺機能低下症治療薬

前述のように、妊娠中に潜在性甲状腺機能低下症であると分かった場合、速やかに甲状腺ホルモン剤を服用する必要があります。

6ヶ月以内というのが投与期間の目安のようです。

 

治療薬…T4製剤(サイロキシン):

脳の発達、器官の成長、発育促進、熱産生、脂質・糖質代謝

などの作用がある。

 

甲状腺機能低下症の症状は、倦怠感や寒気、筋力低下、皮膚乾燥などが出てきますが、潜在性のような軽度の症状であると、多少疲れやすさは感じるかもしれませんが、なかなか自覚症状がないまま過ごしてしまうことが多いようです。

 

しかし、微量ではあってもT4が減少すると、胎児に影響が残ってしまう、ということを考えると、もう少し甲状腺ホルモンの値に気をつける習慣をつけることに越したことはありません。

 

健康診断表がお手元にあれば、「TSH」「FreeT3」「FreeT4」の数値を確認してみてください。

また、食品に含まれるヨードの含有量をチェックするようにしましょう。

身近なところから対策を考えていきましょう!

 

 

高齢者は気をつけたい、内分泌疾患から発症する低体温症とは?

高齢者は特に気をつけたい

内分泌疾患から発症する「低体温症」とは?

 

インターネット上のとあるサイトにて、「低体温症」に関する興味深い記事が紹介されていました。皆さんは、「低体温症」という病気をご存知でしょうか?体の深部体温が35度以下に下がったとき、人は意識を失ったり、呼吸が停止するなどの重大な症状を招いてしまいます。この状態を低体温症というのですが、これが甲状腺機能低下症などの内科疾患を持っている人なら、夏時の屋内でも引き起こされる可能性があるというのです。

 

甲状腺機能低下症の持病を持っていた男性の例と発症因子について

この記事に書かれていたのは、ある甲状腺機能低下症の持病を持っていた男性の話です。

一昨年の夏、救急救命センターに、ショック状態で意識のない60代の男性が運び込まれました。その際の深部体温は32℃、顔にはむくみがあり、低血糖、低ナトリウム血漿などの症状が見られたとのことです。その男性は、甲状腺機能低下症を患っていたそうですが、風邪をきっかけに、体内のホルモン需要が一気に高まり、ショック状態に陥ったとの事でした。

 

体温が32℃程度まで下がると、錯乱や意識の消失、震えが止まるなどの症状が出て、30℃以下になると、瞳孔拡散、不整脈、呼吸停止など緊急で治療を行わなければ非常に危険な状態に陥るということです。この低体温症が発症する要因としては、どのような内分泌系疾患であるかによって異なりますが、代表的なものとして糖尿病・副腎不全・甲状腺機能低下症の場合、

 

・糖尿病…インスリンの低下によって体温が下がる

・副腎不全…ステロイド剤を急に中止するなどした際に体温が急激に下がる

・甲状腺機能低下症…感染や外傷、寒冷などが原因の粘液水腫性昏睡発症による体温低下

 

このような原因によって、低体温症が引き起こされます。また、これに加えて慢性的な低栄養状態にあり、熱を作り出せないことも発症を高める要因になるとのことです。

 

低体温になったときの対処方法と、その予防法について

低体温症になったとき、どのような処置をすればよいかということですが、先ずは119番で救急車を呼ぶことに尽きるようです。低体温の処置は難しく、輸液の処置など専門家でないと行えないことが多くあります。周囲の人ができることは、まず毛布などで体を温めることのようです。

 

内分泌疾患を持った高齢者がおられる場合、予防法として次の方法があります。

 

<低体温症の予防法>

1)できるだけ部屋を19℃以上に保つ。

2)低体温による脱水症状も心配されるので、水分の定期的な補給も行う。

3)重ね着をしてひざ掛けを使う。

4)厚手のソックスにスリッパを履く。

5)寝るときはパジャマの下に防寒着を着用する

 

など。

 

最後に 

低体温症の予防として一番重要なことは、やはり持病の管理ではありますが加えて周囲の人が常にその人の毎日の様子を見て変化に気づけることではないでしょうか?

低体温症で搬送されてくる患者さんの70歳を超える方に多いようです。高齢になると、多くが自分の体温や体調の変化に鈍感になっている場合があります。

内分泌疾患を持った高齢者の方がいるならば、夏場はとくに食欲も落ち、薄着になりますので冬以上に注意が必要かもしれません。

 

 

そのだるさは「甲状腺機能低下症」から来ているかもしれない?

そのだるさは「甲状腺機能低下症」から? 

 

甲状腺機能低下症という症状をご存知でしょうか?この病気は、主なものに橋本病のような自己免疫疾患によって自身の甲状腺を損傷させてしまい、ホルモン分泌が低下するというものです。このことによる影響は、ホルモンの分泌が低下することによって、活動性が鈍くなり、慢性疲労のような症状の「全身性の強い倦怠感、記憶力、計算力の低下、低体温、皮膚の感想、汗をかかない、顔のむくみ、脱毛」などが出ることがあります。また、高コレステロール血症を起こしやすいため、この症状による診察から、甲状腺機能低下症であると診断される場合も少なくないようです。

 

もしかしたらと思われた方は、以下のチェックリストを行ってみてください。

 

<甲状腺機能低下症度チェック>

1)全身が倦怠感がある、疲労しやすい

2)全身にむくみがある

3)無気力で、立ち上がるのも億劫に感じる

4)話し方がゆっくりで、まだるっこしく感じる

5)寒がりである

6)汗の出かたが少ない

7)眉毛の外側3分の1で脱毛症状がある

8)皮膚が冷たい、乾燥している

9)あまり食べているつもりはないのに体重が増える

10)血液中のコレステロールが高値である

 

※全てチェックが付くとで甲状腺機能低下症の疑いありです。

 

最後に 

全身が明確な理由もないのに無力感や疲労感のようなものを感じ、精神病かな?と一見思えそうな症状でも、発汗量の少なさ、眉毛の脱毛、高コレステロール値など、特徴的なものはいくつかあります。今のところ、重大な症状も出ていないし、診療に行かなくてもいいかな?と思いがちです。しかし、放置しておくと貧血、低体温、心不全などの発病の可能性がありますので、もしかしたら・・・と感じられたときは速やかに診療に行くことをお勧めします。

 

(photo by:http://pixabay.com/

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-07掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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